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【復活】僕のレコード棚公開します!(3)

【Gentle Thoughts / Lee Ritenour】

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 このアルバムを初めて聴いたのは、僕が高校2年の頃(1978年)だったと思います。この時代はロックがジャズに歩み寄り、ジャズもロックの手法を取り入れ、フュージョン一大ムーブメントが起こり始めていた時代でした。僕自身も中学から聴いてきたロックに少しマンネリを感じ始めた時期でもありました。そんな中でこのアルバムを聴いて、一気にフュージョンの世界に入っていったと言える記念すべきアルバムです。

 歪んでいない、でも、サスティーンが効いたギターの音色と16ビートの歯切れのよいカッティング、今では誰もがやっていますが、とにかくこの演奏が元祖と言えるものなのでしょう。アンソニーのピックを使用したアグレッシブなベースとハービー・メイソンの疾走感あふれるドラミングやフェンダー・ローズのエレピ音、どれをとっても素晴らしく、繰り返し聴いたアルバムのベスト10に入るものでした。

 このアルバムはダイレクト・カッティングという一発録り(要はスタジオ・ライブ)なのですが、2テイクの演奏がアルバムとして存在します。僕が所有しているアルバムはテイク2の方だと思います。テイク1は、残念ながら見つけることができず、今だに持っていません。別のアルバムで、一部の曲でテイク1が聴けるのですが、リトナーのギターソロは僕の所有しているテイク2の方が好みです。

 フュージョンが好きで、このアルバムを聴いたことのない人は、ビートルズや荒井由実を聴いていないに等しいくらいに感じます。「A面1曲目のキャプテン・カリブ、B面1曲目のキャプテン・フィンガーズを先に聴いた後、改めてアルバムを通して聴く」こんな聴き方を僕はおすすめします!!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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