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12月のスケジュール

12月11日(火) 東中野セロニアス

中野区東中野4-3-1 もみじゃビルB1
東中野駅西口・東口いずれかを北側出て徒歩3分

http://thelonious.ec-net.jp/

【メンバー】
 武田謙治(g) 阿部義徳(p) 座小田諒一(b) 丸谷茜 (ds)
Open 19:00~ Live Start 20:00~2ステージ Charge
¥2,500+1drink order
※学生は1,000円引き(要学生証提示)


今年最後のリーダーライブです!

ジャズギター裏口入学(35)

【効果的・効率的な練習とは(1)】

 僕が大学生の時は授業など全く出席していなかったので、それこそ有り余るほどの練習時間がありました。したがって「効率的な練習」とか「練習時間の確保」など気にしたことなどありませんでした。しかし、社会人となり、バンド活動をはじめるようになってからは、練習時間の確保はなかなか難しかったこともあって、短い時間で効果的な練習はないかといつも考えていました。練習方法は人それぞれだと思いますし、正解などありませんからこれから書くことは、参考にとどめておいてください。

 まず、大雑把に練習を二つに分けると、「基礎練習とそれ以外」に分けることができます。みなさん、基礎練習はどんなものをやりますか?そして、いつ、どのくらいの頻度でやりますか?

 今回から何回かに分けて基礎練習について書いてみようと思いました。

 僕は中学〜高校の頃、クラシック・ギターを習っていたことがあって、そこでの練習メニューをずっと続けて来ました。

 「半音階(クロマチック)」と「ドレミファ・・・・ファミレド」








 上のような感じ。初級レベルの頃は、これでいいのではないかと思います。動画ではメトロノームを鳴らしていませんが、クリック音に合わせて「ゆっくりと正確に弾く」ことを心がけてやるのが良いと思います。そして、必ず毎日、練習の最初に「指慣らし」の意味あいでやっていました。速さの目標を決め、正確に弾けるようになったら少しだけ速め、きつくなったら元に戻すことを繰り返すのも良いと思います。

 大学でジャズを勉強するようになってから、この基礎練習に少し疑問に思うようになりました。「このままの基礎練習で良いのだろうか」ということを考えるようになりました。

 ギターを弾くようになって、すでに5年ほど経っていたので、何日か弾かないでいても、ギターを持つとすぐにパラパラと弾けるようになっていましたし(今は歳のせいかそんなことはありませんが.....。)、だいたい今のメニューでは全く楽しくありませんし、実際のプレーに役に立っているかが疑問です。

 そこで、もう少し実践的で楽しい基礎練習を考えるようにしました。



 つづく!
 

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Jazz Rock必見動画(33)

【Bill Evans/Someday My Prince Will Come】




 最近ピアノ弾きの次男と一緒にYoutubeのピアノトリオを見ることが多いのですが、これは凄いです!ビル・エヴァンス・トリオのサムデイですね。彼の愛想曲で、色々なメンバーとの演奏が残されていますが、疾走感とスリルではエディ・ゴメスのいるこのトリオが一番ですね。

 エバンスのピアノはもちろんですが、とにかく凄いのはゴメスのベースですね。若干音程が不安定な気がしますが、もうそんなのはどうでも良くて、あの何かの追い立てられたような狂おしい(?)ベースはもう最高です。

 3拍子と4拍子を交互にこのスピード感を持ってアグレッシブに弾きまくる演奏、もう開いた口が塞がりません。3人のパルスがピッタリ合ってるのでしょうね。

 こんな映像が将来見ることができるようになるなんて想像できませんでした、その時は.....。

bill evans





マイナー・コンバージョン・コンセプト(11)

【 G7(V7)→ A♭m6(1)】

 一番大事なところでもあるので、何回かに分けてじっくりと説明しようと思います。

 ここで言ってるG7はあくまでC△7に向かうV7の機能を持った7thコードのことで、前回までのD7とは少し話が違います。要は最終的にC△7というその楽曲のキーであるIメジャーに解決するV7のことと思ってください。このコードの料理の仕方しだいが一般的にいう「ジャズっぽい」かどうかの分かれ目になります。

 G7(V7)→ A♭m6とはどういう意味かというと「V7の機能を持ったG7はA♭m6にコンバージョンして考えます」ということを表しています。

 下の動画を見てください。



 いわゆるG7→C△7て譜面に書いてあると、ロックやブルースの人は上のような押さえ方で弾いたりしていませんか?これではG7 → A♭m6という発想は全く生まれて来ません。別に悪いと言っているわけではありませんので誤解のないようにお願いしますね(笑)。



 ジャズをかじってる人は例えばこんな感じで弾きます。下の動画です。



 これはG7(13) → G7(♭13) → C△7のように弾いています。G7のところにテンション13thや♭13thを入れています。トップがE→E♭→Eのような動きを入れています。



 ここでG7(♭13)に着目してください。もう一つテンション♭9thを入れてG7(♭9・♭13)を弾いてみます。それが下の動画です。





 さて、このコードG7(♭9・♭13)のルートGをA♭に変えてしまえばA♭m6の出来上がりです。交互に弾いてみたのが下の動画です。最初はゆっくりとアルペジオで、最後の方はザッと音をカットして鳴らしてみます。



