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僕の教則本・教則ビデオを公開します! (37)

【Creative Force1,2 & Quantum Guitar1,2 / Pat Martino】

久しぶりの教則DVD紹介です。もう、手持ちの教則本やビデオ等は既にほとんど紹介してしまっていて、その後あまり新しい本は買っていませんので....。

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 このDVDはいずれもビデオテープで所有をしていて擦り切れるほど見ていたので、保存用としてこのDVDを後になってから購入しました。内容的には簡単に言ってしまうと、「Creative Force」は「マイナー・コンバージョン・コンセプト」の紹介、「Quantum Guitar」はその応用とオリジナル作品での適応例、そして、それ以外のマルティーノ独自の方法論でのフレーズ紹介みたいなものです。

 「Quantum」ってとても聞きなれない言葉です。辞書で調べると物理学用語で「量子」という意味のようです。何故こんなタイトルなんでしょう?これが、わかるようで、ちっともわからないようなw。僕のような、昔からのファンは「ふむふむ...」なんて思いますが、ファンでもない人からすると、こんなところが敬遠される理由だったりする気がします。ギターのネックの方向を東西南北に当てはめたり、クロマチックをオクターブ交互で弾いたり(これは僕はよく使いますが...)と、出てくる音はとてもカッコ良いのですが、そもそも、そんな発想から生まれてきたフレーズあることに驚きです。彼のフレーズは「音」で考えらていなくて「指板上の幾何学的な形」みたいなところから生まれてきている部分がとても多くて、それが譜面が全くもって苦手な僕にしっくり来ているのかもしれませんね。

 どちらかと言うと、講義の間に挟まる模範演奏やライブ映像が僕には貴重でした。Youtubeもない時代でしたから、「動くマルティーノ」なんて、これでしか見ることができませんでしたから。

 

僕の教則本・教則ビデオを公開します! (36)

【The Best Of Pat Martino】

ここ数年の間に買った教則本です。要は、もうPat Martino研究は一段落している時期なので、この教則本は「奏法研究」するために買ったのではなく、ファンとして蔵書するために買ったものです。従って、何一つ使っていませんし、読んでもいません(笑)。

 CDが付属されていて、収録曲の打ち込み自作カラオケ(?)に合わせて執筆者がマルティーノと全く同じ音符を弾いていますが、こんなCDが必要なのか全く疑問ですね。同じに弾くなら、マルティーノの本チャンCDを聴けばいいんだし、だいたい頑張ってはいますが、悪いけど全く違いますから。僕を含めてマルティーノのフォロワーの皆さんはせいぜい「マルティーノ風」に弾くのが精一杯で、一音違わず演奏すればするほど彼との違いを思い知らされ、それを視聴者に向かって暴露しているようなものなのですから。

 タブ譜付きです。しかも、アマゾンで今でも簡単に手に入ります。

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僕の教則本・教則ビデオを公開します! (35)

【ジョー・パス・ジャズ・ギター奏法】

 この教則本、大学時代に買ったので、かれこれ40年近くも前のことになるのですが、今更ながらものすごくためになっています。ギター奏法というか、要はジョー・パスのソロやコンボ演奏のコピー譜です。

 大学1〜2年の頃はジョー・パスが大好きでした。特に「ヴァーチュオーゾ」シリーズに代表されるソロ・ギターが大好きで、なんとか弾けるようになりたいと考えて買ったのだと思います。残念ですが、すぐに挫折しました。ソロ・ギターの譜面を根気強く読んで頑張ってみましたが、簡単な音楽理論も知らない状態では全く身にならず、練習は時間の浪費と考えて止めることにしました。

 あれから40年経ったち、一応人前で演奏できるレベルになった今でも、改めてジョー・パスのギターの完成度や構築美には驚かされています。

 このブログで「ソロ・ギター道場」という連載も始めたことですし、今年はこの教則本を頼りにジョー・パスをがっつりと研究しようと思っています。

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僕の教則本・教則ビデオを公開します! (34)

【Creative Force Part1 & 2/ Pat Martino】

パットが最初にリリースした教則ビデオ「Creative Force Part1&2」には結構分厚い冊子が付いていて、ビデオで演奏している代表的なフレーズがタブ譜付きで載っていました。それだけでも満足していたのですが、なんとこの本は冊子に掲載されていないフレーズ等、ビデオで演奏されているほぼ全てと解説がきめ細かく書かれています。あと、ビデオを購入された方にはあまり必要ないのかもですが、CD音源が付録で付いています。

 パットはこの本の元ネタであるビデオ「Creative Force Part1&2」の後に立て続けに教則ビデオをリリースしていますが、このビデオは病気により何年かのブランクの後にリリースされたものであり、世の中に「マイナー・コンバージョン・コンセプト」を紹介し、惜しげも無く自らのプレイについて解説をした初めてのビデオという記念すべきものでしたので、これが一番印象に残る素晴らしいものと思います。

 この本、なかなか手に入らないのでは?と思いますね。見つけたら買い!です。

 ビデオは今でもDVDで手に入ります。

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僕の教則本・教則ビデオを公開します! (33)

【Pat Martino transcriptions by B♭ARKING MUNCHKIN MUSIC】

 そろそろ僕の教則本や教則レコードもネタ切れに近づいてきた感じです(笑)。したがって、あえて避けてきたパット・マルティーノ・シリーズがそろそろ目白押しになっていきますよ、多分。

 何でマルティーノの教則本やビデオを避けてきたかって言うと、わかりますよね?
  
 マジシャンがタネを明かすようなものだからですよ(笑)。

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 写真の譜面は何かと言うと。マルティーノのリーダー・アルバムの全ての曲と50年代あたりのオルガンのサイド面時代の代表曲のアドリブのコピー譜です。ドイツの????って人がトランスクライブした冊子のようです。

 僕がこの譜面の存在を知ったのは、マルティーノのオフィシャルHPにリンクが貼ってあったからです。ってことは、マルティーノ本人もこのコピー譜自体は認めている合法的なものであるってことですよね。実際、彼の教則ビデオの中でこのことについてちらっと話している部分が確かあったような気がします。

 右の写真の通り、彼の演奏のコピー譜なんで写真の通り16分音符だらけですね。

 この譜面を手に入れたのは確かもう20年ほども前になりますが、僕はこの頃は、すでにほとんどの楽曲はコピーして譜面に書いていたので、実際は高い金出してまとめ買いした割にはあまり使っていません。どちらかと言うと、自分の譜面と比べて「間違い探し」したりしてました(笑)。この譜面を見る限り、著者より僕の方がマルティーノ師匠のことを理解してますね(爆)。ただ、バンドで彼の楽曲をやりたい時にいちいち音を採らなくてもOKだったりするのは良かったですね。

 直近のアルバムまでも発売されているようですが、僕は最近のものは買ってません。流石にもう必要性を感じませんので(笑)。

 欲しい人は彼のHPを一度見て見ると良いですよ。日本語対応していないので、英語の苦手な人は注文に多少ストレスを感じると思いますが。

 おすすめです!

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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