マイナー・コンバージョン・コンセプト番外編
マイナー・コンバージョン・コンセプトについて基礎的な考え方から実践編→発展編→総合編と解説してきました。嬉しいことに、この解説を参考にジャズギターを学習してくれている方がいまして(ありがとうございます!)、質問をいただきました。
発展編の最終回で「A7上でEm、B♭m、Gm、D♭mを想定し、それを自由に登場させてアドリブしてみます(Multiple Substitute)」というお話をしましたが、それについて質問は下記の内容です。
【質問】
「4つのドリアンが使える事は理解できたのですが、スケールの切り替えが上手くいかず、ぶつ切れで取ってつけたようになってしまいます。それぞれのスケールを繋げ合わせやすいポジション、フレーズ、スムーズに切り替えるポイントなどありますか?解説して頂けますと嬉しいです。ご検討宜しくお願い致します。」
投稿の中では僕の演奏動画のみで、スケール切り替えのポイントやコツみたいなものには全く触れていませんでした。僕は当たり前のようにやってしまいましたが、この方法論に初めて触れて、やってみよう!と考える方にはとても不親切な内容だったかもしれません。そんな訳で、これを題材に何回かに渡って解説していきたいと思います。
次回から具体的な解説に入ることとして、今回はこれからの解説の元ネタになる「Multiple Substitute」の参考演奏動画を貼っておこうと思います。どちらの動画もあまり変わり映えはしませんがw。
前回からの連続性も考えて、同じくA7上で4つのドリアン(Eドリアン、B♭ドリアン、Gドリアン、D♭ドリアン)でフレーズを展開しています。
お楽しみに!