FC2ブログ

Pat Martino奏法研究【完全版】 第6章 Phrase & Groove(5)

 すみません。随分と間が空いてしまいました(^_^;)

 下の譜面を御覧ください。

PhraseGroove (5)

 まずは1小節目です。Amを想定したフレーズで、取り立てて解説の必要もないフレーズです。最後の音がE音なので、E7(ドミナント)からAmに戻る感じでしょうか。テンポはあまり意識しないでください。一応動画も貼っておきます。



 次に2小節目です。1小節目と何が違うのでしょう。最後のE音が一オクターブ下、ギターでいうと、6弦の開放弦、つまり通常のチューニングでギターで出せる最低音です。同じく動画を貼っておきます。



 パットは、ほぼ100%6弦開放弦のE音を弾く2小節目のパターンで弾きます。この効果は2つあると考えられます。

 一つは音の高低差によるもの、もう一つは音量によるものです。

 スムーズな流れと言う意味では、1小節目のフレーズになるのでしょう。ここで、あえて1オクターブ下のE音を弾くことで、意外性にハッとさせられます。

 また、開放弦をあの強靭なピッキングで弾きますので、今までフレーズを弾いてきた音よりも大きくなりますし、多少音程がブレて、シャープ気味になります。

 ギターの最低音をガツンと弾き、パシッと流れをここで止め、そして、新たな展開に突入、これはパットのアドリブソロの特徴でもあります。

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(235)

【2017年】

 今回から2017年について書いていきます。この年は、今の音楽活動につながる素晴らしいメンバーと知り合い、活動を開始した年でした。とは言っても、今回の話は2016年の年末の話でした(^_^;)

 2016年の年末、ぽっかり空いた時間に赤坂ヴァーチュオーゾに遊びに行きました。たまたま、facebookのジャズギター研究会の会長がギター・トリオでライブをやっていて、そこで演奏していたベースとドラマーの方と知り合いになりました。それが、この後、僕のバンドのレギュラー・ベーシストとして活動すること事となるベーシスト「座小田諒一」君とドラマー「佐野大介」君でした。今回はベーシスト座小田諒一君を紹介します。

座


 当時、僕のライブでお願いしていたベーシストはほぼ全ては矢野伸行君でした。彼のベースに絶大の信頼を置いていたので、他のベーシストを積極的に探すつもりはありませんでした。ただ、昨年度から僕自身がギタシンセを始め、積極的にエフェクト音を使った演奏を行うようになってきましたし、曲もスタンダードにこだわらず、少しコンテンポラリーな演奏を目指すようになってきたこともあって、矢野君はこんな僕自身の変化を「あまり良く思っていないのでは?」と考えるようになっていました。もちろん、彼自身がそんな素振りを見せたわけではないですし、あくまでリーダーのギタリストをどう引き立てるかを第一に考えた、良い意味でのプロの仕事をしてくれていました。ただ「彼の好きなジャズギタリスト」と僕が明らか違ってきたのは、間違いないと思いました。

 座小田君の演奏は、矢野さんとは違ったタイプでした。矢野さんは「俺がガッツリ守ってあげるから、武田さん、あとは好き勝手やっても大丈夫ですよ!最後は俺がまとめ上げるから」って、こんな感じでした。その時、座小田くんの演奏を聴いた限りでは、そんな感じとは違うように感じました。とても空間があって、牧歌的で、それなのに、仕掛けてきて....なんか、その場で音楽を作り上げて行くタイプのようでした。そして、僕はそんな感じが自分にもっとも欠けている要素にも感じていました。

 今まで、矢野さんのスケジュールに合わせてブッキングしていた感じもありましたが、もうひとり、しかも違ったタイプのベーシストと演奏することで、自分自身も音楽的に成長したいと思いました。彼とは、「今度一緒に演奏しよう!」と声をかけておいて、その時は、一旦はそれで終わりでした。

 次回はもうひとり知り合ったかドラマー「佐野大介」君のことについて書こうと思います。



 


 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(234)

【2016年】

 今振り返ると2016年は僕の音楽活動の中で、充実していた年だったと思います。

 2014年夏に再活動を初めてから一緒にやってきたミュージシャンと安定的な活動をしていましたし、出演するお店も中野ピグノーズや東中野セロニアスの2箇所を中心として、色々なお店で演奏させてもらっていました。また、直近で書いたとおり素晴らしいギタリスト松原慶史くんとも知り合い、定期的な活動で音楽的に向上しようと頑張ってもいました。

 この年はハード面でも、数々のソリッドギターやギターシンセ(GR-55)、マルチプロセッサー(GP-10)といろんな楽器や機材を購入し、今までの「僕の考えるジャズ・ギター」、根本的には大きく変えることはできないものの、なんとかこれらの力を借りて、少しでも変化しようともがいていました。

