僕のレコード棚公開します!(14)

【メンバー】
ウェス・モンゴメリー(g) クラーク・テリー(tp) ハロルド・メイバーン(p) アーサー・ハーパー(b) ジミー・ラブレンス(ds)
【曲目】
A面
ストレート・ノー・チェイサー
ジャスト・フレンズ
B面
イン・ア・メロウ・トーン
ウェス・ガット・リズム
テーマ
ウェスです。「何でこのアルバムなの?」との声が聴こえてきそうですが、以前もお話ししたとおり、ここで紹介するのは僕がレコードをMP3化する過程で聴いたものをご紹介しています。ウェスの名盤中の名盤はCDで買い直しているので、登場しませんよ。
このアルバムは当時のウェスのカルテットにトランペットのクラーク・テリーが客演しています。クラーク・テリー抜きのこの4人は、そうです、「ソリチュ―ド」という凄まじい演奏のライブ盤がありますが、このアルバムでは、リラックスした演奏が聴けます。テーマを奏でるクラーク・テリーにオブリガードを入れてバッキングするウェスは、他のアルバムではあまり聴けることはないと思います。クラーク・テリーも無茶苦茶フレーズが歌っていますし、「ストレート・ノー・・・」のテーマの吹き方がかっこよいですし、バップの定石フレーズ満載です。
ウェスの演奏に外れなど全くないのですが、このアルバムは、他のアルバム以上にウェスをコピーするギタリストたちには、美味しいフレーズと得意技の満載のうような気がします。ハーフノートやフルハウスのような熱いライブ演奏より、このようなリラックスした演奏の方がコピーしやすいと思います。そう思って、このレコードを買った30年前に、「まずはスタンダード、ジャスト・フレンズを手始めにコピーするか!」とやってみたところ、なんと「えっ?、キーがA♭!!」この曲は普通キーはFでやります。当時未熟だった私は「これじゃ、ジャムセッションで、コピーしたフレーズ、そのまま使えないじゃん!」ってことで、結局「やーめた!」になってしまいました(笑)。
A面の2曲が最高です!