ジャズギター裏口入学(35)
僕が大学生の時は授業など全く出席していなかったので、それこそ有り余るほどの練習時間がありました。したがって「効率的な練習」とか「練習時間の確保」など気にしたことなどありませんでした。しかし、社会人となり、バンド活動をはじめるようになってからは、練習時間の確保はなかなか難しかったこともあって、短い時間で効果的な練習はないかといつも考えていました。練習方法は人それぞれだと思いますし、正解などありませんからこれから書くことは、参考にとどめておいてください。
まず、大雑把に練習を二つに分けると、「基礎練習とそれ以外」に分けることができます。みなさん、基礎練習はどんなものをやりますか?そして、いつ、どのくらいの頻度でやりますか?
今回から何回かに分けて基礎練習について書いてみようと思いました。
僕は中学〜高校の頃、クラシック・ギターを習っていたことがあって、そこでの練習メニューをずっと続けて来ました。
「半音階(クロマチック)」と「ドレミファ・・・・ファミレド」
上のような感じ。初級レベルの頃は、これでいいのではないかと思います。動画ではメトロノームを鳴らしていませんが、クリック音に合わせて「ゆっくりと正確に弾く」ことを心がけてやるのが良いと思います。そして、必ず毎日、練習の最初に「指慣らし」の意味あいでやっていました。速さの目標を決め、正確に弾けるようになったら少しだけ速め、きつくなったら元に戻すことを繰り返すのも良いと思います。
大学でジャズを勉強するようになってから、この基礎練習に少し疑問に思うようになりました。「このままの基礎練習で良いのだろうか」ということを考えるようになりました。
ギターを弾くようになって、すでに5年ほど経っていたので、何日か弾かないでいても、ギターを持つとすぐにパラパラと弾けるようになっていましたし(今は歳のせいかそんなことはありませんが.....。)、だいたい今のメニューでは全く楽しくありませんし、実際のプレーに役に立っているかが疑問です。
そこで、もう少し実践的で楽しい基礎練習を考えるようにしました。
つづく!
