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ギター購入騒動記(40)

2018年4月下旬 エフェクターの購入検討を始める (1)

 ライブでメインで使っている「GP-10」についていくつか不満がありました。

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 まずは、コーラスのサウンドがあまり好きになれないことです。

 同じBOSSですが、コンパクト・エフェクターのCE-2を使っている時は、そんな事は思ったことはなく、ソロでもバッキングでも軽めにかけっぱなしにしていたのですが、GP-10やGR-55になってからコーラスに関してはいくら調整しても、バッキングはともかくソロの時はなんか気に入らなくて、入れたり切ったりと試行錯誤していました。

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 理由がこれだけなら、CE-2を買いなおして「終了」となるのですが、実はメインで使っている「クリーン・トーン+ディレイ+リバーブ」のサウンドもGP-10を使って試行錯誤していじっているうちに、どうしていいのかわからなくなってしまいました。パッチやダウンロードしてゲットした音源も良いものは沢山あると思うのですが、クリーン・トーンのサンプルはそんなに多いわけではなく、エフェクターに詳しくない僕は段々今の状態から色々いじり倒すのが億劫になってきました(笑)。

 そこでこう考えました。同じいじり倒すなら新規一転別のエフェクトを使ってみよう!と。演奏のうちの7割を占める「クリーン・トーン+ディレイ+リバーブ」は、あたらしいエフェクターでサウンドメイクし、GP-10は残りの3割のサウンド「GR-300(メセニーもどき)」「フレットレス・ギター」として今まで通り使用、GR-55は自宅で色々実験し、必要に応じて使っていこう!こんな感じに方針が決まりました。

 早速、ネットや楽器屋、知り合いのギタリスト達からの情報収集を始め、購入候補品を絞り込む行動を始めました。

 つづく。

Phrase Database (7)

 今回は最近のジャズギター学習中の方にはあまりなじみがないのかもしれませんが、秋山一将さんのフレーズです。

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 秋山さんと僕とのかかわりは、僕のブログ「僕の音楽史」ってやつで分かると思いますが、僕が大学時代、ジャズギターを勉強し始めた頃にどっぷりハマり、レコードからライブから何ほどもフレーズコピーしまくりました。このフレーズ、今でも似たような感じで僕は弾きます。完全に指癖になって、自分の血となり肉となっております。

 オーソドックスなフレーズです。そして3小節目から5小節目にかけてはジョージ・ベンソンに思いっきり影響を受けているのがうかがわれますね。

 彼の事を知らない方もフレーズをなぞってみてください。

 動画は最初はゆっくり目で2回、後は速めで3回ほど弾いてます。

僕の音楽史(82)

【大学1年生(1980年~81年)】

 夏合宿が始まりました。確か苗場のブルーリッジというペンションだったと記憶しています。当時はスキー・ブームまっさかり、大学生は皆、冬になるとスキー担いで苗場に行ったものです。したがって、宿泊した学生たちが夜を遊ぶためのディスコが併設されていたペンションが結構あったようで、シーズンオフの夏場には我々のような音楽団体が合宿する場所として提供していました。

 そんなディスコでレギュラー・バンドは朝から晩までずっと練習しています。そして、彼らが練習している時間は我々新入部員は何をやっているかと言うと「写譜」ってやつです。

 「写譜」って何かって言うと、アレンジャーから上がってきた鉛筆書きのスコアを、譜面や音符を書くための専用の万年筆みたいな「写譜ペン」で各パートごとに五線紙に書き写す作業です。市販の譜面を使うこともあるのですが、発売されていないものやオリジナルアレンジのものを演奏するためにプロのアレンジャーにお願いしてスコアを書いてもらうこともやっていました。現在ではパソコンの譜面ソフトがあるので、こんな作業もきっとないのでしょうね?!

