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僕の出会ったギター達(5)

【 Tokai FA-GP C/BLD(2)】

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それでは生音です。まずは下の動画を確認してみてください。




 どうですか?みなさんはどんな感想をもちましたか?

 僕の得点は「90点」です。

 この生音だけで購入を決意し、しかもこの時は後に紹介予定のES-775という30万以上の楽器を購入をするタイミングでありながら、それでも買わずにいられなかった、そんな素晴らしい生音です。その時の状況は「ギター購入騒動記(56)〜(59)」あたりを読んでいただければお分かりいただけると思います。

 僕はこの楽器の生音を「鈴虫の音」と読んでいます。

 理由は次の通り。

 弦を弾いて出た音というよりも「ピックが弦をこすって出た音」のような感じです。1〜3弦はスティール弦の音ではありますが、鈴虫の羽をこすったようなカサカサとしたこすったような音も合わせて聴こえて来ます。4〜6弦は新しい弦を張ってもビンビンいうことなく、角が取れた音で「コン」とか「ポン」って感じですか?

 生音量はかなり小さいです。びっくりするくらい小さいです。でも、いかにも日本人が作ったと思わせる繊細で「行き届いた音」と思います。

 このギターはデュオやトリオで、そしてアンプ音だけではなく生音が聞こえるような小さなお店の時にだけ登場させるように僕は決めています。

 他のコーナーの動画として録画した演奏でこのギターを使った「All The Things You Are」を参考までに貼っておきます。この演奏を聴けば、このギターの生音の良さがわかっていただけるのではと思います。



 次回はアンプ音です。

 お楽しみに!
 

僕の音楽史(136)

【1986年】

 自宅でジョー・パスを中心にジャズ・ギターを必死に独学している中、聴いたことのないサウンドが耳に飛び込んできました。鋭角的なギターのカッティングです。

 「なんだこれ?スゲーかっこいい!」

 僕の会社は小売業、この当時は売場に配属されていました。音と映像関連の売場で販売員をやっていました。当時は「ミニコンポ」と呼ばれるレコード・プレイヤー、アンプ、チューナー、CDプレーヤー、カセットデッキ、そしてスピーカーがセットになったマンション・サイズ?のオーディオが全盛時代で、僕もそれを販売していました。商品を決めてもらうにはお客さんに音を聴かせて比較検討してもらわなくてはいけません。販売員の僕たちはそれぞれお気に入りのCDや人気のあるポップスなどを聴かせて1台でも多く買ってもらおうと頑張って働いていました。

 そんな売場で接客している時に、ある先輩社員がお客さんに試聴のためにかけたあるCDの曲が突然僕の中に入り込んできました。

 テレキャスターか何か?で荒々しくかき鳴らしたようなカッティング、しかも和音がロックのパワー・コードとは違う非常にモダンなサウンド。4度重ねかな?そして、ちょっとテクノっぽいサウンド?が入ってきた。ベースはピック弾き、イエスのクリス・スクワイヤーの様です。耳を傾けて聴いているとシャウトした女性ボーカルが入ってきました。

 「えっ?日本語だ!日本のバンドか!?」

 これが僕と「レベッカ」そして「ノッコ」との出会いでした。

レベッカです

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僕の音楽史(135)

【1986年】

 この頃は仕事や結婚生活にも慣れてきて、ジャズギターをもう一度しっかりと(独学ですが...)学習しようという気持ちの余裕ができました。その時の学習の拠り所としていたのは下のレコードです。

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 この「ジョー・パス・ジャズ・ギター・クリニック(ライブ!)」は1982年武蔵野音楽院で行われた2日間に渡る彼のクリニックのライブ・レコードです。なんと言っても素晴らしいのは、32ページのブックレットに彼の話した内容が英語と日本語の対訳がつき、おまけに彼の弾いた全ての音が譜面になっていたことでした。譜面には全てコードネームが振ってありました。


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 絶対音感がない僕にとって、理論的な知識のない状態で和音を採譜するのは非常に困難で時間がかかる作業でした。結果として、単音のものばかり採譜していき、ただパラパラと単音で指を動かすだけの薄っぺらなギタリストになっていきました(これは今でもそうか?)。ジョー・パスは大好きでしたので、結構フレーズ・コピーはしていましたが、肝心のソロ演奏については今までコピー譜は購入していましたが、挫折していました。

