ソロ・ギター道場(48)
ブルース最後の解説10~12小節目の部分です。
ここは1小節目のG7に向かうところですが、それこそ限りないパターンが考えられると思います。ありきたりの3パターンを紹介します。この「ありきたり」がいつもしっかり出てくることが、実は大切だと思います。
パターン1はⅠ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴとやる、G7-E7-A7-D7ですね。基本中の基本でベースラインを入れ、半音進行するだけで気分はジョーパスです。
パターン2はG7 B♭7 A7 A♭7 です。B♭まで上がって半音で降りてきます。ソロでは僕はあまりやらないですが。
パターン3はジョーパスがよくやります。G7 / B♭7 E7 | E♭7 D♭7 D7 A♭7 |みたいな感じです。E♭→D♭→Dという様にD7を目的にE♭とD♭で挟み撃ち、ディレイド・リゾルブ(遅れて解決)と理論書には書いてあります。
次回は今まで書いてきたことを応用してブルース演奏を通してやってみたいと思います。

ソロ・ギター道場(47)
ソロ・ギター道場(46)
今回は7〜8小節目です。
ここの部分はⅠ度(G)から9小節目に登場するⅡ度(A)に向かう部分で色々なパターンがあります。要は最終的にⅡに落ち着けば良いのであって、どう回り道しても良いわけです。こう考えると寄り道の仕方は限りないのですが、代表的なものを3つ紹介します。
まず1つ目。一番先に覚えました。G(ここではメジャー7thを弾いています)→Am7→Bm7→E7→A7と行くパターンです。ジョーパスはあまりこの進行にはいきませんが動画の最後の方みたいに弾くとそれっぽくなります。
次はG7→C7→Bm7→B♭m7→A7という動き。最初にC7に上がりきってしまい、そこから半音ずつ降りて来ます。後半は13thのテンションを入れてみました。ジョーはこっちの方がよく出て来ます。右手の弾き方次第でそれっぽくなります。
最後はG7→G♭7→F7→E7→A7の半音進行です。
あと、動画はないですがG7→C7→F7→B♭7→A7ってのをジョーがよくやることを忘れていました。
色々試してみてください!

ソロ・ギター道場(45)
今回は5〜6小節部分です。キーがGのブルースですからこの部分はⅣ7(C7)です。2小節8拍をずっとC7では間が持たないですから大概はC#dimを6小節目の4拍もしくは最後の2拍を入れることが多いいです。下の動画です。
またまた、ジョー・パス技になるのですが、C7 ≒ Gm7と考えてFm7→F#m7→Gm7( ≒ C7)という動きを作ります。そして、G音を鳴らす時にA♭→G♭→Gという挟み撃ちでG音を鳴らします。これ、確かDelayed Resolve(遅れて解決)というジャズのフレーズの特徴です。下の動画です。
最初の3拍をフレーズを弾いてからFm7→F#m7→Gm7を入れてA♭→G♭→Gを単音ではなく9thコードの5度音と考えてハモって弾くと下のような感じ。俄然ジョー・パスっぽくなりました。
次は7〜8小節部分の色々なパターンをご紹介します。
