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ギター購入騒動記(88)

2019年4月14日(日) ヤフオク オークション終了の日(2)

 ヤフオクで落札目前まで気持ちが高ぶりましたが、ひょんなことから数日前にネットで見つけたギタプラの175を思い出し、試奏するためにお昼過ぎに御茶ノ水に向かいます。

 12時過ぎに着きました。Sさんとここ数日のヤフオク騒ぎの話を情報交換します。ほとんどはメッセージを都度送っていましたから、Sさんは状況把握しているのですが、今日の朝の出来事「朝起きたら最高値が更新されていたこと」「その場で即決価格競り落とそうとしたが、踏みとどまったこと」「入札の動きが止まっているので、数日前にギタープラネットのホームページで見つけた175を弾いてから、気持ち変わらなかったら落札すること」などをかいつまんでで話します。

 問題の楽器を早速見せてもらいます。

 「うぉー」

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 思わず唸り声をあげました。まさしくビンテージの風格です。ボディ前面の塗装は綺麗ですし、傷一つありません。側面や裏ボデイは比較的傷がありましたし右側面には目立つ引っかき傷がありますが、写真で既におりこみ済みです。どうせ下の方なので見えません。

 さっそく試奏させてもらいます。Sさんがチューニングしている時の生音を聴いているだけで、僕の持っている楽器とは全く違う感じです。これが「ビンテージの音」なのでしょうか。

 手に持ってアンプ音ではなく、まずは生音で響きを確認するため、開放弦を入れた和音をアルペジオで弾きました。

 正直に言います。感動してしまいました。言葉ではうまく言えません。そして僕の持っている色々な175の音とも全然違います。所有の175についてはどれも素晴らしい音でそれぞれを個性を持っています。でも、なんか、語るレベルが違う気がしてきました。そして、ボディ全体が鳴っていて、生音の音量が僕の楽器の1.5倍くらいあります。

 アンプ音ももちろん鳴らしましたが、P90特有のコードを弾いた時の1本1本の音の分離感(?)が最高です。音に硬質な芯(骨格)みたいなものがあってこれまた素晴らしい音でした。


 下にその時の動画を紹介しておきます。iphoneでの録音なので、素晴らしさが伝わるかはわかりませんが(いや、伝わると思います!)、聴いてみてください!最初は生音、途中からアンプ音で弾いています。

 

 これ以上弾いていると、予算的に買えもしないくせに欲しくなって諦めきれなくなるので、いったんは楽器を置きます。


 あまりの素晴らしさに感動で呆然としている状態の時に、Sさんが奥の方からもう一本ハードケースを持ってきました。


 「フレット調整が必要なんで、無茶苦茶弦高が高い状態なんですが、もう一本175があります。値段もまだわかりませんが、これも弾いてみます?」

 これまた、ルックスの格好良さに目が飛び出てしまいました。



 つづく......。

ギター購入騒動記(87)

2019年4月14日(日) ヤフオク オークション終了の日(1)

 オークション終了の日の朝、目を覚ますとすぐさまスマホで例のES--175の入札状況をチェックします。

IMG_2133.jpg


 「あっ!」

 当日の夜中3時頃、僕の入札価格を1000円上回る値段で入札があり最高値が更新されていました。

 「いよいよ動きがあったな。」

 こう思った反面、「こんな感じでセコく1000円づつ入札価格を上げていくのは面倒だ。挙句に即決価格で競り落とされてしまうくらいなら、一気に即決価格で今すぐこの場で勝負を決めちまおう!」とも考えました。せっかくの休日にオークションを気にしながら過ごすのも嫌ですし、もともと即決価格は29万8千円はギタプラのSさんに言わせれば「妥当な価格」とのことです。絶対こんな価格では通常のお店では手に入ることはありません。

