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僕の音楽史(250)

【2019年10月~】

 武田、多田、丸谷のギタートリオで活動するようになり、東京で数回のギグの後、8月に新潟プチツアー(2か所でライブとジャムセッション)を行いました。それに向けてのリハーサルを通じてトリオ演奏もかっちりとまとまってきました。新潟ツアーの様子は(企画段階からライブ当日まで)別タイトル(2019年8月新潟ライブ紀行)で詳しく書いていますので、ご覧になってみてください。

 新潟から帰った後もその勢いに乗って、人生のうち一番精力的な活動を続けていたと思います。多田さんとのデュオ、武田、多田、丸谷のギタートリオ、そして、武田、阿部、座小田、丸谷のカルテットと月に2本~3本のペースで行っていましたし、ライブの回数が増え、必然的に楽器に触る機会も増えていたので、テクニック的にも安定していたのだと思います。お店もカフェコハナ(錦糸町)Giee(国分寺)フォンタナ(武蔵境)unten45(四谷三丁目)ココパーム(西荻窪)などいろいろな店に顔を出していました。

 写真でご覧のとおり、この頃からライブでアコースティックを積極的に導入するようにしてました。理由は2つあって、ひとつはお客さん、そして何よりも自分自身がバンドサウンドに飽きがこないように、もうひとつはマルチエフェクターを使って、ライブでも比較的まともな音を出せるようになってきたからです。僕はエレキでのバラード演奏は苦手ですし、自身の演奏が好きではありません。もちろん、僕自身のテクニックの問題なのですが....。一方、アコースティックでの演奏は大好きです。

 僕の場合、お店へは車移動ではなく徒歩でしたし、ましてや会社帰りのことも多かったので、ギター2本を持っていくのは厳しいものがありました。ギターのみならず、時はアンプやエフェクターボードを持って行ったりもしていたのですw。こんな時は「前日に、お店近くの大型コインローカーに一部の楽器や機材をあらかじめ入れて置き、ライブ当日、残りを会社に持っていく」「朝早く起き、会社に2往復して分けて持っていく」ということをやっていました。我ながらご苦労様ですがw、そんなこともでしてまでも「演奏したい!!」「ライブやりたい!」という気持ちが強いものでした。たった数名のお客さんの時もありましたが、それでも全く苦にはならず、「バンドマンとはそういうもんだ!」くらいに感じていましたw。

 次回から2020年になります。いよいよコロナ禍が始まります。



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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

僕の音楽史(249)

【2019年】

 Facebookやカレンダーアプリを振り返ってみると、この年の音楽活動はとても充実しているものでした。

 前回書いたように、この年からは2つのバンド(カルテットとトリオ)でライブ活動していたので、月に数本のライブをそれぞれ違ったお店で交互に演奏するような形になり、音楽活動を始めた最初の頃と変わらぬモチベーションを保つことができていました。

 カルテット(武田・阿部・座小田・丸谷)は「四谷三丁目unten45」「武蔵境フォンタナ」の2か所を中心として活動を継続していました。この時点で、すでに3年目に突入するメンバーでしたし、ピアノの阿部君とはもう知り合って20年もたつ間柄でしたので、お互いの音の対話を楽しむ感じにまでなっていました。お互いが行くとこまっで行って、バンドの音が崩壊寸前にまでなることも多々ありましたがw、メンバー全員がそれを楽しんでしまう、そんな感じでやれていたのだと感じます。

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 このカルテットでのリハ動画をつけておきます。循環もの「Rhythmaning」ですね。こんな感じで、ギターの音はマルチエフェクターで加工し、あえてトリオ活動での演奏とメリハリをつけてました。ただ、この動画の演奏では、ギターシンセ(いわゆるメセニー音)の具合が悪く、ソロの途中で切り換えたりしていて、あんまり芳しくないですw。一方、ピアノの阿部君とドラムの茜ちゃんは結構気合の入った演奏してるのでよろしいのではないかと。聴いてみてください!



 一方、トリオは結成したばかりということもあり、新しい演奏場所を開拓すべく、いろんなお店で単発で演奏し、定期的に活動できるお店を探していました。「三鷹unamas」「国分寺Giee」「カフェコハナ」等で活動していました。こちらはもともとカルテットとは違って、多少オーソドックスなギタートリオをやっていきたいと思って集めたメンバーですから、チャレンジというよりはまとめにかかる演奏をしようと心がていました。それでも、トリオということもあり、ギタリストとしては、テーマやソロ、バッキングまで全てやらなくてはいけないので、個人的には十分チャレンジでした。

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 頻繁に演奏するとそれだけ集客も厳しくなりますが、この時期は半年前に人事異動で新しい職場(国分寺)に移り、新たな部下や友人達ができ、僕の演奏を聴いたことがない方々が比較的頻繁に来てくれたこともあり、何とか凌いでいました。職場とは違った環境で会社の人達と話す機会もでき、職場生活の方でも大きなメリットがありました。

