ギター購入騒動記(62)

ギタープラネット・オリジナル企画「Nuages」の中から今現在射程距離にいるこの3本の楽器を試奏させてもらいました。
まずは写真一番左の1本目 「SC15S」
この楽器、僕が日本の楽器を見直し、現在所有のTokai FA-GP(175もどき)を買うきっかけとなった楽器です。
この楽器、見た目に違いはないのですが、ボディが単板と合板のものの2種類があって、両方弾かせてもらいましたが、僕が弾いた環境では選択に困るほどの大きな違いはありませんでした。
軽いです。そして、以前所有していた「GB-10」とほぼ同じ小ぶりなボディ、身体にぴったりとフィットします。音は以前書いたような日本の名器の特徴「鈴虫の音」がします。この前買ったES-775よりはTokaiのFA-GPに近い感じですかね。
ただ、初めて弾いた時の心高ぶる気持ちはありませんでした。これは、決して楽器のせいではなく、僕がTokai FA-GPを買ってしまい、このサウンドに慣れてしまったからです。
次は写真真ん中と右のレスポール・タイプの2本
このシリーズ、「LP-ES」「LP-FA ver.1」「LP-FA ver.2」の3種類、カラーはブラック、ブラウン、ナチュラルの3種類で3X3=9種類あります。ESはセンター・ブロックあり、FA ver.1はジョイントからフロントP.U下以外を空洞化したフルホロー構造、「LP-FA ver.2」はジョイントからフロントP.U下までとブリッジ・テールピース下以外を空洞化したホロー構造とのことですが、ぼくはLP-ESとLP-FA ver.2の2本を弾かせてもらいました。写真ブラックのブラウンのどっちがどっちだったか忘れてしまいましたが、ほぼフルアコ構造のver.1はSC15Sと変わらないのかな?と思い、試奏しませんでした。
この2本、明らか違いました。センターブロックありのESの方は音の粒立ちがくっきりしていて、音ももう一本のFAに比べると同じアンプ・セッティングでも音圧があるような感じです。一方、FAの方は「ほんのちょっとだけフルアコ」みたいな感じです。空気感がある分、「くっきり度」がESに比べるとやや低いです。より「ジャジー」な感じですね。
僕の場合に当てはめると、どうでしょう?既にレスポール・カスタムを所有していますし、一応ジャズギタリストなので(笑)、買うなら「SC-15S」か「LP-FA ver.2」なのかな?と今のところは(笑)考えています。ただ、所有のTokai楽器との被り感も考えなくてはいけません。
30分ほどの試奏を終えて、もう一つのの目的である「エレガット」を物色するため向かい側のビル「アコースティック・プラネット」によることにします。
次回につづく!
あっ、この楽器について詳しくは下をクリックしてください。
Nuages / Guitar Planet