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2019年8月新潟ライブ紀行(8)

【2019年8月17日(4)】

 さあ、ジャズフラッシュに戻ってリハーサルです。

 この日のために僕は新潟の知り合いからギターアンプを借りていて、既にお店に持って来ていただいていました。フェンダーのツィードベースマン45W、20センチのスピーカー4発の死ぬほど重いアンプですw。サイズが結構大きめなのでフルアコではハウリングが多少心配でしたが、全く問題ありませんでした。音の輪郭がくっきりで素晴らしい音でした。
 昨年はレスポール・カスタムでの演奏でしたが、今年は175、それも最近購入したお気に入りの1PU仕様のES-175D Reissue VOS Vintage Sunburstです。エフェクターは今年はGT-1(マルチ)を持って来ています。

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 リハーサルについては演奏そのものはイントロとエンディングの確認にとどめ、大半を各楽器のバランスやモニターのチェック、PA等の確認に時間を費やしました。特にベーシストの多田君のコントラバスはガット弦、それをマイクで拾ってお店のモニターから出力するというこだわりのやり方で、色々と試しました。結構わがままを言っていましたが(笑)、マスターはそれに快く付き合っていただき、最終的に本番では最高の音場環境で演奏できました。

 本番1時間前からお客様が少しづつご来場です。高校時代の同級生(高3の時のクラスが違った関係で、一人として覚えていませんでした!ごめん!)やジャズ好きの叔父さん、その仲間たちも集まってきました。

 本番30分前に3人でお店近くの蕎麦屋で軽く夕食を食べました。他の二人はともかくとして、僕は多少緊張していたかもしれません。故郷での演奏、そして新潟ジャズの聖地ジャズフラッシュでの演奏です。そして、左手の調子が少し気がかりでした。昨年のジャズフラッシュでの演奏時に左の痙攣で1曲だけではありましたがうまく弾けず、演奏をやり直したこと、そしてその症状が東京でも数ヶ月前に頻繁に起こっていたことが急に気になりました。

 僕だけ本番用の服を着ていなかった関係もあって、二人を後にして先に店に戻りました。

 さて、いよいよ演奏の開始です!

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2019年8月新潟ライブ紀行(7)

【2019年8月17日(3)】

 みかづきで「イタリアン」を食べた後、また15分ほどかけて徒歩でジャズフラッシュに向かいます。

 1年ぶりのジャズフラッシュ、マスターが美味しいコーヒーで出迎えてくれます。何度訪れても抜群の雰囲気を醸し出す素晴らしいお店です。まさに「新潟ジャズの聖地」と思います。マスターに二人を紹介し、30分ほど会話を交わした後にリハーサルまでの約3時間、久しぶりの新潟の街を堪能しに3人で出かけることにしました。演奏旅行ではライブだけではなく、これも大きな楽しみの一つです。

 まずは茜ちゃんリクエストの「日本海」です(笑)。僕自身ももう何十年も目にしていない、もしかしたら大学入学で東京に来てから一度も見ていないかもしれません。タクシーで10分ほどで海の近くまで行ってもらいました。

 天気に恵まれ雲ひとつない快晴です。水平線の方は曇っていたので、残念ながら佐渡は見えませんでした。

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 海辺を30分ほど歩きます。こまめに水分補給し、熱中症対策です。多分34℃くらいはあるのでしょう。歩きながら我が母校新潟高校が比較的近いことに気がつき、お二人には関係ないとは思いましたが、新潟高校まで付き合ってもらいます。随分と様変わりしていましたが、面影は残っています。正門前で写真を撮ってもらいました。もしかしたら一生来ないかもしれませんので。

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 新潟高校前からバスに乗り古町まで戻り、二人に昭和初期の面影が残る本町市場を紹介します。多田君は何かお土産を買っていましたね。

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 リハーサルまでもう少し時間があったので、急に「かき氷が食べたい」と多田さんが言い出したので、三越店内で写真の甘味をいただきました。しょうもない親父ふたりであります(笑)。

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こんな感じで思い出深い新潟を堪能できて満足、二人も初日本海を楽しんでいただけた様で何よりです。

 さあ、ジャズフラッッシュに戻ってリハーサルです。



 

2019年8月新潟ライブ紀行(6)

【2019年8月17日(2)】

 ギターを背中に担ぎ、コントラバスを転がし、ドラムパーツをガラガラと引きづり、3人のミュージシャンは万代シティの「みかづき」に向かいます(笑)。

 「イタリアン」この新潟市民がこよなく愛するB級グルメの最高峰、ソウルフードともいうべき「みかづきのイタリアン」を2人に絶対食べさせてあげなくてはと考えていました。

 万代シティは新潟駅から最初のライブ地でもあるジャズフラッシュとの中間地点、大きな荷物をバスに持ち込むのも気がひけるので、みかづきまでは歩いていき、そこでイタリアンを食べて一休みし、疲れを癒してからジャズフラッシュに向かうことにしました。

 少し道に迷いましたが、万代シティの「みかづき」に着きました。マックのような雰囲気になっています。

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 僕が新潟で暮らしていた高校までの間、イタリアンは2種類のメニューだけでありました。最初はいわゆる「イタリアン」だけ、その後「カレーイタリアン」ってのが新メニューとして追加されました。しかも、最初は金属プレート皿に盛り付けてあって、金属フォークで食べていたように記憶しています。高校くらいの時にお持ち帰りメニューが追加され、今のプラスティック容器とフォークが出て来たように思います。

