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Pat Martino奏法研究【完全版】 第3章 Vertical Movement(1)

 今回から新しい内容に入ります。

 「Vertical Movement」とPatが呼んでいるものです。直訳すると「垂直の動き」です。今までやってきたHorizontal Movement(水平の動き)は指板上を横に平行移動する動きだったのですが、今度は指板を垂直、縦に動く動作です。縦の動きとはいっても弦は6本、フレット幅は4Cm強ですので「いったいどう動けば良いんだよ!」って声が聞こえてきそうです。Horizontalと言う言葉の対比としてVertical(垂直)と言う言葉を使ってますが、下の様に理解してください。

 コード・チェンジの際、フレットを水平に(Horizontal)移動し、(指使いの同じ状態で)フレージングするのではなく、現在のポジションから極力手を移動することなく、効率的にフレージングする。

 垂直(縦)の動きと言うより、「水平に動かさない」と言う風に理解いただければと思います。ギターは楽器の特性上フレットを横にずらしていけば同じ指の形で12keyが弾けてしまいますから、とかくHorizontalな動きになりがちです。そこで、これから説明していく「なるべくポジション移動がない動き(Vertical Movement)」を身につけて効率的にフレージングしていくことも、Patのように淀みないフレージングには欠かせない技術になってきます。

 次回から詳しい説明に入っていきますが、下の動画2つを見て、イメージを掴んでおいてください。最初がHorizontal Movementで弾いた例、後者がVertical Monementで弾いた例です。





 ではでは

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僕の音楽史(207)

【1997年】

 随分と間が空いてしまいました(汗)。続きを書いていこうと思います!

 オルガニスト高野正一さんとオルガン・トリオをやろうということになって、ドラムは誰に頼もうかという話になりました。高野さんにはこれといった候補がいないということなので、さてどうしたもんか?と考えました。僕はこの時点でこれまで一緒にやったドラマーはほぼ二人しかいません。リーダー・バンドで一緒にやっている西尾研一さん、そしてその前のレギュラー・ドラマーの宇山満隆君です。僕的には今現在一緒にやっているドラマーに頼むのも芸がないのでw、宇山くんに頼むこととなり、彼は快く引き受けてくれました。メンバーがこれで揃いました。高野正一(org)武田謙治(g)宇山満隆(ds)の3人です。

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 ドラマーについてはあまり考えることなく宇山くんにお願いすることとなったのですが、後から考えるとすごく良かったのだと思います。何故ならオルガン・トリオとは言っても、僕自身、いわゆる「王道のオルガン・トリオ」を目指していたわけではありませんでした。そもそもオルガン・トリオをやってみたいと思ったきっかけは、ギタリスト岡安芳明さんのレッスンを受けたことでもありましたが、僕のプレイが彼のようなオーソドックスなジャズ・ギタリストはちょっと違っていて、モード時代のマルティーノとメセニーの影響が非常に強く、いわゆるケニー・バレルやウェス、ベンソンのような王道のオルガン・トリオでのギタリストのようなプレイはできません(今でもそうか?)。僕がこんな感じですから、「ザ・ジャズ・ドラマー」ではなく、ややコンテポラリー寄り?のドラミングの宇山君はぴったりと思いました。また、高野さん的にもOGDというトリオで小泉清人さんというウェス直系のギタリストとすでに王道路線での活動を並行で行っていましたので、彼的にも宇山君のドラムはとても新鮮だったのだろうと思います。

 本番のライブまで3人でリハをやることはなかったと思います。吉祥寺あたりのスタジオで高野さんと二人で一回だけスタンダードを中心に音出ししただけです。彼はオルガン・トリオを通じてマルティーノのことが大好きだったこともあり、僕がマルティーノのようなフレーズを弾くたびに、笑みを浮かべ「イェー!」と声をあげる、そんな中でギターを弾くのは大変気分が良いものでした。

Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(9)