 「よし。勝負に出よう。ジ・エンドだ!」

 アプリの入札画面を開け、「298000円」と入れ入札ボタンを押そうと思いましたが、なかなか押せません。

 もう一人の自分が何度も囁きかけてきます。


 「音も聴かないで決めていいのか?」

 
 今までどんな楽器も音を聴かずに買ったことは一回だけ、数万円のエレガットのみです。

 こんなことが頭の中でぐるぐると巡っているうちに、急に何日か前にネットで見たES-175のP901PUの写真を思い出しました。

 「そういえば、あの楽器はどうなったのだろう?」

IMG_2163.jpg

 どうせ買えるわけもない値段でしたが、頭を冷やすためにも一旦ヤフオクから離れた方が良いと思いました。ヤフオクのアプリを閉じ、ギタプラのホームページを開けます。


 「まだあるな!」


 この写真を眺めながら次のようにのように考えました。

 「これからギタプラに行って、この楽器を試奏させてもらおう!ヤフオク入札の動きは今現在止まっているのだから、この場で慌てて競り落とすことはない。この場で競り落としてしまうとギタプラの175はもう決して弾くこともないだろう。競り落とすのはこの楽器を弾いてからでも遅くない。この楽器、どうせ予算的に手が出ないのだから。」

 すかさずギタプラSさんにメッセージを送ります。

 「今日はお店にいらっしゃいますか?」

 「出勤しております!」

 日曜なので当たり前ですね。

 善は急げ、お昼過ぎに御茶ノ水に向かいます。

 

 

僕の音楽史(132)

【1986年】

 1986年、24歳になりました。この年の3月は久しぶりに人前で演奏する機会がありました。それは3つ上の兄の結婚式が催されることとなっていて、その中での余興で演奏することでした。

 この当時は「楽器一本でソロ・ギター」そんな実力もありませんでしたし(今でもあまり自信はないですけど)、バンド活動も全くやっていませんでしたので、一緒に演奏する仲間もおりません。だいたい、たった数分のためにそんな大騒ぎでやるつもりもありませんでした。兄の大学関係の偉い方々が参列する中、迷惑をかけてもいけません。したがって、ライト時代一緒にやっていたピアニストのTさんを誘ってギターとピアノのDuoで「Misty」を演奏しました。彼女は大学を卒業してからはホテルのラウンジ等でジャズやポピュラーの演奏を続けていましたので特に何の抵抗もなかったでしょうが、僕は卒業後はほとんどと言っていいほどギターに触ることがなかったですし、ましてや人前で弾くことなど皆無でしたので、たった1曲スタンダードを演奏するだけでもかなり練習して臨んだ記憶があります。結婚式の余興ですから「誰も真剣に聴いちゃいない」と気楽に考えようとも思いましたが、事前に兄からクラシックの生の弦楽四重奏のBGMがあることも聞いていたので、恥をかきたくないとも思って、随分としっかり練習し、本番も結構緊張して演奏した記憶があります。

 あっ、「音楽史」と直接関係ないですし、詳しく書くつもりもないですが(笑)、僕はライトの同期ピアニストTさんと、兄の結婚式の1ヶ月後の4月に、実は結婚式をあげる予定でした!

 両親や親戚は新潟住まいでしたし、「息子が二人とも一気に結婚!」ってことで大変だったと思います。のちのち親に聞くと、「私たちの友人達はみな『息子(娘)はみんな結婚もしないで、いつまでも家にいて困る』と言ってるが、お前達は何も苦労せずに嫁さんを見つけてきた。結婚式が重なって大変だったが、いっぺんにカタがついて良かった!お前たちは親孝行だ!」と言ってました(笑)

 下は兄の結婚式の時の演奏の写真。今はもう会社の先輩に売ってしまったクラシック・ギターを弾いていますね。アンプを持っていくのが大変だったからでしょう。体型的に今より10キロくらい痩せていますし、毛髪の量が今の1.5倍くらいはあります(笑)。正直、この頃に戻りたいですね。

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ギター購入騒動記(86)

2019年4月12日(金) これは?!