 僕らが食べたのは下のメニュー。僕は昔なつかしの「カレーイタリアン」。多田君と茜ちゃんはそれぞれ違うメニューを頼んでいました。なんか色々種類がありましたね。

僕にとっては大変懐かしい味でしたが、彼らにとっては初めての味でしたが、気に入ってくれたようで、特に多田さんは「うまいうまい、東京でも食べたい!」としきりにつぶやいていましたので、来た甲斐があったというものです(笑)。

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食べながらジャズフラッシュのママさんにメッセンジャーを送って、PM1時過ぎに伺う旨を連絡します。

 そして、20〜30分ほど休憩し、台風一過の炎天下の中、ジャズフラッシュへ向かいます。

 つづく。

2019年8月新潟ライブ紀行(5)

【2019年8月17日(1)】

 お断りして起きますが、今回から数回は音楽話とは全く関係ありません(笑)。

 ライブ当日17日の9時30分発Maxときで新潟に向かいます。Maxときは2階建て新幹線です。実家が新潟で新幹線を使い何度も行き来していた僕にとっては全く目新しいものではありませんでしたが、これだけで彼等は少し盛り上がっているようです。

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 一番気にかかるのは多田君のコントラバスが新幹線にうまいこと積めるかってことでしたが、事前にネットで調べた通り2階建てということもあって、デッキの天井はかえって高く、何とか収まりました。ただ、乗降口に傾けて置いていることもあって、停車駅で降り口が右側か左側かを気にしてその都度ベースを移動させにいく必要がありましたが、一番デッキ側の席であったこともあり、まー何とかって感じです。もっともベーシストは楽器の運搬には常に付きまとう問題で、彼は慣れているようでしたが(笑)。

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 新幹線の中では新潟の食べ物や地域のこと、これから演奏するお店JazzFlashやFlowerpopの事など僕が知っている情報を彼らに話しておきました。もっとも、実家が新潟といっても生まれてから高校まで18年間しか住んでいません。残りの40年は東京生活なので、限られた、偏った情報ですが....。

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 ドラマー茜ちゃんは刺身系が大好物とのこと、また「海が見たい!」とFacebookに書き込みしていたので、今回はそのどちらも経験させてあげようと思いました(笑)。彼女は日本海側は生涯初めてとのことでした。僕は昨年ピアニストの柳君と来た時はそんなことは考えてもみませんでし、日本海や新潟の美味しい海産物などもう何十年もご無沙汰していたので、ちょうどいいタイミングと思っていました。そうそう、新潟のソウルフード、イタリアンも食べてもらわなくてはいけません(笑)!っていうか、俺も食いたい!!

 2時間ほどで新潟に到着です。ホームに降り立ち、歩き始めてふとあたりを見回すと茜ちゃんがいません。

 「あれ?!」

 キョロキョロ見回すと先頭車両でMaxときのマークを背に自撮りしていました(笑)。

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 確かMaxときはもうまもなく上越新幹線からなくなると聞いていました。折角なので、3人でマークを背に自撮りしました(笑)。もう、完全に旅行気分です(笑)。

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 宿泊は駅南口すぐのアートホテルでしたので、先にチェックインをします。そして、重たい楽器を持ち、担ぎ、そして転がしながら、15分ほどかけて3人は万代シティ「みかづき」に「イタリアン」目指して暑い中テクテクと歩くのでした。

 つづく。

 

2019年8月新潟ライブ紀行(4)

【2019年6月〜8月】
 
 日程を決めてから数ヶ月はまだ先の話でもあって、新潟プチツアーのことは忘れていましたが、6月も終わりになる頃にそろそろフライヤーでも作らなきゃと思い、下写真のフライヤーを自前で作ってお店に送りました。

 日程がお盆休み後半に被っていることもあって、新幹線切符をとるのには苦労しました。行きは1ヶ月前の早割35で取れたのですが、帰りは第3希望まで跳ねられてしまい,やむなく正規料金となってしまいました。

 新潟に帰る前のトリオでのライブを7月24日国分寺Gieeにブッキングしていましたので、このライブを新潟ライブの予行演習的位置付けと考えていました。このライブに向けてリハをやり、それを24日のライブで実践、生録のプレイバックを聴き、イメージやアイディアを膨らませ、そして再度8月14日に再度リハで確認と修正を行いました。

 曲の半分はいつもやっているスタンダード、残りはマルティーノやメセニー、そして茜ちゃんオリジナルや多田くんフューチャー曲などで構成しました。スタンダードとは言っても、イントロやエンディング、テーマのコード進行やペダル・トーンなどの多少のアレンジを加え、「バンド感」を出すようにしました。

 2日間演奏するので、曲はなるべく被らないようにしました。両日来てくれる予定の人も何名かいましたし、何よりもプレイヤーの我々が飽きがこないように配慮しました。

 台風の進路を気にしながら、とうとう待望のライブ当日となりました。9時30分上越新幹線ホーム集合で旅の始まりです!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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