僕の音楽史(248)
今回から2019年です。
この年からほぼ他流試合はせずに完全に2つの編成のバンドで活動していきました。ひとつはカルテット(武田・阿部・座小田・丸谷)、もう一つは今年から新たに結成したギタートリオ(武田・多田・丸谷)です。
個人的にもこの2つの活動の同時並行はとてもバランスが取れていました。カルテットではマルチエフェクターを使った音、スタンダード以外にマルティーノやメセニー、メンバーのオリジナル楽曲も取り上げていましたし、どちらかというと攻撃的な感じでした。一方でトリオの方ではスタンダード中心に有名なジャズナンバーも演奏するといった感じで、自分自身がマンネリしない感じでしたので、他流試合をしたいという気にはなりませんでした。ただ、ベースとのデュオの仕事は、機会があればやっていきたかったので、その時はトリオの多田さんにお願いしてやっていました。音楽活動をしていた中で最も充実した年であったと思います。この年を最後にコロナ禍が世界中を襲い、音楽活動休止状態に入ってしまうのですが、この当時はそんなことは想像すらしていませんでした。
新しいトリオでの演奏はこの先に紹介するとして、新しいベーシスト多田さんとデュオの演奏です。
聴いてください。