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Pat Martino 奏法研究(19)

マイナー・コンバージョン【2-1】~【2-4】で説明したことを、自分で弾いてみました。

Youtube(限定公開)でアップしたので、URL指定で訪れる人だけ、検索にはひっかかりません。

マイナー・コンバージョン(1) 【2-1】の内容です。
マイナー・コンバージョン(1)
マイナー・コンバージョン(2) 【2-2】【2-3】【2-4】の内容です。
マイナー・コンバージョン(2)

パット・マルティーノご本人の演奏の足元にも及びませんが、マイナー・コンバージョンの理解の助けになればと思い、作成しました。

あくまで、教則用であり、観賞用ではありませんので、その辺のところよろしくです!

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No title

「なんとかコードにはなんとかスケール」というとかいう”スケールあてはめ宗教”が諸悪の根源、であって、コード進行上の解釈=調性と部分転調、をスケール解釈するのがメロディー作りの本筋だと思います。
マイナースケールには3種類(ドリアンモードは音列で包含)ありますが、
それが”なんとかスケール”を複雑にしているだけの話ではないでしょうか?

△=majorスケール、からスケール上の音をマイナースケール化してみます。
(下記例えば△♭3はmajorスケール(普通のドレミファソラシド)の3rd(ミ)だけを半音下げる)

①△♭3 =Melodicマイナー 
 →半音下の7thコードから見るとAltered-scale
  半音上のマイナー6コードへアプローチ
  (そのマイナー6コードは半音下のマイナー7thコードへ解決する)
②△♭3♭6=Harmonicマイナー 
  →5度上のV7コードから見るとHMP5↓
   ドミナントモーションで4度上のマイナーメジャー7コードへアプローチ
③△♭3♭6♭7=Natural-minor 
  →短3度上の△(普通)
  
④△♭3♭7 =Dorianモード
  →一音下の△スケールと同じ音列
  半音下からの△スケールをV7上で弾く=半音上から△へ解決、と解釈できます。

マイナーコンバージョンと言っているのは上記の4番目の話と理解していますが、Dorianスケールというのは△スケールと音列は同じ。
なのでスケールとして特別に覚える必要も強調する必要も無く、
スケールは△(=NM),MM,HMの3種類だけ覚えれば十分だと思います(注)。


(注)”半音が2つ以上続かない”という縛りの上では、
マイナー系のスケール(3rdが♭する音列)としては、
他にDiminishスケールやLydian♭3ができますが、それは別途。

Re: No title

コメントありがとうございます。また、こんなに詳細な解説どうもすみません。

Hさんのおっしゃるとおりと思います。特に冒頭の「なんとかコードにはなんとかスケールというとかいう”スケールあてはめ宗教”が諸悪の根源、であって、コード進行上の解釈=調性と部分転調、をスケール解釈するのがメロディー作りの本筋だと思います。」まさに同感です。

僕の、今のマイナーコンバージョンのお話は、「マイナーコンバージョン」そのものを解説したいのではなく、あくまで「Pat Martinoがマイナーコンバージョンをこう紹介しています。」ということでご理解いただければと思います。「Pat Martino奏法研究」ということですので・・・。

個人的に言うと、Patが「なんでもかんでもドリアンで...」というのは、結構強引だなとも思いますし、「指板が似てるからコンバージョンできる」みたいな考えは、随分アバウトなとも思いましたし、ギタリスト以外には、結構無理があるのも事実です。

ただ、僕が理論先行でやってきて、ジャズギターを挫折しかけていた時、彼のプレイを聴いて「なんかドリアンで考えるとしっくりいくな」と自分で見つけて、色々自分なりに変換表を作り、その後Patがビデオの中で「僕と同じように考えていたんだ!」と分かった時の喜びを皆さんに伝えたいのです。そして、僕は挫折しないで、いまもなんとか弾き続けています。したがって、理論的に??という内容も、Patが言ったことを基準に解説していきますことをお許しください。多少は、自分の考えも書いていくこともあるとはおもいますが。

詳しい解説コメント、よろしかったら、送ってください。
僕や読者の皆さんの考え方を整理する手助けになりますので。

ありがとうございました!

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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