FC2ブログ

ソロ・ギター道場(24)

【 Old Folks (5) 】

 ソロ・ギターやオールド・フォークスに限った話ではありませんが、アドバイスがあります。

 テーマAメロの1括弧と2括弧部分の弾き分けについてです。もう少し具体的に言うと、6小節目Am7(♭5)-D7(♭9)の後に続く部分で1括弧はG7、2括弧の時はGm7です。必ずと言うわけではもちろんないのですが、初心者の方々は特にここのG7の時とGm7をしっかりと弾き分ける必要があると思います。

 スタンダードには必ずと言って良いほど出てくる進行です。初心者の方々の演奏はこの部分を決まって両方ともGm7の感じで弾いている人が多い気がします。ジャズにはもちろん間違いなんてないわけですから、ダメというわけではないですが、違いをしっかり出していかないといけないと思います。

 G7とGm7の音の違いは何かと言うと「G7はB音、Gm7はB♭音(Gの3度の音がメジャーかマイナーか)」です。Fがキーの曲ですから、G7の部分もどうしてもFのメジャー・スケールをそのまま弾いて「B♭音」を出してしまいがちですが、ここをあえて「B音」をしっかり出して、弾き分けてみましょう。

 まずは動画1です。フレーズはAm7(♭5)-D7(♭9)の部分から弾いています。G7の時はしっかりとBナチュラルの音を使って「Gm7ではなく、G7」をあえて強調しています。動画のようにG7の♭5thのテンション「D♭音」をフレーズに取り入れると俄然G7っぽくなります。その後Gm7-C7の部分、今度は「BナチュラルではなくB♭音」を出しています。



 下の動画2はGm7の時、しっかりとB♭音を出し、Ⅱm7-Ⅴ7の典型的なフレーズを弾いてF△7に解決しています。



 ジャズ学習初心者の場合は(上から目線ですみません!)こういう細かい部分を意識してしっかりと弾き分けることが大切な気がします。ソロ・ギターとは話題が少し離れてしまいましたが、大切なことと思います。

 参考にしてください!

スクリーンショット

ソロ・ギター道場(23)

【 Old Folks (4) 】

 オールド・フォークスの4小節目のAm7-D7(♭9)→Gm7、要するにⅢ-Ⅵ-Ⅱの部分に着目します。下の動画の部分ですね。動画では前の小節B♭△7-E♭7のところから弾いています。



 このⅢ-Ⅵ-Ⅱの部分でよく使われる技をご紹介します。もちろん、この曲限定の話ではありません。下の動画のような技です。



 どうやっているかというと、下の指板図のとおりです。赤丸の内声が3番目のD7sus4までコロマチックに下降していくところがポイントです。そして、F#dimを経て、図にはないですがGm7にむかって行きます。トップ音は1弦5フレットのA音がずっとキープされています。

nori_000040.jpg


 Ⅲ-Ⅵ-Ⅱで使えるってことは当然Ⅱ-Ⅴ-Iの時でも使えます。

 この技は、バーニーケッセルの「イット・クッド・ハップン・トゥ・ユー」のイントロのソロ・ギター部分でやっていました。彼の場合はもっと凄くって、左親指で6弦もしっかり押さえています。僕はできないことはないのですが、どうも指がストレスで、失敗することも多いのでやりません。

 この技、確認して是非使ってみてください。下の動画でも使ってますので確認してみてください。

 
 

ソロギター道場(22)

【 Old Folks (3) 】

 3〜4小節目のDm7ーG7ーCm7ーF7ーB♭△7のところですが、まずは、そのまんま弾いてみます。



 G7、F7はG7(9)、F7(9)を弾いています。僕はこの曲に限らずⅢⅥⅡⅤⅠは大体下の動画の様に弾くことが多いです。

 まずは一つ目ですが、Ⅲ♭ⅢⅡ♭ⅡI(Dm7ーD♭7ーCm7ーB7ーB♭△7)の様に弾きます。m7は4度の音、7thは♭5音を入れると共通音となり良い感じになります。



 次はこんな感じ。Dm7ーE/FーCm7ーD/E♭ーB△69。この展開はジム・ホールで覚えました。4、3、2弦で弾くメジャー・トライアドがF→E→E♭→D→Cという風に半音進行していく(D→Cは全音です)のがとてもコンテンポラリーに感じて(今ではそんなことはないと思いますが)好んで使います。



 元の演奏動画が何の工夫もなく弾いたおかげで、いろいろ解説していきたいことがこの曲では残されていますね。

 お楽しみに!



solo old folks

ソロギター道場(21)

【 Old Folks (2) 】

 ちょっと間が空いてしまいましたが、やっていこうと思います。

 1小節目のEm7(♭5)-A7の部分、曲の出だしということもあって、ここはもう一番工夫しがいがあるところで、それこそ数限りないリハモができると思いますが、動画では一番オーソドックスなハーモニーで演奏しています。下の動画でいくつかの例を弾いていますので、確認いただけると良いと思います。

 まずは、これ。



 Em7(♭5)のところは下から順番に6弦開放弦でE、5弦7フレットE、4弦8フレットB♭、3弦7フレットD、そしてメロディーA音を2弦の10フレットで鳴らしています。A7は5弦開放弦A、4弦5フレットG、3、2弦の6フレットでC#、F音、そしてメロディーA音を1弦5フレットA音で弾いています。A7(♭13)ですね。

 次はこれ。



 Em7をEm7(9)にしてています。♭5th音は出していません。A7は先と同じです。

 次ははこれ。



 Em7のところ、2弦8フレットG音、1弦5フレットA音を全音でぶつけているところがミソです。A7はEm7で弾いた3弦7フレットD音を半音下げてC#音(3thの音)を弾く、Em7の内声を動かすだけにしてます。

 最後はこれ。



 布川さんに習いに言っていた時、こんな感じで弾いていたなと思い出してやってみました。

 皆さんも色々やっていただくと良いと思います。


反省・研究の元ネタ動画はこれです。




solo old folks

ソロ・ギター道場(20)

【 Old Folks (1) 】

 今度はOld Folks を取り上げみようと思います。

 この曲、ジャズのバラードの中では早い時期に覚えた曲で、今でもライブで必ずと言って良いほど演奏するのですが、今日の動画はその割にはダメダメです。赤点スレスレな感じですが、このあと続ける解説のネタができることもあって、あえてなんの技もやらずシンプルに演奏しています。



それでは次回からこの曲、この動画を題材に一緒にソロ・ギターを練習していきましょう!

solo old folks

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR