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ギター購入騒動記(番外編 5兄弟生音比較)

5兄弟生音比較

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 現在僕の所有している175の兄弟5人の生音をお聴かせします。そして皆さんが楽器を購入するときの参考にしてください。

 まずは楽器の型と写真を下に載せておきます。

①Gibson ES-175NT 1991
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②Gibson ES-775 1990
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③Tokai FA-GP C/BRD 2018
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④Greco FA 67-75 1986
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⑤Orville By Gibson ES-175 1992
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 楽器には個体差ってのがあり、特にこのような楽器はこの個体差が大きいとは思います。ただ、メーカーと年代を参考に音を比べるとなんとなくイメージや傾向はつかめるのではないかと思います。

 弦のメーカーはばらつきはありますが、ほぼ数ヶ月以内に張ったフラットワウンドで1弦が012〜のセット。ピックはフェンダーの雨垂れ型でEXTRA HEAVYの丸い方で弾いています。

 どの動画も同じようなフレーズを弾いてます。こうすれば使うフレットも同じなので比較しやすいと思います。

 ①の175を基準にしてそれぞれの楽器を比べると分かり易いいと思います。

 あまり先入観を植え付けるといけないとは思いますが、それぞれの音の特性を僕の感じ方で簡単に書いておきます。



①Gibson ES-175NT 1991
これが僕の175という楽器の基準の音。何十年も弾いてきた音ですから。お店で弾く他の175に比べて、多少甘い音がするような気がします。




②Gibson ES-775 1990
①にくらべ1〜3弦あたりの音が少し線が細く硬質な感じですが、音の粒立ちがはっきりしています。低音弦を弾いた時にはボディの振動が体にも伝わってきます。ヘッドホンで聞いてみると「箱鳴り」の感じがわかると思います。




③Tokai FA-GP C/BRD 2018
以前「鈴虫の音」と表現しましたが、弦をピックが擦る音が絶妙にブレンドされるので、生音が聞こえる音量での使用が最適と思います。もうひとつの言い方としてスパゲティの「アルデンテ」ですね。音にツンツンとして芯があります。





④Greco FA 67-75 1986

動画見てもわかる通り一番音量がでます。そして「大味」な感じです。同じ日本の楽器でも③とは真逆です。ジョーパスの「Virtuoso」の音に近い気がします。




⑤Orville By Gibson ES-175 1992
Orville by Gibsonという名前の通り①のGibsonのふくよかさに日本の楽器③の繊細さを加えた感じで、両者の「良いとこ取り」のような感じですね



 iphoneでのビデオ録りなので、どこまでニュアンスが伝わるかが心配ですが、ヘッドホンで聴いてもらうと違いがわかったりしますので、是非聴いてみてください。

色々ご意見ください!そして楽器購入の参考にしてください!!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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