 ヤフオクで入札した175については、数日間は他の誰も新たに入札してきませんでした。今まで何回か、ギターではないですが、ヤフオクで競り落としたことはありますが、大抵は終了間際の数分が勝負です。この時点で僕を含めて3人いて、そのうちの一人が一回だけ僕の金額を千円上回る金額で再入札してきましたが、すかさず千円上回る金額で僕の方が再入札したので、常に最高値をキープし、「俺がこの楽器を競り落とすぞ!」との意思を明確に伝えました(笑)。

 もうヤフオク175をゲットするつもりになっていましたので、入札してから数日はギタプラのホームページを見ることなく過ごしていましたが、この日夜、何気なく見ていた時に一本のギターの写真に釘付けになりました。

IMG_2163.jpg



 ギタプラSさんにこの楽器の写真とともにすかさずメッセージを送ります。

 「これは素晴らしい!」

 夜遅い時間でもありましたし、ビンテージものには金額的にも手が出ないこと、何よりもヤフオクに入札していることをお知らせしていることもあったのでしょうか、とくに返事はなかったです。

 この楽器、ボディの側面にかなり目立つ引っかき傷がありましたが、それ以外は比較的きれいな楽器のように写真では見えました。

 1952年のP90の1PUの175です。僕はもともとハムの1PU175、色もビンテージサンバースと呼ばれている、それこそヤフオクに入札している175がルックス的には大好きでした。P90のピックアップは、レスポール・スペシャルを持っていてサウンドはお気に入りでしたが、見た目はあまり好きではありませんでした。でも、この写真は素晴らしく惹きつけられるものがありました。色も焼けたサンバーストで、いかにもビンテージ、「ビンテージ・ライク」な色とは違い、本物の貫禄のある色でした。

 ただ、どう考えても予算オーバーでした。手が出ません。

 これ以上何も考えず、14日(日)のヤフオク・オークション終了日を待つことにしました。

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マイナー・コンバージョン・コンセプト(25)

【 F △7(#5)/ E (1)】

 パットのある楽曲で下のようなサウンドが使われています。



 もちろん色々なポジションで弾いていたり、いくつか音を加えたりで上の弾き方だけではないのですが、一番核となる押さえ方とサウンドはこんな感じでした。

 コード表記はどこをルートにするかにもよるのですが、6弦のE音をペダル音と考えて分数コードの分母にして、上の3音、4弦F音、3弦A音、2弦C#音をFルートのトライアドと考えればF +(#5、Augument)、またE音はFのメジャー7の音ですから、結果「 F △7(#5)/ E 」と書けるのではないかと。色々異論があるとは思いますが。ここではコード表記について語ることが目的ではありませんので、ひとまずはこれで如何なもんかと。

 こんな表記のコード、一体どう考えれば良いのでしょう?

 僕はこう考えました。

 テンションとか分母とかはとにかく、一旦は考えない(笑)。F△7はDmにコンバージョンできますよね。わからない人は過去の投稿(7)を復習!C→Amってのはギター弾いてりゃご存知ですよね。じゃ、FはDmです。それで、DmにコンバージョンしてDドリアンを弾いてみます。下の動画です。どうです?いい感じですよね?!分母のE音はDmの9thの音ですし、Dドリアンスケールの2番目の音なので気にせず弾くことができます。



 次にFの#5の音、C#をどう料理しようかというと、Dmにコンバージョンしたわけですので、C#音はDマイナー的にはメジャー7thの音ですから、Dm△7(マイナーメジャー7th)と思って弾けばいいんだってことです。DドリアンにC#音を加えて弾くとか、Dハーモニックマイナー(C#あり)と考えることができます。

 上記解説を踏まえて弾いているのが、下の動画。少し雰囲気を出すためにエフェクトをかけています。



 次回はこのコードを題材に考え方を一歩進めて発展させていきます。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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