僕の音楽史(247)
ギター・トリオでの活動を始めるべくベーシストを探し、カルテットで一緒に活動中の丸谷茜ちゃんに声をかけると「心当たりがある」とのことでしたので返事を待っていました。しばらくすると彼女から「快く引き受けてもらえました!」との話を聞き、さっそくメールで直接お願いしました。そのベーシストは「多田和弘」さんです。

彼とは今まで接点が全くありませんでした。彼の演奏ももちろん聴いたことはありません。そんなんで良いかい?とも思いますが、絶大な信頼を置いている茜ちゃんが「オーソドックス系ならこの人、とてもやりやすい」と紹介してくれたので、あんまり不安はありませんでした。そして、なんと「自宅の最寄り駅が同じ」ってのが最高ではないですか!近所のスタジオで気が向いたときにリハができます。
以前もどこかで書いた気がしますが、この「家が近い」ってのは、継続的に活動をしていくにはとても重要です。出演するお店を決めるのも移動距離を自分を基準に考えることができ、変な気を回す必要はないですし、演奏後もずっと電車で一緒に返ってきますので、コミュニケーションを取りやすく、絆が深まります。
僕自身はこのままライブ突入でも良いくらいの感じでしたが、音も聴いていない、会ったこともない無名のジャズギタリストと演奏するのはちょと心配になったようでw、「リハをやりましょう」ってことになりました。まあ、当たり前かw。近所のスタジオで2人でスタンダードを何曲か演奏しました。茜ちゃんの言う通り、オーソドックスなプレイは思った通り、カルテットでの演奏としっかり切り分けて活動できるのでオーケーと感じました。
そして、この翌年2月に初めてこの3人でライブを行いました。
次回から2019年になります。だんだんコロナ禍が近づいてきました。