 我々の写譜が終わらなければ、レギュラー・バンドはその曲の練習に取り掛かれないわけで、それこそ毎日新入部員全員(とは言ってももうすでに10人はいない状況でしたが・・・)で分担して、ほとんど毎日徹夜同然で書いていました。僕は正直あまり綺麗に書けませんでしたし、音楽的知識もあまりありませんでしたので、写し間違いも多く、先輩たちからはあまり評判が良くなかったように思います。

 そうは言っても、日中は多少の個人練習の時間もあったので、その時は秋山一将さんとジョージ・ベンソンの二人をコピーする時間にあてていました。また、ジュニア・バンドの練習も1時間ぐらいはあったと思います。

 この合宿を期に、以前このブログで書いたレギュラー・ピアニストの寺さんがコンサート・マスター(コンマス)になったので、練習の際に自らが演奏することもなく、話す機会もなくなりました。もともと「山野ビッグバンドコンテスト」で「優勝」するための強化合宿なので、相当のプレッシャーだったと思いますが、当時はそんなことは全く考えませんでしたし「教わったり演奏を聴く機会が減ってつまんないな」くらいに感じていました。

 合宿も中盤にさしかかった頃、「合宿の時にジュニア・バンドがレギュラー・バンドの前で演奏し、新入部員は必ず曲の中でソロを与えられる」という話を聞きました。

 「さーて、困ったぞ」と思いました。当時は謙遜でもなんでもなく、僕はいわゆる「ジャズ・ギター」は全く弾けませんでした。「ロック出身、フュージョンで挫折」って状態ですから、フルバンドの中で、しかもエフェクターを使わず生音でソロを弾くなんて到底無理です。

 僕が弾かなくてはいけない曲は「ウェイブ(ジョビン)」でした。誰かギタリストで弾いているやつを参考にしたかったのですが、合宿に来ているので、レコードを買う事も出来ず、自分で考えるしかありませんでした。

 この「ウェイブ」の僕のソロにまつわるレギュラー・ピアニスト「寺さん」の一言。言った本人は「酔っぱらっての一言」なので、全く記憶にないと思いますし、この話は今まで誰にも、そして本人にも話したことがありませんが、僕のギタリスト人生の中での「大きな一言」になりました。

 その辺の話は次回に書くことにします。




※下写真のKLMS(慶應ライトミュージックソサイエティ)は我々の時代のものではありません。

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ジャズギター裏口入学(19)

【まずどんな曲から練習を始めるか(4)】

 今回は「一発もの」といわれる曲について学習のポイントを話そうと思います。

 「一発もの」、ここでは「ソロの部分がコード変化がないもの」あるいは「コード変化はあるものの一つのスケールで弾けてしまうもの」と定義します。乱暴に分けてしまうと「マイナー7th一発」と「7th一発」に大きく分けられると思います。ここではジャズの中では比較的多い「マイナー7th一発」のことについて限定して説明します。

 代表的な曲はやはりマイルス・デイビスの「ソー・ホワット」「マイルストーン」と思いますが、それ以外でも色々なミュージシャンがこの形式を借りてオリジナルの楽曲を作っています。

 この「マイナー7th一発」形式の楽曲を学ぶことは大きく3つのメリットがあります。

(1)フレーズのストックを増やせる
 とにかく、コードが一つなわけですから、コード進行やチェンジ、あるいはスケールを気にかけずにどんどんコピーしていくことができます。マイナー7th一発ですから、基本はドリアン・スケールをメインで演奏しているケースが多いですので、このスケールを把握していれば、何とか採譜もできるはずです。そして、ドリアンスケールはマイナーペンタトニックの音を含んだスケールですから、応用範囲がとても広く、どんどん実践で使っていけます。

(2)コードのバリエーションを身につけることができる
 一発コードだからと言って、同じポジションのマイナー7thコードを延々弾き続けているギタリストなんていません。たった一つのコードネーム、たとえばDm7の中で、ギタリストたちはさまざまなポジションで色々な音を含んだコードを弾いています。これを採譜することで、逆に皆さんが譜面の中でマイナー7thコードを見て弾くときのバリエーションを身に着けることができます。また、ここでは言葉の意味は説明しませんが、マイナー7th一発特有の「モードっぽい4度重ね」のかっこいいコードを身につけることができます。そして、この和音を普通のスタンダードにさりげなく利用するととってもモダンなかっこいい演奏ができます。

(3)アウトサイドのプレイを学べる。
 (2)のコード同様に、マイナー7thだからと言って、「ドリアン・スケール」だけで演奏している人なんていません。単調さを避けるため、皆、色々なスケールを駆使して、かっこいいアウトサイドラインを弾いています。なんたって「ドリアン・スケール」を中心としたマイナースケール以外のスケールを弾けば、ある意味「アウトサイド」と言えるわけですから。

 次回は、今日書いた内容が具体的にどのようなことかを譜面と動画を使ってわかりやすく説明しようと思います!

