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Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(9)

 いやー、久方ぶりのブログ更新です。しかもPM研究は前回更新から2か月以上の日にちが経ってしまいましたw。

 読者もそんなに多くないですし、もうやめようと思ったのですがw、やはり「ライフワーク」、自分のギタープレーを整理するためにもやめるわけにはいきません。

 今回はホリゾンタルな動き、下から上(ローポジションからハイポジション)への動きです。

 下の動画を参考に譜面をさらってみてください。



Horizontal Movement(L⇒H)


 先のHorizontal Movement(7)で紹介しているハイポジションからローへの動きと同様に、とにかくGm7(ドリアンスケール)をフレットの隅から隅まで連続的に弾けるようになることが彼の奏法を学んでいくには不可欠です。

 譜面にところどころ数字がふってあるのは「ポジション移動」の意味です。例えば3小節目の3拍目のA音に「2」と書いてあるのはこの音を弾く手前まではForm1で弾いていてこの音からForm2にポジション移動する意味です。指使いは動画を参考にしてみてください。それぞれのFormやポジションについては過去の投稿(1)(2)を復習してみてください。

ソロ・ギター備忘録(3)

【2021年2月17日(水)Someday My Prince Will Come】

  ライブがないので人に演奏を聴いてもらえる機会がない。自分のためだけに練習や演奏をするのは意外に難しかったりする。そこで誕生日が近い知り合いに聴いてもらおうと「Happy Birthday」と一緒に弾いたのがこの曲。

 一年後振り返って聴く頃に「この頃はまだ下手だったな」と思える様になりたい。


 

僕の音楽史(206)

【1997年】

 今回から1997年です。

 1996年に結成した僕のバンド(武田・阿部・辻・西尾)について以前も書きましたが、「月2回のリハーサルをすることが楽しみなバンド」でしたので、あまり目立った活動はありませんでした。今までのコンテスト優勝つながりでこの翌年北九州に演奏旅行に行ったこと、数ヶ月に一回ペースで新宿Jで演奏していたくらいで、あまり記憶に残ったイベントはありませんでした。

 この頃から自分のギター・スタイルが少しづつ変わってきた様に思います。もちろん根本的なところは相変わらずでしたがw、岡安芳明さんに数回レッスンを受け、彼のアルバムをよく聴いていたこともあり、少しオーソドックスな、いわゆる「王道のジャズ・ギター」を改めて研究していかなくてはいけないなと感じていました。そこで、ジョー・パス、ジム・ホール、ケニー・バレル、ウエス・モンゴメリーなどの偉人たちのアルバムをよく聴く様になっていました。また、マルティーノもリーダー・アルバムではなく、それ以前のサイドメンで活躍していた頃のCDを片っ端から買ってコピーしていました。

 そんな影響もあってか、今までやったことのない編成、オルガン・トリオに挑戦してみたくなりました。ジャズ・ギタリストにとっては一度は通らなくてはいけない道と考えていました。幸い身近にオルガニストの知り合いがいました。このブログにも以前書いたことのあるミュージシャン「高野正一」さんです。彼とは浅草コンテスト繋がりで知り合いになっていました。彼自身もオルガン・トリオ「OGD」で浅草コンテストに僕らの数年前に出場し、優勝していましたし、一緒に「蔵王ジャズフェスティバル」に出演したりで、「今度一緒にやりましょう」なんてお互い言い合っていた仲でした。彼とのことは今後の活動の中で詳しく書いていきます。はっきりとした記憶はないのですが、僕の方から声をかけたはずですし、快く引き受けてくれました。

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 今のバンドはどうしようか?と考えましたが、それは継続して活動を続けようと思いました。以前の様に精力的に活動していたわけではないので、同時並行で十分働きながらでもやっていけると思いました。

 これで「カルテット(ピアノ入り)でコンテンポラリー路線」と「オルガン・トリオで王道ジャズ・ギター」の2本柱で活動することとなり、音楽的には十分満足のいく感じになりました。

Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(8)

 前回の譜面でFORM(ポジション)移動が行われているところに表記を加えておきました。例えば5⇒4と表記があるところはそこの音符を弾くことで移動が行われているわけです。

Horizontal Movement解説1


 ほとんどが下の譜面の①のフレーズを使ってポジション移動が行われています。これは、いわゆる「バップ・フレーズ」で「音を飲むフレーズ」です。非常に特徴的なアーティキューレーション?です。裏拍はほとんどゴースト・ノート、左手で押さえはするもののしっかりとピッキングはしません。マルティーノやジョージ・ベンソンなんかはよく使います。その部分だけの動画をあげておくので、確認してみてください。

Horizontal Movement解説2


 もう一つポジション移動で良く使われるフレーズは上の譜面の②があります。もっとも、どちらも音使いは違いますが、A→A♭→Gという9thからルートへのクロマチックな動きを作っていることには変わりはありません。



 下は前回の譜面のFORM(ポジション)移動部分を①から②に変更している譜面です。動画で音を確認してみてください。

Horizontal Movement解説3



 次回はHorizontalな動きで、今までとは逆の下⇒上への動きをやってみます。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(7)

 今まではそれぞれのポジション移動を細切れに解説してきました。しかも、1Form→2Form、2Form→3Form...というようにフレットをハイ・ポジションに向けて移動するケースでした。今回はハイ・ポジションからローに向けて降りてくるケース、しかも長尺です。まずはサンプル動画と譜面をご覧ください。



Horizontal Movement(1543215)

 彼の奏法を自分の演奏に取り入れるためには、このような「フレットの端からは端まで使い、一つのスケールを連続的に弾き続ける技術」つまり「Form1~5までの運指を順番に連結し、ハイ・ポジションからロー・ポジション(またはローからハイ)へ連続的に弾く技術」が絶対不可欠です。

 次回からこのサンプルの解説をしていきます。

 お楽しみに!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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