 いやー、久方ぶりのブログ更新です。しかもPM研究は前回更新から2か月以上の日にちが経ってしまいましたw。

 読者もそんなに多くないですし、もうやめようと思ったのですがw、やはり「ライフワーク」、自分のギタープレーを整理するためにもやめるわけにはいきません。

 今回はホリゾンタルな動き、下から上(ローポジションからハイポジション)への動きです。

 下の動画を参考に譜面をさらってみてください。



Horizontal Movement(L⇒H)


 先のHorizontal Movement(7)で紹介しているハイポジションからローへの動きと同様に、とにかくGm7(ドリアンスケール)をフレットの隅から隅まで連続的に弾けるようになることが彼の奏法を学んでいくには不可欠です。

 譜面にところどころ数字がふってあるのは「ポジション移動」の意味です。例えば3小節目の3拍目のA音に「2」と書いてあるのはこの音を弾く手前まではForm1で弾いていてこの音からForm2にポジション移動する意味です。指使いは動画を参考にしてみてください。それぞれのFormやポジションについては過去の投稿(1)(2)を復習してみてください。

ソロ・ギター備忘録(3)

【2021年2月17日(水)Someday My Prince Will Come】

  ライブがないので人に演奏を聴いてもらえる機会がない。自分のためだけに練習や演奏をするのは意外に難しかったりする。そこで誕生日が近い知り合いに聴いてもらおうと「Happy Birthday」と一緒に弾いたのがこの曲。

 一年後振り返って聴く頃に「この頃はまだ下手だったな」と思える様になりたい。


 

僕の音楽史(206)

【1997年】

 今回から1997年です。

 1996年に結成した僕のバンド(武田・阿部・辻・西尾)について以前も書きましたが、「月2回のリハーサルをすることが楽しみなバンド」でしたので、あまり目立った活動はありませんでした。今までのコンテスト優勝つながりでこの翌年北九州に演奏旅行に行ったこと、数ヶ月に一回ペースで新宿Jで演奏していたくらいで、あまり記憶に残ったイベントはありませんでした。

 この頃から自分のギター・スタイルが少しづつ変わってきた様に思います。もちろん根本的なところは相変わらずでしたがw、岡安芳明さんに数回レッスンを受け、彼のアルバムをよく聴いていたこともあり、少しオーソドックスな、いわゆる「王道のジャズ・ギター」を改めて研究していかなくてはいけないなと感じていました。そこで、ジョー・パス、ジム・ホール、ケニー・バレル、ウエス・モンゴメリーなどの偉人たちのアルバムをよく聴く様になっていました。また、マルティーノもリーダー・アルバムではなく、それ以前のサイドメンで活躍していた頃のCDを片っ端から買ってコピーしていました。

 そんな影響もあってか、今までやったことのない編成、オルガン・トリオに挑戦してみたくなりました。ジャズ・ギタリストにとっては一度は通らなくてはいけない道と考えていました。幸い身近にオルガニストの知り合いがいました。このブログにも以前書いたことのあるミュージシャン「高野正一」さんです。彼とは浅草コンテスト繋がりで知り合いになっていました。彼自身もオルガン・トリオ「OGD」で浅草コンテストに僕らの数年前に出場し、優勝していましたし、一緒に「蔵王ジャズフェスティバル」に出演したりで、「今度一緒にやりましょう」なんてお互い言い合っていた仲でした。彼とのことは今後の活動の中で詳しく書いていきます。はっきりとした記憶はないのですが、僕の方から声をかけたはずですし、快く引き受けてくれました。

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 今のバンドはどうしようか?と考えましたが、それは継続して活動を続けようと思いました。以前の様に精力的に活動していたわけではないので、同時並行で十分働きながらでもやっていけると思いました。

 これで「カルテット(ピアノ入り)でコンテンポラリー路線」と「オルガン・トリオで王道ジャズ・ギター」の2本柱で活動することとなり、音楽的には十分満足のいく感じになりました。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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