FC2ブログ

Pat Martino奏法研究【完全版】 第6章 Phrase&Groove(2)

下の譜面と動画をご確認ください。

Phrase Groove(2)



 リッチー・ブラックモアが「ハイウェイ・スター」や「バーン」でやっていたあの奏法ですw。動画ではAmコードの上に「ラシドレドシラ」とやっています。「ラシドレドシラ」を16分音符4つの頭で弾いた後の裏拍及び残りをE音を1弦の開放弦の音を出します。もう少し正確に言うと、「ラシドレドシラ」の裏拍E音はピッキングせずに左手を離して次の音に動かす時に引っ掛けて(プリング・オフ)鳴らし、残りのE音2回はピッキングします。しかもはっきりとE音を鳴らさずにカサカサと鳴らす感じですか。いや、マルティーノは曲のテンポや雰囲気に応じてはっきりと鳴らすときもあります。

 上のサンプル動画の感じでは、あまりにダサくて使えないと思いますw。例えば、次の動画のような感じで使うと、ちょっと違ってくるのでは?と思います。開放弦はしっかり鳴らさなずラフな感じ、そして、1弦だけでなく2弦〜4弦で同じようにに使っていきます。(C7ーA7それぞれ8小節の繰り返しの例です)



 実はこの技、個人的には重宝しています。僕は彼の影響を受けていますから、どうしてもアドリブ演奏が8分音符もしくは16分音符でよどみなく弾くことが多いのですが、悲しいかな、マルティーノのように強靭な右手を持ち合わせていないため、右手が疲労してすぐに動かなくなってきます。そんな時にこのフレーズを合間に入れると、手首の疲れを取って、また弾き続けることができます。

 もちろんパットはそんなためにこのフレーズを使っているわけではないと思いますが。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(228)

【2016年3月10日】

 ギタリスト松原慶史(ヨッシー)君とのことを何回かに渡って書こうと思います。後で詳しく書こうと思いますが、この日のライブは僕の音楽活動の節目となりました。彼との出会いは以下のような感じでした。

yoshi2.jpg yoshi1.jpg

 「あ、今日ライブに行ってみようかな」

 2016年3月10日のこの日、僕は午前中人間ドックに来ていて、レントゲンを待つソファでスマホを見ていました。Facebookを見ていて、Virtuoso Akasaka(赤坂ヴァーチュオーゾ)でギタリストの松原慶史君のライブがあることを偶然知りました。

 彼とは例のシャズギター研究会を通じFacebook友達で繋がっていました。この当時、彼のアップした動画を通じて彼の卓越した演奏はもちろん聴いてはいましたし、研究会の中では抜きん出た才能を持っているギタリストと感じていました。ただ、この時点でまだ生演奏は聴いたことはありませんでした。彼のライブの告知のコメント欄を見ると、同じジャズギター研究会で知り合った方々も何人か聴きに行くようです。彼らとはFacebookを通じてやり取りはしていましたが、リアルでは会ったことがありません。そして、今日の演奏場所であるヴァーチューゾもまだ顔を出せていませんでしたので、マスターのジャズ・ギタリスト矢堀さんとも布川さんの兄弟弟子でありながら、これまたリアルでは会ったことがありませんでした。

 「丁度いい機会だ。ライブも聴けるし、矢堀さんやギター仲間に挨拶できる。会社終わって駆けつければ2ステージ目には間に合うな」

 いつも、ライブ行こうと思いながら、会社終わると何か疲れて、急に行く気が失せたりすることも多いのでw、今回はジャズギター研究会で知り合った須山さんに「行きます宣言」をメッセージで送り、お店にも予約を入れておきました。

 予定通りステージ合間の休憩時間に到着しました。この時、初めて須山さんと会い、色々と話しました。須山さんは僕の大学の先輩で、ジャズ研で活躍していたギタリストでした。お客さんはやはりジャズギター研究会関連のお客さんが圧倒的に多く、皆、既にお互いが気心知れた間柄で、楽しそうに飲んでいましたが、僕はFacebookでは多少のやり取りはしていたもののオフ会やセッションには参加しておらず、まだ面識もなかったので、最初は少し緊張した感じで過ごしていましたが、須山さんは気を使ってくれて、色々な人に紹介してくれました。

 「酔ってしまう前に矢堀さんに挨拶しとかなきゃ」と思い、カウンターで忙しそうにしている矢堀さんに声をかけ、ご挨拶しました。この時が初顔合わせでしたが、そこはFacebookのおかげもあり、前回書いたように、この店自体に「壁」なるものがなかったおかげでフランクに話していただいたと思います。

 さて、セカンドセットのスタートです。その時のことは次回に書こうと思います。

 ではでは。

virtuoso.jpg


 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

マイナー・コンバージョン・コンセプト総合編

【Visit(5)】

 今回はサビの部分の最初の4小節について解説しようと思います。

 進行はC13/B+7/B♭13/A+7です。コード表記の仕方があまり良くなかったかもしれません。+はAugumentという理解で、Cのキーで言うと、C、E、G#とギタリストは一般的に考えてしまいますが、どちらかとC7(♭13)、要は7th(C、E、G、B♭)に♭13(A♭)のテンションを入れるという風に考えてください。

 C7(13)/B7(♭13)/B♭7(13)/A7(♭13)/

 これが、我々ギタリストからはわかりやすかったですね。

 マイナー・コンバージョンを考える前に「7thの半音下降」なのですから、下動画のようにC7を1フレットずつ下げていけば良いわけです。わかりやすく同じモチーフを半音下降させていますが、下がるたびに少し変化を与えるのが実際は良いと思います。