 音楽的にも会社的にも最も充実した年といえるものでした。 


 

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僕の音楽史(248)

【2019年】

 今回から2019年です。

 この年からほぼ他流試合はせずに完全に2つの編成のバンドで活動していきました。ひとつはカルテット(武田・阿部・座小田・丸谷)、もう一つは今年から新たに結成したギタートリオ(武田・多田・丸谷)です。

 個人的にもこの2つの活動の同時並行はとてもバランスが取れていました。カルテットではマルチエフェクターを使った音、スタンダード以外にマルティーノやメセニー、メンバーのオリジナル楽曲も取り上げていましたし、どちらかというと攻撃的な感じでした。一方でトリオの方ではスタンダード中心に有名なジャズナンバーも演奏するといった感じで、自分自身がマンネリしない感じでしたので、他流試合をしたいという気にはなりませんでした。ただ、ベースとのデュオの仕事は、機会があればやっていきたかったので、その時はトリオの多田さんにお願いしてやっていました。音楽活動をしていた中で最も充実した年であったと思います。この年を最後にコロナ禍が世界中を襲い、音楽活動休止状態に入ってしまうのですが、この当時はそんなことは想像すらしていませんでした。

 新しいトリオでの演奏はこの先に紹介するとして、新しいベーシスト多田さんとデュオの演奏です。

 聴いてください。



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ジャンル : 音楽

僕の音楽史(247)

【2018年11月】

 ギター・トリオでの活動を始めるべくベーシストを探し、カルテットで一緒に活動中の丸谷茜ちゃんに声をかけると「心当たりがある」とのことでしたので返事を待っていました。しばらくすると彼女から「快く引き受けてもらえました!」との話を聞き、さっそくメールで直接お願いしました。そのベーシストは「多田和弘」さんです。

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 彼とは今まで接点が全くありませんでした。彼の演奏ももちろん聴いたことはありません。そんなんで良いかい?とも思いますが、絶大な信頼を置いている茜ちゃんが「オーソドックス系ならこの人、とてもやりやすい」と紹介してくれたので、あんまり不安はありませんでした。そして、なんと「自宅の最寄り駅が同じ」ってのが最高ではないですか!近所のスタジオで気が向いたときにリハができます。
以前もどこかで書いた気がしますが、この「家が近い」ってのは、継続的に活動をしていくにはとても重要です。出演するお店を決めるのも移動距離を自分を基準に考えることができ、変な気を回す必要はないですし、演奏後もずっと電車で一緒に返ってきますので、コミュニケーションを取りやすく、絆が深まります。

 僕自身はこのままライブ突入でも良いくらいの感じでしたが、音も聴いていない、会ったこともない無名のジャズギタリストと演奏するのはちょと心配になったようでw、「リハをやりましょう」ってことになりました。まあ、当たり前かw。近所のスタジオで2人でスタンダードを何曲か演奏しました。茜ちゃんの言う通り、オーソドックスなプレイは思った通り、カルテットでの演奏としっかり切り分けて活動できるのでオーケーと感じました。

 そして、この翌年2月に初めてこの3人でライブを行いました。

 次回から2019年になります。だんだんコロナ禍が近づいてきました。

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僕の音楽史(246)

【2018年4月~12月】

 更新しないでいるうちに随分と日にちが経ってしまいました💦。また話を続けていきます。

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 人気ピアニスト柳隼一君とデュオ活動をすることとなり、新潟にプチツアーをすることに決め、10月に実際にライブを行うまで、そして実際のライブがどのように行われたかのお話についてはて、以前このブログで全12回にわたって詳しく書いているので、そのコーナーを読んでいただければと思います。
 ↓↓↓
2018年10月新潟ライブ紀行

 新潟から帰った後、柳君とは「一仕事終えた感」で、あまり目立った活動はしませんでした。もっとも、彼はこの当時からすでに超売れっ子のピアニストであったこともあって、僕レベルのミュージシャンがスケジュールをがっつり抑えることにも無理がありました。したがって、メインのバンド「武田・阿部・座小田・丸谷」の活動が自然と中心になっていきました。

 一方、デュオやカルテットのほかにギター・トリオでの活動も再開したいと考えるようになりました。音楽活動再開を始めた2014~2015年あたりは「武田・矢野・公手」の3人で活動をしていましたが、せっかくだから違うメンバーとやりたいと考え、メンバーをどうしようかと考えていました。ドラムについては、この当時も今でも「丸谷茜(あかねちゃん)」しか考えられませんでしたのでw、彼女にカルテット同様にお願いするとして、ベーシストの候補が誰かいないかを彼女に相談してみました。ギター・トリオではスタンダード中心の比較的オーソドックス路線を狙いたい旨を彼女に話すと「心当たりの人がいる」っていうことなので、いったんは彼女の返事を待つことにしました。

 動画を一つ貼っておきます。演奏は2019年3月、この日が柳君との最後のライブだったと思います。

 



 
 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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