 お楽しみに!

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Jazz Rock 必見動画!(24)

【John Scofield & Chris Minh Doky / Alone Together】



 再生回数を見ると紹介するまでもない有名な動画なのかもしれませんが、僕は初めて見ました。

 10年ほど前の映像のようですね。しかも、珍しくデュオで、スタンダート、そしてほぼクリーン・トーン、そしてライブでのグリグリという感じではなく、程よく力が抜けた、また映像作品を意識してかアドリブもワンコーラスにすっきりまとめ、演奏はもう素晴らしいの一言ですね。

 こんなジョン・スコなら何時間でも聴いていたいですね。もちろん、グリグリのジョン・スコも好きですが・・・。ワーミー・ペダルを使うのは、ちょっと・・・・。

 前も書きましたが、こんなスタンダード・アルバムをぜひ作ってほしいですね。キース・ジャレットのスタンダーズ・アルバムの様にいろんな時期の色んなスタンダードをジョン・スコで聴いてみたいです。


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僕の音楽史(81)

【大学1年生(1980年~81年)】

 ライトは他の大学サークルと同様で夏と冬の年2回に合宿に行きます。その合宿はそれぞれ目的があって、夏は「山野ビックバンドコンテスト」に向けての強化練習、冬は3月に行われる「リサイタル」のための練習という事でした。数か月在籍していた感じでは「遊びに行く」感じではないことは容易に想像できましたが、ジュニア・バンドの先輩達からは色々と聞かされてはいました。

 今振り返ってみると、この合宿前がライトを辞めるラスト・チャンスだったのかもしれません(笑)。夏合宿までのわずかばかりの練習のない休みで、少しづつ行くのが面倒になっていましたし、「秋山一将」さんのフレーズ・コピーを始めた頃でレギュラー練習にお付き合いする時間が正直もったいないと思っていました。

 秋山さんを聴きこんでいくうちに、「ジョージ・ベンソン」とのフレーズの共通点をかなり見つけました。「秋山さんもベンソンの事を相当研究してるな?」と思いました。以前同期の川島君から録音してもらった「ブリージン」に合わせて、「イン・フライト」も録音してもらい、併せて徹底的にコピーを始めました。ただ、この時点での僕のギターレベルでは二人の速いパッセージなどは採譜不可能でしたし、たとえできたにしても弾くことはできませんでしたので、ゆっくりなテンポのフレーズを中心にコピーしていきました。

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 ライトのレギュラー・バンドの練習時に、ジュニア・バンドのメンバーはいつのころからか交代で「デンスケ番」ってのをやらされていました。

 「デンスケ」

 これは70年代に音楽に携わった人なら知っていると思いますが、ソニーの名器「カセット・デンスケ」のことです。

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 「デンスケ番」ってのは何をやるかって言うと、レギュラーの練習の時にこの「カセット・デンスケ」の前に座り、練習を逐一録音し、コンサート・マスター(以後コンマス)の指示のもとに「頭出し」をして「プレイバック再生」する係です。今の時代のデジタル録音ではありませんので、「一発頭出し」は出来ません。コンマスが皆に指示を与えている間に、メーターを「000」に合わせ、録音ボタンとポーズをかけて待機します。そして、演奏が始まると同時にポーズを解除して録音します。そして、コンマスが演奏を止めると同時に録音を止め、メーター「000」を目安にカセットの頭出しをして、コンマスのプレイバックの指示で再生・・・・。この繰り返しです。慣れるまでは録音に失敗したり、頭出しにまごついたりする事もあり、ひどく怒られました。

