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Pat Martino奏法研究【完全版】 第6章 Phrase & Groove(9)

譜面最初の小節を弾いてみます。



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 最初はゆっくりと、その後は少し速く弾いています。このフレーズはパット独特のフレーズでもなんでもなくって、ジャズでは頻繁に出てくる、定番中の定番フレーズですが、マルティーノのソロでも頻出です。

 彼は次の小節の用に、トップにC音(ルート)を一緒に鳴らして、下の動画のように弾く事が多いです。トップC音は正確になってなくても良いんです。ラフな感じで良いんです。これで、少しフレーズに厚みが出てきます。また、ミディアム以下のテンポの時は、かなりタメた感じで弾いてます。少し左指の方は難しいかも知れません。トップ音を鳴らすため、最初の譜面を弾くときと、ポジションが違ってきますので気をつけてください。




 あと、このフレーズを下のような感じに3オクターブに渡って、連結させて弾いたりします。このフレーズに限らず、あるモチーフを2オクターブ、3オクターブに渡って連結させて一つの長いフレーズを作るってのは、彼のよくやる手法です。

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 参考にしてください。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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