 どうですか、大きなサウンド・カラーに大きな変化はないでしょう??当たり前ですよね。最低音の音がGかA♭の違いがあるだけで、後の音は一緒なわけですから。

 これが、G7(V7) → Am6のようにコンバージョンできる理由です。

 
 今回「音」で説明したことを次回は「音符」で説明したいと思います。

マイナーマイナー


 

 

僕の音楽史(114)

【大学3年生(1982年〜83年)】

 バンドマスターになって初めてのライトの合宿はいつものように苗場のブルーリッジで行われましたが、正直音楽的な事は何の記憶もありません(汗)。覚えているのはひとつだけ、朝・昼・夕飯時の「いただきます」の声がけが恥ずかしかったことくらいですね。どんな曲をやったかも全く記憶がありません。したがって、この後行われた山野ビッグバンドコンテスト、実は最優秀賞を勝ち取ることになるのですが、演奏曲も全く覚えていません。

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 その後、資料によると演奏旅行で徳島・岡山、そして八戸・青森に行ったらしいのですが、これまた残念ながら何一つ覚えていません。

 あ、この文章を書きながら思い出したことが2つありました。このころの話であるか定かではありませんが....。

 ひとつは、このころのライトで確か「Jenie」って曲がレパートリーにあって、Cm7(Dm7)一発?のソロが数十小節ありました。以前このブログにも書きましたが、当時お気に入りのリッチー・コールがたまたまスタジオ・ライブでこの曲を演奏していて、その中でメンバーのブルース・フォアマンがかっこいいソロを演奏していたのを参考に練習していたのを覚えています。

 もう一つは、上越新幹線開通記念で越後湯沢駅構内で演奏したこと。僕の故郷は新潟で、親戚が六日町に住んでいました。僕の親から聞きつけたのか、わざわざ家族みんなで見に来てくれました。子供の頃、よく冬休みにスキーのため兄と二人で毎冬泊まりに行っていたおばさん一家と久しぶりの再会し、元気な姿を見せることができて嬉しかったこと。

 
 ギターの腕前はというと、まだまだパッとしなかったですね。ともかく手当たり次第好きなギタリストのフレーズ・コピーは続けていましたが、ひとつひとつ学んだことが全然繋がっていかずに、壁を越えることができずにいました。

ギター購入騒動記(番外編 5兄弟アンプ音比較)

5兄弟アンプ音比較

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 前回に続きアンプ音での比較です。

 アンプは僕の自宅の練習用アンプVOX社のVT40X (Limited Edition) 。セッティングはトレブル4、ミドル4、ベース6でリバーブを軽くかけています。エフェクターは一切繋いでいません。ギターのピックアップは全てフロントを使い、ギター側のトーン・コントロールは8位です。

 どの楽器も上のセッティングを変えず、フレーズもほぼ同じ感じで弾いています。

 弾いている順番は生音の時と同じく

 Gibson ES-175NT 1991 → Gibson ES-775 1990 → Tokai FA-GP C/BRD 2018 →Greco FA 67-75 1986 → Orville By Gibson ES-175 1992

 これまた先入観を植え付けてはいけませんが、僕の感想をちょっとだけ。

 Gibson と OrvilleのES-175は似た感じの音ですね。どちらもパワフルな感じで僕の好みです。775は生音と同じく細くてくっきりした感じの音で175とは随分違った印象です。5、6弦の箱鳴りの感じはアンプを通しても健在です。Tokaiは良い音ですが「鈴虫の音」ではなくなりますね「アルデンテ」の感じは残っています。Grecoはちょっといまいちかな。

 みなさんの感想はどうですか?









マイナー・コンバージョン・コンセプト(10)

【 D7(9) → Am6 (2)】

 前回解説したD7をAm6にコンバージョンしてAドリアンで弾くの実際の演奏動画をアップしておきます。

 まずはAm6をAドリアンスケールを使って弾いてみます。





 下の動画はD7上で先の動画と全く同じく音使いのAドリアンで弾いた動画です。



 どうですか?どちらも違和感ないでしょう?当たり前ですよね。D7でAドリアン・スケールを弾いているのは、Dミクソリディアンを弾いているのと同じことを言ってる枠ですからね。




 参考までにD7を特にマイナー・コンバージョンせずにDのブルース・ペンタトニック弾くと下の動画ですね。一般的なロック・ギタリスト皆こんな感じですよね。上の動画と随分と雰囲気が違うでしょ??



次もお楽しみに!