 とにかく、こんな時間を無駄にしないためには、なんか意味を見出さなくてはいけませんので、以前も書きましたが、僕はこの機会に「レギュラー・メンバーの演奏の通信簿」を心の中でつけていました(笑)。練習の中で、セクションごとに何度も同じ箇所をやり直させられたり、時には放し飼い(一人でみんなの前で演奏させられること)になったりしていたので、全員の演奏を聴く絶好の機会でした。そして、「ジャズ」と「ジャズ以外」「ブラス・バンド」のノリの違いや「個々のインプロビゼーションの力量」などがよくわかりました。先輩達には失礼と思いましたが、こんな事でもやってないと、やる意味が見いだせなかったのです。



 合宿が近づきました。ジュニア・バンドのバンド・マスターでもあり、レギュラー・ドラマーでもあるD年の中村さんが合宿初めての我々C年に合宿の注意事項を話します。

 「写譜ペンを必ず持ってくること」

 「写譜ペン???」

Pat Martino奏法研究(65)

【第7章】 グルーブの秘密(4)

 今回はPatの「グルーブ」や「ノリ」の重要な要素となっている「繰り返し」と「規則性」について解説します。

 まずは下の譜面と動画をご覧ください。

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 このフレーズ、ロックギタリストもよく使う3連フレーズですね。彼はこのフレーズ(いくつかバリエーションがあるのですが)を「一体いつまでやるんじゃい!」てくらいまで延々とやり続けます。これを1拍の3連符でやるとリッチー・ブラックモアです(笑)。でも、パットの場合はちょっと違っていて、「8分音符の3つ取り」とでもいうのでしょうか、3つの音の頭のF#音が微妙にずれていきます。8分音符を3つで取ってるわけですから、4拍子の中でやると3と8(1小節は4拍で8分音符が8個)の公倍数、「24」、つまり8分音符24個分の3小節で1回転して元に戻ってくる感じです。

 「グルーブ」「ノリ」という意味で注目してほしいことを2つ書きますね。

 一つ目は譜面の手書きアクセント記号の部分、3連の3番目の音であるB♭音、これを少しだけ強調して弾きます。そして、2番目のG音は少し弱め。ただ動画は音を確認する意味でも多少単調に弾いています。
 ただ、パット本人も無機質な感じでやりたいときはあえてこの強弱をつけずに弾くこともありますし、逆に盛り上がって「どうだ!まいったか!」って時はあえて強調してアクセント付けたりとまちまちです。

 2つ目、今回はこれが一番のポイントなのですが、F#→Gの半音の部分で譜面のスラー記号の部分だけは、ピッキングせずにハンマリングで音を出します。そして、最大ポイントですよ!このF#→Gをピッキングとスラーで弾くことを、必ず交互にやります。そう、必ず交互ですよ!!彼の3連のこの手のフレーズは全てこういう風に弾きます。下の動画でピッキングを確認してください。わかりやすいように動きを大きくしてます。





 この「繰り返し」と「規則性」、そして「規則性の繰り返し」、これが彼の「グルーブ」「ノリ」の重要な要素のひとつです。


 次回は彼のフレーズから「規則性の繰り返し」のもう一つの際立った例をご紹介します。

 お楽しみに!

 

ジャズギター裏口入学(18)

【まずどんな曲から練習を始めるか(3)】

 前回ブルースの時に下の様な事を書きました。

 「単音で弾けるようになったら、曲によってはハモリ(3度や6度)、オクターブ、譜割を変えるなどちょっとだけアレンジしてみると良いと思います。」

 このことについて具体的にどういう事かを説明しますね。何故かと言うと、これが初心者と中級以上のプレイヤーの大きな違いと思うからです。

 題材はB♭のブルース「ブルー・モンク」で解説します。

 まずは単音で弾いてみますよ。


 あえて単調に弾いてますが、もう少し気持ちを込めて弾いてあげるだけで、単音でも十分オーケーかもです。ただ、一人で弾いているとそうでもないですが、バンドの中でやると、ギターの音は思いの他しょぼくて、これではなんか物足りなく感じます。

 三度でハモッてみます。ガットギターなので、ちょっとキュッキュッとうるさいですがご勘弁を!




 一音追加しただけで音に厚みが出ますよね。でも、三度のハモリって、なんか普通ポカったりしますよね。今度は6度でハモってみますよ。



 どうですか?少し、モダンな感じがしませんか?