 次はマイナー・コンバージョン的発想です。B7(♭13) → Cm(Cドリアン)にコンバージョンします。これは理解できますよね?マイナー・コンバージョンの基本中の基本です。え?って人はマイナー・コンバージョン・コンセプトの(11)から(13)あたりを復習してみてください。A7(♭13) → B♭m(B♭ドリアン)です。したがって、全体をこう考えます。

 C7(13)/B7(♭13)/B♭7(13)/A7(♭13)/  →  C7(13)/Cm/B♭7(13)/B♭m/

 このようにコンバージョンすれば、最初の2小節はCをメジャーとマイナーを1小節ずつ、次の2小節はB♭のメジャーとマイナーを1小節づつ弾けば良いのだと考えることができ、俄然気持ちが楽になります。



 さらに、C7(13) をGmへ、B♭7(13)をFmにコンバージョンして

  C7(13)/B7(♭13)/B♭7(13)/A7(♭13)  →  Gm/Cm/Fm/B♭m/

 最初の2小節はGmのⅠーⅣ、次の2小節はFmのⅠーⅣと考えてしまえば、もっとざっくりと大きく捉えてアドリブできます。※動画はありません


 次回はサビの残りの2小節を解説します。

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(227)

【2016年】

 もう僕が改めて説明する必要もないのですが、浅利史花さんのことを書いておきます。

asari1.jpeg

 彼女とは既に2014年の頃から多少の関わりがありました。僕がFacebookを初めて間もない頃、音楽好きやプレイヤーの方々と、どんどんと繋がっていく中で、彼女とも友達繋がりとなりました。演奏はYoutubeで見ていましたし、2014年にライブハウスのジャムセッションに来ていて、その時少しだけ話しをしたりしたこともありました。彼女のデビュー前のことです。その頃からシングルノートを中心とした「オーソドックスなフレーズを丁寧に弾く」感じでした。使用ギターを見て、グラント・グリーンが好きなんだろうな?と質問してみると、やはりそうでした。当時は彼女の口から、グラント・グリーン以外のギタリストは聞いた事がありませんした。その後は、前回紹介した柳沼くん参加の浅利さんのトリオを見に行ったり、ジャムセッションで何回か一緒にプレーしたり、大戸屋でばったり会ったりwってなことがありました。

 そして、2016年1月に僕のトリオ(武田、矢野、公手)のライブに楽器を持って見に来てくれて、初めてジャムセッション以外で、正式にお客さんの前で共演を果たしました。もとから上手だったのはもちろんですが、音が太くなって、演奏に説得力みたいなものが出てきた感じを受けました。若者の進歩は恐ろしいと感じました。「私は今、基礎を固めようと必死なんです」としきりに言ってましたが、その謙虚さが今の彼女のプレイを形作ったのだと思います。

 この後しばらくして、メジャーデビューを果たし、現在の活躍に繋がっていきます。今では「浅利さんと一緒に演奏した事あるよ」なんて、人に自慢できるプレイヤーになりましたねw。

 この後、彼女と直接の接点はないのですが、前回ご紹介した柳沼君やこのブログでは登場前の丸谷茜ちゃんというふたりのドラマーは僕のカルテットと浅利さんのバンドを掛け持ちでやっていたと思うので、そういう意味では間接的にお話は色々聞いていました。好きなドラマーのタイプも同じだったのでしょう。

 これからも頑張って活躍してほしいと思います。

asari2.jpeg

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(226)

【2016年】

 この年からはさらに色々なミュージシャンと交流を持つようになりました。また、楽器や機材がどんどん増えていきます。このへんの話を正確では無いですが、時系列に紹介していこうと思います。

 まずはこの素晴らしいドラマー柳沼佑育君です。

柳沼 柳沼2


 Facebookで確認すると、知り合ったのが2015年8月、最初の共演も2015年12月のようでしたので、前回の2015年総括の時に登場させておくべきでした^^;

 彼と一緒に演奏するようになったのは僕がギタリスト浅利史花さん(今後紹介していきます)のトリオ演奏を観に行った時に、演奏後のジャム・セッションで知り合い、まあ、よくある話ですが、「今度一緒にやろうよ!」なんて声をかけていた事が始まりです。とにかく、ノリもさることながら、ハイハットやスネアの切れ味が素晴らしいと感じた記憶があります。バネがあって、とても躍動感のあるプレイでした。確か、この時はまだ23歳と言っていたような気がします。とにかく「バップが好き!」と言っていましたが、プレイはとてもフレッシュな感じなので、僕のバンドでもハマるなと、おぼろげながら感じていました。

 その後、12月に公手君のスケジュールが押さえられなかった時に1度頼んで、その後約1年ほど活動をともにしました。ピアノの阿部君は地元のライブハウスで既に面識があったようですし、ベースの矢野君も仕事で何回か演奏した仲のようでしたので、コミュニケーションは問題なしでした。今ではスーパーギタリスト「宮之上貴昭」さんのレギュラー・ドラマー的な活動をしている素晴らしいドラマーです。

 彼の演奏はバップ系はもちろんのこと、僕が好んで演奏していた比較的コンテンポラリー系の曲にも順応性が素晴らしく、上手い人は何でもできるんだな、若いって素晴らしい!といつも感じていました。一年ほど活動をしている間にどんどん頭角を現してきて、スケジュール的にも厳しくなってきたことや彼の音楽性を考えると無理に繋ぎ止めておくのは厳しいと考えて、その後は演奏しなくなりました。

 最初の頃は武田(g)阿部(p)矢野(b)そして柳沼君のカルテットが多かったと思いますが、一年あまりの活動の中で色々な場面で叩いてもらっていたので、彼との演奏動画は比較的多く残っています。

 初めて彼と演奏した2015年12月の時の演奏を2つ貼っておきます。この頃の僕のギターはこもり系の極みですね。ジム・ホールのような極度にトーンを絞った音質です。




 

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR