Pat Martino奏法研究【完全版】 第6章 Phrase & Groove(9)

最初はゆっくりと、その後は少し速く弾いています。このフレーズはパット独特のフレーズでもなんでもなくって、ジャズでは頻繁に出てくる、定番中の定番フレーズですが、マルティーノのソロでも頻出です。
彼は次の小節の用に、トップにC音(ルート)を一緒に鳴らして、下の動画のように弾く事が多いです。トップC音は正確になってなくても良いんです。ラフな感じで良いんです。これで、少しフレーズに厚みが出てきます。また、ミディアム以下のテンポの時は、かなりタメた感じで弾いてます。少し左指の方は難しいかも知れません。トップ音を鳴らすため、最初の譜面を弾くときと、ポジションが違ってきますので気をつけてください。
あと、このフレーズを下のような感じに3オクターブに渡って、連結させて弾いたりします。このフレーズに限らず、あるモチーフを2オクターブ、3オクターブに渡って連結させて一つの長いフレーズを作るってのは、彼のよくやる手法です。

参考にしてください。