 最後に、3度ハモりから始めて2コーラス目で6度、そして自分なりにところどころ譜割りを変えたりして、自由にに弾いてみます。


 
 単音でテーマが弾けるようになったら、それで「俺はXXの曲が弾ける」って人が多いです。自分の大好きなギタリストの演奏をよく聴いてみてください。テーマをただ譜面通りに単音だけで弾いているギタリストはいませんよね?みんないろいろ工夫して弾いてます。そして、それがその人の個性ですよね?

 単音で弾けるようになったら、色々なギタリストの演奏を参考に、自分のレベルにあったアイディア、アレンジを施して演奏するようにしてください。その重要性は、ひとりでメトロノームに合わせて練習していては気が付きません。他の楽器と演奏し、ギターの生音の弱さに気が付き、そんな中で「自分の音を聴いてもらえるにはどうしたら良いか?」とか「音のしょぼさを逆に利用する手はないか?」など色々考えないとだめですよ。

 次回は「一発もの」についての学習法について書こうと思います。

 
 

僕の音楽史(80)

【大学1年生(1980年~81年)】

 定期試験が終わり、夏合宿までのライトの練習がないある日、家でゴロゴロしているとテレビのコマーシャルで妙にかっこいいサウンドが流れているのを耳にしました。

 「ん?何だ?誰の演奏だろう?」

 その時はわからなかったのですが、次にそのコマーシャルを見た時に映像のテロップを確認しました。

 「パット・メセニー?あっ!」

 以前このブログでも書きましたが、同じライトの新入部員川島君から録音してもらい、僕的には全く評価の低かったあの「パット・メセニー」でした。

 なんどもそのコマーシャル映像を見るにつけ、そのメロディーがすごく耳に残るものだたので、レコードを買ってみることにしました。そのレコードが下の発売間もない「アメリカン・ガレージ」でした。今では何のコマーシャルであったかは記憶にありません。なんか、画面全体にベールがかかっていて、画面いっぱい白いイメージで、洋食器が映っていて、メセニーの左手の映像が映って、微笑みかけていて....記憶があいまいなので違っているかもしれません。

american garage


 レコード盤に針を落とすと、いきなりコマーシャルで聴いた例のサウンドが耳に飛び込んできます。一曲目の「(クロス・ザ)ハートランド」です。

 「これ、これ、かっこいい!!」

 B面に針を落とします。いきなり、8ビートのパワフルなドラムのイントロです。

 「何だこりゃ?ロック、あれ?でもギターの音が歪んでいない!しかも転調だらけ.....。」

 もう、この2曲でノックアウトでした。

 これが「パット・メセニー」と僕との関係(?)の始まりであり、この時以来この気持ちはずっと今も続いています。メセニー・ファンの中ではこの「アメリカン・ガレージ」は随分とポップになった問題作でもあり、酷評されてもいました。でも、僕はパット・メセニー・グループの中では5本指に入る名作と思っています。今も僕はこのアルバムのタイトル曲「アメリカン・ガレージ」を自分のリーダー・バンドで取り上げて演奏しています。





 ライトの合宿前に色々と嫌なことを耳にしました。


 「写譜」 とか 「デンスケ番」とか.......。


 とりあえず一番の問題は、レギュラー・バンドのメンバーではない僕にとって、先輩たちが練習している間、いったい何をして過ごしてればよいのだろう??ってことでした。



 
 

 

Jazz Rock 必見動画!(24)

【竹田和夫(CREATION)と味わうOriginal “Burst” Les Paulの世界】



 こりゃ、たまらん。「竹田和夫」さんファンやレスポールマニアは必見ですね!

 ナチュラルな歪みサウンドや入魂のチョーキングはもう悶絶です。

 竹田和夫さんは僕がロックをやっていた中学~高校生の頃に一番影響を受けたギタリストで、今でも敬愛しています。高校の頃の僕のギターはこんな感じに弾くのが得意でしたね。その後大学からジャズを勉強して色々な難しいことやテクニックも学びました。そして僕はそんなテクニックや知識が邪魔をして、もうこんなストレートなブルースロックは弾けません。

 レスポール、やはり最高のギターですね。

 レスポール万歳、そしてギブソン頑張れ!!!!

2018-05-20 (1)
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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