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Pat Martino奏法研究【完全版】 第5章 Capture Of Fingerboad(2)

 パットのような淀みない長尺のソロを弾くためにはフレットを隅から隅まで使えなくてはいけません。これは一つのフレーズをある特定のポジションだけでしか弾けないようでは絶対に実現できません。

 前回は「ラシドレシラ」を色々なポジションで弾けるようになること、そして、その指板上での法則性を解説しました。今回は「ラシドレシラ」ではなく、パットの18番のフレーズを題材に色々なポジションで弾く練習をします。

 タブ譜を参考に弾いてもらえばわかるとは思いますが、彼のソロには必ず複数回出てくる得意中の得意フレーズです。8分音符で2小節のフレーズです。

 今までここで解説してきた5つのフォーム(FORM1〜FORM5 第2章Horizontal Movement(1)参照)全てで、彼の得意フレーズを弾きます。FORM1から順番に2→3→4→5とHorizontalに上昇し、全く同じフレーズを弾きます。譜面も1段目はFORM1、2段めはFORM2...という感じです。参考動画を付けておきましたので、各自練習してみてください。

指板攻略2-1
指板攻略2-2
 


 これができるようになれば、ポジションにとらわれないフレージングでソロプレイを行うことが可能となります。

 練習してみてください!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Pat Martino奏法研究【完全版】 第5章 Capture Of Fingerboad(1)

 今までHorizontal(水平)、Vertical(垂直)そして、その両方を使ったMovement(動き)の解説をしてきました。これが完全に頭に入っていて、実践できればマルティーノのような長尺の淀みないフレーズを弾くことができます。そうは言ってもなかなか難しく、僕のようにずっと彼を研究してきた者でさえ,まだ100%ではありません。

 そこで、Caputure Of Fingerboad(指板の把握)というタイトルで、もう少しポイントを絞り、指板を隅々まで使えるようにするための把握方法やアイデア、そのための練習等を紹介していきます。同じフレーズを色々なポジションで弾けるようにし、先に体系的にお話ししてきたHorizontal&Vertical Movement に照らし合わせて確認していくことで、自由自在にFingerboadを使えるようになっていくと思います。それでははじめます。

 まず、下の譜面と動画を見てください。ABCDBA(ラシドレシラ)を色々なポジションで順番に弾いています。ポジションはタブ譜を参考にしてください。(今回から譜面にはなるべくタブ譜をつけるようにします。)

指板攻略1



  このように同じフレーズを色々なポジションで弾けるようにならなくてはいけません。

 2小節単位で区切って確認してみてください。

 1小節目の1オクターブ上の音が2小節目です。そして、押さえ方に下のような法則性があります。

 ・1小節目の最初のA音を人差し指で押さえた時は2小節目の最初のA音は小指で押さえます。
 ・1小節目の最初のA音を小指で押さえた時は2小節目の最初のA音は人指指で押さえます。

 ただ闇雲に色々なポジションで練習するのではなく、こんな法則性を頭に入れて練習すると、すぐに色々なフレーズを色んな場所で弾けるようになります。

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Pat Martino奏法研究【完全版】 第4章 Vertical&Horizontal Movement(3)

 それでは今回はVertical&Horizontal Movementの集大成としてデモ演奏をしてみます。

 コード進行はC7(8小節)A7(8小節)D7(8小節)B♭7(8小節)の32小節を1Chorusとして5Chorusを弾いてみました。これは、Patの代表曲でもあり、一番人気の曲「The Great Stream」のソロ・パートの一部分です。

 マイナーコンバージョン的にはC7はGm7、A7はEm7、D7はAm7、B♭7はFm7にコンバージョンして、それぞれドリアンスケールを中心にフレージングしています。今回は「総合」ということで、「ここがHorizontalだ」とか「ここはVerticalだ」とかはお話ししません。ところどころ行ったり来たりしています。ただ、全体的に最初の3ChorusがHorizontalにネックのローからハイポジションへ、そして残り2ChorusはハイからローポジションへとHorizontalに動いていくことを意識して弾いています。最初のC7はGのドリアンスケールのFORM1で始めて段々とネックを上昇していきます。そして、4Chorus目のC7はFORM1の1オクターブ上のポジションから段々と下降していきます。

 デモ演奏とは言っても勿論パットのようにはいきませんし、あくまでレッスンのデモとしての演奏なので、アドリブ演奏として鑑賞に耐えるものとは言い難いのですが、イメージは掴めるのではないかと思います。

 動画を参考に頑張ってみてください!



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Pat Martino奏法研究【完全版】 第4章 Vertical&Horizontal Movement(2)

 前回の続きをやっていきます。 

 C7を4小節、A7を4小節の8小節を1Chorusとして2Chorus弾いてみます。まずは1Chorus目の最初のC7は4FORMからスタートします。そして次のA7はFORM5で弾きます。これはVertical Movementです。

 そして2Chorus目のC7を弾く時は親指を11フレットあたりに移動させ、A7で使ったFORM5でC7を弾きます。これはHorizontal Movementです。次のA7はFORM1で弾きます。これはVertical Movementです。ここでのFORM1は1オクターブ上になります。

 前回同様にVertical Movement→Horizontal Movement→Vertical Movementを交互に使いながらポジションが下から上へと上がって行きますが、結構ハイポジションになり、箱モノやカッタウェイのないギターを使っている人は弾きにく
いですが、頑張ってください!
 今までと同様にVertical Movementでの共通の指板の部分は●です。

 下の指板図と動画を参考ににやってみてください。

VM→HM2


Pat Martino奏法研究【完全版】 第4章 Vertical&Horizontal Movement(1)

 今度はHorizontal MovementとVertical Movement の2つの動きを使ってC7→A7を弾いてみましょう。

 C7を4小節、A7を4小節の8小節を1Chorusとして3Chorus弾いてみます。まずは1Chorus目の最初のC7は1FORMからスタートします。そして次のA7はFORM2で弾きます。これはVertical Movementです。

 そして2Chorus目のC7を弾く時は親指を5フレットあたりに移動させ、A7で使ったFORM2でC7を弾きます。これはHorizontal Movementです。次のA7はFORM3で弾きます。これはVertical Movementです。

 最後の3Chorus目のC7は7フレットあたりに親指を移動させ、A7で使ったFORM3でC7を弾きます。これはHorizontal Movementです。次のA7はFORM4で弾きます。これはこれはVertical Movementです。

 このようにVertical Movement→Horizontal Movement→Vertical Movement→Horizontal →Vertical Movement→Horizontal Movementと交互に使いながらポジションが下から上へと上がって行きます。

 今までと同様にVertical Movementでの共通の指板の部分は●です。

 下の指板図と動画を参考ににやってみてください。

VM→HM






プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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