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僕の音楽史(16)

【中学1年生(1974~75年)】

 レッド・ツェッペリンの話から少し外れます。

 まだロックの話ができる友達もいなかったので、音楽性は全く広がらず、新たにツェッペリンを聴き始めたくらいで、相変わらず僕のアイドルはユーライア・ヒープ、ディープ・パープル、そしてイエスでした。この年にリリースされたアルバムについて書いてみます。

<無限劇/ユーライア・ヒープ>
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前作「スィート・フリーダム」がパッとしなかった印象でした。このアルバムは佳曲もありましたが、随分と小粒なアルバム、バンドになってしまったなという感じがしました。デビッド・バイロンのボーカルは相変わらず素晴らしいものではありましたが、「悪魔と魔法使い」「魔の響宴」なんかに比べると、いかにもイギリス的な「様式美」は消えうせていました。そうは言っても、やっぱり本格的の好きになった初めてのロックバンドではあったので、そう簡単には嫌いにはなりませんでしたし、やはりよく聴いていました。

<紫の炎/ディープ・パープル>
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イアン・ギランとロジャー・グローバーが抜け、デビッド・カバーディルとグレン・ヒューズが加入した新生ディープ・パープル最初のアルバムです。リッチーとイアン・ペイスがフューチャーされた佳曲が多く、結構のめり込んで聴きました。ただ、正直言うと、やはりイアン・ギランのボーカルの方が好きでした。カバーディルのこぶしを聴かせたようなうな太い声やグレン・ヒューズのシャウトは好きではありませんでしたし、ベース・プレイが全く存在感なく今一つと思いました。そんなマイナス面はありましたが、それに余りあるくらいのリッチーの圧倒的プレイでしたので、よく聴きましたね。

<リレイヤー/イエス>
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リック・ウェイクマンが抜け、彼のようなピアニストが他にいるかなと思ってましたが、心配無用でした。パトリック・モラーツ、いい感じです。曲も全3曲でA面1曲、B面2曲とあの名盤「危機」と同じ構成。曲も「錯乱の扉」や「サウンド・チェイサー」などかっこよく今でも大好きです。ただ、アルバム全体の音質(ミキシング?)があまり好きではなく、「危機」のような緊張感のある音作りにはなっていないのと絵的に金髪のリック・ウェイクマンがマントを羽織っての姿が見れないのは、少々残念なことくらいでした。

次回からは中学2年生(1975年)、この年から俄然聴くグループに広がりが出てきます。

お楽しみに。
 






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紫の炎

最近ひょんなことから、ハード・メタルの古典を意識的に聴いておりまして、パープルの「紫の炎」も未聴でしたのでトライしました。
D・カヴァーデルは自分の世代では、ホワイトスネイクの大ヒットで有名なヴォーカルで、高校時代にはかなり聴きましたね。"デヴィカバ"なんて言われてましたよ。

イアン・ギランの後の第3期パープルのヴォーカルとは知っていたのですが、Burnは1974年作らしいのでかなり若くしてパープルに加入したのではないでしょうか?

それにしては、ブルースフィーリングがある渋い唱法でカッコ良いですね~
対してグレンヒューズはファンキーな感じです。
ものの本によると、本当はフリーやバットカンパニーのポール・ロジャースがボーカルに収まる予定だったらしいですね。

No title

いつもコメントありがとうございます。
「バーン」を聴いていなかったとは、意外ですね!
デビッド・カバーディル、人気のあるボーカリストですよね。でも、僕は今も昔も彼のボーカルは好きになれないのですー。演歌のような節回しや肉好きの良いデブデブとした体がどうも・・・・。
申し訳ないです!!
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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