 このレコードとブックレット、実はこの当時から現在に至るまで繰り返し何度も復習し直しています。写真を見れば、どんだけこの本を使っているかわかりますよね?!写真の中に当時の僕の練習メニューが手書きで書いてあって、非常に懐かしいですね。僕は好きなことには随分と几帳面でこんな計画表を必ず書き留めて計画表通りに毎日実践していたものです。

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 ここにジョー・パスの全てがあります。彼はこれ以上でもこれ以下でもありません。彼のやっていること全てを本人の口と楽器を使って惜しげも無く解説されています。ちっとも難しい考えなんかでてきません。そして奇抜なアイディアなんてひとつもありません。ジャズ理論がギターに合わせて忠実に構築されています。

 このレコードの最後にGブルースの模範演奏に譜面があって、当時は毎日毎日そればっかり練習していたように思います。そして、今でも練習し続けています。

 現在、このレコードは手に入るかわかりませんが、彼の教則本の中で、そして全てのジャズギター教則本の中で最高峰と思います。

僕の出会ったギター達(4)

【 Tokai FA-GP C/BLD(1)】

 まさしく「出会った」という言葉がふさわしい形で手に入れた楽器です。日本が誇る東海楽器のES-175タイプ
「Tokai FA-GP C/BLD」です!

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 この楽器は御茶ノ水ギタープラネットのオーダー品です。似たようなモデルでFA-245ってのが同じ東海楽器から発売されてはいますが、こちらとは違い、オールラッカーフィニッシュを採用したオーダーモデルです。色はウィスキー・サンバーストやタバコ・サンバース、そして僕の買ったナチュラルを含め何色かあり、ブリッジもエボニーのブリッジと金属のやつがあります。ちなみに僕はエボニーブリッジを選びましたが、2本を弾き比べ、そんなに大きな違いはありませんでしたし、多少の違いもどちらかというと個体差によるものと思います。オリジナル・オーダー品ってことなのでギタプラでしか買えませんし、今現在の在庫状況はお店のホームページをご確認ください。

 音の素晴らしさは次回に譲ります。今回はルックス等だけに留めます。

 持ってびっくり!とても軽いです。正確にはわかりませんが、3kgはないのではないかと思います。そして、ヴィンテージライクなルックスも大きな魅力です。「塗装は音に影響する」とはよく聞きますが、十分うなづけます。ヴィンテージのサウンドを再現する等の余計な手ほどきはしていないのでしょう。

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 一個だけ気に入らないところがあります(笑)。ボディ焼けを再現するかのごとくピックガード裏のボディ塗装をあえて薄くしています。僕は「ピックガード外す派」なので、これ、「ものすごく大きなお世話」です(笑)。ピックガードを外すと、ピックガードの形でくっきりと色を薄くしてあって、これでは外せなではないですか!みなさんにとっては、全く問題ないことと思いますが、僕は仕方なしにこの楽器のみピックガード付きです。

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次回は生音をお聴かせします。

 楽しみにしていてください!!

ソロ・ギター道場(18)

【 Have You Met Miss Jones (4)】

 Have You Met〜限定というわけではもちろんありませんが、テーマからサビに向かうⅡ−Ⅴ−I、この曲で言うと、Cm7ーF7ーB△7部分はやはり技の見せどころなのではないかと思います。

 下にジョー・パスがお決まりのようにやる定石フレーズをひとつご紹介します。本当は譜面も合わせて出せば良いとは思いましたが、ソロ・ギターを上手く弾けるようにと頑張っている方は多分、中級〜上級の方がほとんどと思うので、動画を見ていただくだけで大丈夫なのではと思いました。動画は普通の速度で弾いた後、少しゆっくりと弾いていますので十分追えるのではないかと思います。



 Cm7に入る前にDm7からアプローチしていきます。5フレットの一般的なDm7から10フレットDm9→Dm7(4th)→F→E♭、F→E♭の部分はF、E♭をトップ音にした4度重ねのギターリストがよくやるコードです。ここから、Cm7のアルペジオ・フレーズを経てB♭△7に行きます。

 こういう奴はもう理論、理屈抜きにして指くせにしてどんな曲でもどんどん活用して行きましょう。また、多少崩して弾けば、いろいろなバリエーションが作れると思います。


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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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