Pat Martino奏法研究(34)
今回は9小節から12小節まで、第2ポジションから第1ポジションへの移動し、最後の13小節目F#音まで行きます。
9小節目は、マルティーノの得意フレーズです。ドリアンによるマイナー・コンバージョンと言いつつ、このようなA♭音(メジャー7th)の入ったハーモニック・マイナーもたまには使います。10小節目で第2ポジションから第1ポジションへの移動を行います。これはもう説明した移動ですね。9→10→11→12(すみません、赤字にするのを忘れました!)ですが、10と12はゴースト・ノートなので、実質は9→11と3弦4フレットB音→3弦3フレットB♭音と人差し指を平行移動していき、3弦2フレットA音(13)まで行き、第1ポジションへの移動完了です。10小節3拍目以降は最後まで第1ポジション内で弾きます。ポジション移動はありませんので、番号順に弾いていってください。
ひとつ譜面に訂正があります。11小節目の3、4拍目はB→G→B♭→G♭となっていますが、これはB→C→B→A♭に変更してください。譜面のとおりでも決して間違いではありませんが、12小節目はA音から始まっているのでA♭→Aのつながりの方が自然ですので・・・・。
ふー、やっと終わりました。
次回は動画を使って、今までのポジション移動を総復習すると同時に、色々なポジション移動のデモ演奏をやってみたいと思います。
お疲れさまでした!

