ギター購入騒動記(154)
「買い方の相談です。お金はあるっちゃ、あるんですがw、テレキャスター含め、立て続けに3本もここ数か月で買っているので、少し自分の中で罪悪感みたいなものがありますw。それを緩和するために、トーカイ175を売ろうと思っているのですが、いくら位で買い取ってもらえますか?」
チェリー175を手に入れるためには、トーカイ175を売ることにしました。理由は上に書いた通りです。そして、トーカイ175ってのは下の楽器です。
購入時の話はこのプログのギター購入騒動記(56)あたりから数回にわたって書いてあります。この楽器、現在も所有のES-775購入時に同時に買った楽器で、ライブでは数回使用しただけの新品同様の楽器です。僕の楽器の中では珍しく、弦高を低くセットしてあって、とても弾きやすく、繊細な生音がいかにも日本の楽器って感じで、とても気に入っています。
お別れ前にじっくり弾いておくことにしました。弾きだしたらもう止まらなくなって、2時間も弾いていたでしょうか。ずっとアンプに通さず、生音で弾いていました。本当に良い音です。
「うーん、やっぱりこの楽器は売れないな。」
気持ちが変わってしまいました。売るために、次男の部屋の押し入れから専用ハードケースまで引っ張り出してきたのですが、お別れすることができませんw。
こんなことを考えました。
この楽器、きっとバンドでのライブでは今後も使いません。そういう意味では、ビンテージ175もそうです。アンプを通し、比較的大きな音を出した時にちょっと難しい楽器なんです。エフェクターのノリも今一つです。したがって、ソロやデュオで、生音が聞こえるくらいの小スペース、小編成でないと難しいのです。要するに「エレキギター」ではなく「アコースティックギター」なんです。したがって、音楽活動的には、今のところ、売ってしまってもちっとも困りません。でも、僕がもう少し年を取ってライブ活動をやめた時に、アンプも通さず、手軽にポロポロって弾いただけで、良い音を奏でるギターとして取っておかなければいけないギターと思いました。
翌日、Sさんにメッセージします。
「今のところトーカイ175は売りません。昨日弾いていたら、勿体なくなってしまいました!」
そして、次の土曜日、予定通りチェリー175を捕獲しに行くことにしました。