Jazz Rock必見動画(32)


【BOHEMIAN RHAPSODY All Clips & Trailers (2018)】



 クィーンというバンド、僕が中学くらいにデビューしたバンドでしたが、正直僕はツェッペリン、パープルやイエス、ジェフ・ベック、クリムゾンなどに狂っていましたので、あまり聴きませんでした。むしろ、あまり好きではありませんでした。ただ、ブライアン・メイのギターはちょっと気にはなっていて、「ブライトン・ロック」は結構好きでした。

 彼らを好きになったのは、実は10年くらい前で、僕の人生の中では結構最近の出来事です。WowWowでたまたま見たドキュメンタリーがきっかけで、彼らの生い立ちからグループ結成秘話、そしてフレディーの最期を見たのがきっかけです。

 それからというもののItunesで往年のヒット曲をダウンロードし、よく聴くようになりました。

 クィーンはロックというより「クィーン」というジャンルと言っても良いくらいですね。


 ともかく、楽曲が素晴らしいです。

 やはり近々劇場に観に行こうと思います。

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ギター購入騒動記(番外編 5兄弟生音比較)

5兄弟生音比較

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 現在僕の所有している175の兄弟5人の生音をお聴かせします。そして皆さんが楽器を購入するときの参考にしてください。

 まずは楽器の型と写真を下に載せておきます。

①Gibson ES-175NT 1991
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②Gibson ES-775 1990
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③Tokai FA-GP C/BRD 2018
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④Greco FA 67-75 1986
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⑤Orville By Gibson ES-175 1992
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 楽器には個体差ってのがあり、特にこのような楽器はこの個体差が大きいとは思います。ただ、メーカーと年代を参考に音を比べるとなんとなくイメージや傾向はつかめるのではないかと思います。

 弦のメーカーはばらつきはありますが、ほぼ数ヶ月以内に張ったフラットワウンドで1弦が012〜のセット。ピックはフェンダーの雨垂れ型でEXTRA HEAVYの丸い方で弾いています。

 どの動画も同じようなフレーズを弾いてます。こうすれば使うフレットも同じなので比較しやすいと思います。

 ①の175を基準にしてそれぞれの楽器を比べると分かり易いいと思います。

 あまり先入観を植え付けるといけないとは思いますが、それぞれの音の特性を僕の感じ方で簡単に書いておきます。



①Gibson ES-175NT 1991
これが僕の175という楽器の基準の音。何十年も弾いてきた音ですから。お店で弾く他の175に比べて、多少甘い音がするような気がします。




②Gibson ES-775 1990
①にくらべ1〜3弦あたりの音が少し線が細く硬質な感じですが、音の粒立ちがはっきりしています。低音弦を弾いた時にはボディの振動が体にも伝わってきます。ヘッドホンで聞いてみると「箱鳴り」の感じがわかると思います。




③Tokai FA-GP C/BRD 2018
以前「鈴虫の音」と表現しましたが、弦をピックが擦る音が絶妙にブレンドされるので、生音が聞こえる音量での使用が最適と思います。もうひとつの言い方としてスパゲティの「アルデンテ」ですね。音にツンツンとして芯があります。





④Greco FA 67-75 1986

動画見てもわかる通り一番音量がでます。そして「大味」な感じです。同じ日本の楽器でも③とは真逆です。ジョーパスの「Virtuoso」の音に近い気がします。




⑤Orville By Gibson ES-175 1992
Orville by Gibsonという名前の通り①のGibsonのふくよかさに日本の楽器③の繊細さを加えた感じで、両者の「良いとこ取り」のような感じですね



 iphoneでのビデオ録りなので、どこまでニュアンスが伝わるかが心配ですが、ヘッドホンで聴いてもらうと違いがわかったりしますので、是非聴いてみてください。

色々ご意見ください!そして楽器購入の参考にしてください!!

2018年10月新潟ライブ紀行【最終回】

 今回でとりあえず最終回。

 ライブの後はジャムセッションでした。ただ、近くのライブハウスでのジャムセッションと重なった関係もあって、地元プレイヤーの方は少なくて残念でした。疲れを知らぬ柳くんと彼のファン(弟子?とはいっても、新潟では音楽活動をなさっている素晴らしいピアニストですが)の岩井さんが、ピアノに、歌に、おまけにドラムまで叩くという素晴らしい活躍で盛り上げていただきました。ありがとうございました!!僕は?というと、ちょっとぐったりモードでした。すみません!

 この後、打ち上げということで、最後まで残ってくれたお客様数名やマスター、ママさんで美味しく汁物とビールをいただきました!1時間ほど楽しく語ったのちに、予定の最終新幹線で東京に向けて出発し、これにて新潟ツアーはお開きとなりました。



 フラワーポップのハナノさん、ジャズフラッシュのマスター佐藤さん、ママのアッコさん、そして色々相談に乗ってくれた小黒さん、SuSuさん、そして岩井さん、ジャムセッションに参加してくれたプレーヤーの皆様、そして見に来てくれたお客様、本当にありがとうございました!!!!

 あ、肝心の人を忘れてました!柳くん、本当にありがとう!!!

 

 あまりに楽しかったので、まだハナノさんにも、あっこさんにも、SuSuさんにも、小黒さんにも誰にも相談していないのですが、来年雪が失くなる頃にはまた行きたいなと考えています(笑)!

 新潟のジャズファンの方にどうしても聴いてもらいたい素晴らしいドラマーがいるので......。

 今度はバンドで行きますよ!


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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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