 ギタシンセやエフェクターを使っても何か「自分の音」っていうものを作りたくて、休みの時は「ギター練習」というよりも、「音作り」の時間が長かったように思います。そんな中、動画の音「フレットレスギターのパッチをカスタマイズした音」が自分的にはすごく気に入って、殆どの曲をその音を使って演奏している時もありました。また、次の動画のようなシンセでしか実現できないようなサウンドも色々と研究して、ライブに取り入れていこうと(結局一度もやらなかったと思いますがw)研究に余念がありませんでした。いずれもFacebookに投稿した動画をリンクしておきますので、聴いてみてください。

フレットレス

フレットレス


ギターシンセ

ギタシン


 ただ、体も悲鳴を上げていました。と言っても、大きな病気をしたわけではありません。恒常的に左指が演奏中につってしまうことが多くなりましたし、左指が慢性的に疲労して、早いパッセージが思うように回らなくなったりすることがありました。また、左肘がピンポン玉のように腫れ、手首のあたりまでむくんだり(結局検査してもはっきりとした原因がわからず、自然に腫れが引いた)と個人的には割とトラブル続きでした。ただ、演奏活動に大きな支障をきたすまでのことはなく、あくまで「自分比で調子が悪い」レベルで終わっていたように思います。

 次回から2017年に入っていきます。

 お楽しみに!

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(233)

【2016年8月】

 以前ご紹介したスーパーなギタリスト松原慶史くん(ヨッシー君)と共演を果たしました。ここに至った経緯はこんな感じでした。

 6月に自分のリーダーカルテットで演奏後、次のブッキングについてセロニアスのママさんと相談し、9月にまた同メンバーでブッキング。「3ヶ月はちょっと、間が空きすぎるな」と思っていたら、8月ももう1日空いている日があるとのことでした。同じメンバーで8、9月と続くのも集客的にも厳しいので「メンバー未定」のまま、その日も仮押さえしました。「いつものカルテットでは、変わり映えしないな」なんて考えていた時、ふと、ヨッシー君のこと思い出しました。「たしか彼もセロニアスに定期的に出てたよな」「(才能あふれる彼だから)俺が共演できるのも今のうちだけかな?」なんて考えて、彼と連絡を取ったところ、たまたま空いていて、快く引き受けてくれて・・・まー、そんな感じです。

 「この先、きっと有名になって、とても一緒になんて演奏できなくなるかなw」「俺のギター、彼の前でどこまで通用するかな?」なんて考えて、「今のうちに共演しておこう!」と考えたのが、正直な気持ちでした。特にアンサンブルを考えたりせず、2人で弾きまくっちゃおう!なんてのが目的だったので、題材は全て僕がいつもやっていたスタンダードに彼もソリストの形で演奏する形態でした。ギター2人いるので、ピアノの阿部くんは呼びませんでした。初共演のときの演奏はこれです。カメラアングルが悪く、彼があまり登場してきません。お許しを!



 彼とは嬉しいことにこの後何回か一緒にライブで一緒に演奏していました。もう、テクニックも世代も方法論も何もかもが僕とは違っていて、僕的には「コンテポラリーの代表」のように思っていましたので、あまり意識せずにお互いがお互いのスタイルで弾けてよかったと思います。彼のソロの時は、バッキングもせず、演奏を聴いているのがとても楽しみでしたw

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(232)

【2016年】

 ソリッド・ギターを積極的にライブに導入していったのには、以前書いたとおりギタリスト松原慶史(ヨッシー)君の影響が一番ではありましたが、もう一つ大きなわけがありました。

 ソリッドはフルアコに比べて小さいので、会社に持っていくのに都合が良かったのです。僕は昼はサラリーマンしていたので、ライブの日は会社に楽器を持っていきます。朝出社の時は電車は混んでいますし、勤務中はロッカーや鍵のかかる部屋に置くことが多かったので、ソリッドはかさばらず、都合が良かったというのも大きな理由でした。

 ソリッド、そして歪み&空間系エフェクターを使うようになって、自分の奏法や演奏曲にも幅が出てきました。ソリッドとはいえ、比較的太い弦を張ってはいましたが(012のセット)、それでもチョーキングをするようになりましたし、その影響でブルースっぽいフレーズ(ジャズ・ブルースではなくって...)がよく顔を出すようになりました。演奏曲もスタンダード中心ではありましたが、エフェクターがないことで演奏してこなかった曲も演奏するようになりました。しばらくすると「もっといろいろな音を出したい!」もっと言っちゃうと「メセニーのギターシンセの音を出したい」と言うことで、マルチプロセッサーGP-10を購入し、どんどんと深みにはまっていきましたw。

 その頃の演奏を2つほど貼っておきます。





テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR