マイナー・コンバージョン・コンセプト(21)
コンバージョンの話を発展させる前に実際の音で前回の内容を解説します。
まずは前回の内容のコピペを下に貼っておきますね。
B DiminishをFm7と考えて、Fドリアン・スケールを中心にフレーズを組み立てます。
何でFm7にコンバージョンできるのでしょう??B Diminish ≒ B♭7 → Fm7 という発想です。
下の動画はコンバージョンの発想ではなく、B dimでBのディミニッシュ・スケール、もしくはB♭コンビネーション・ディミニッシュ・スケールを弾いているものです。ディミニッシュ・スケールは前回の譜面、コンビネーション・ディミニッシュ・スケールは下の譜面を参照してください。コンディミに関してはここでは詳しく説明しません。と言うか、B ディミニッシュ・スケールとB♭ディミニッシュ・スケールをがっちゃんこ(笑)したものとのことくらいしか僕にもわかりません。

一方、次の動画はBdim→B♭7→Fm7のコンバージョンを行い、Fm7としてFドリアンスケールを弾いたものです。
比べて聴いてみていかがですか?
Fm7で弾いた場合は「ディミニッシュ・スケール」特有の「アクの強さ」がなく、「あっさりした感じ」に聴こえませんか?
「ディミニッシュ」をあえて主張せず、「あっさりと受け流して通り過ぎる」にはもってこいです。
次回はこの中間の感じを出す方法を紹介します。
