僕のレコード棚公開します!(54)

【メンバー】
ビル・エバンス(p)ジェレミー・スタイグ(fl)エディ・ゴメス(b)マーティ・モレル(ds)
【曲目】
ストレイト・ノー・チェイサー/ホワッツ・ニュー/枯葉/ラバー・マン他
このレコード、僕が大学一年の夏休み前、ジャズの何たるかも全く知らない時期に、当時の慶応ライトの同期4人と練習の帰りに渋谷のジャズ喫茶「ジニアス」で聴きました。
ジャズ喫茶も初めて、ビル・エヴァンスも初めて(名前は知っていましたが)、エディ・ゴメスも初めて、ジャズ・フルートも初めて、何もかも初めての時でしたが、何か「ジャズという音楽の底知れない力」みたいなものを強く感じたことと僕以外の他のメンバーはこのレコードを聴きながら、エバンスやゴメスのことを色々語っているのを聞き、「焦り」みたいなものを感じたことを覚えています。
大学卒業後、ジャズ・ピアノのレコードを買いまくった時期には比較的早くこのレコードを購入し、結構聴きました。また、僕が結婚してまもない頃、数年間「中野新橋」に住んでいたのですが、なんと渋谷のジャズ喫茶「ジニアス」が近所に移転していて、ここでも真っ先にこのアルバムをかけてもらったという思い出深いアルバムでもあります。
バラードでのダークなスタイグ、相変わらずの切羽詰まったベースラインのゴメスとそれを強力にプッシュするモレルのドラミング!全編緊張感漂う素晴らしいアルバムと思います。
エヴァンスのアルバムの中では、かなり上位にランクインするアルバムと思います。