僕の音楽史(244)
今回から2018年になります。
昨年夏以降にリーダーバンドのメンバーが固まり(武田・阿部・座小田・丸谷)、活動は順調でした。スタンダードだけでなく、数回のリハを行って、レパートリーを増やし、オリジナルにも挑戦し、内容的にも充実していました。
昨年の暮から個人的に考えていることがありました。
故郷新潟で演奏したいということでした。
歳を取るごとに故郷が懐かしくなってきました。高校まで生まれ育った新潟に久しぶりに帰りたくなりました。僕のような年齢の方は、この気持は理解できると思います。過去何度か仕事関連で訪れていましたし、非公式で「新潟ジャズストリート」にゲストで数曲ほど演奏したりしていましたが、今度は自分のバンドでガッツリと演奏する機会を作りたいと思いました。それをキッカケに、懐かしい場所や友人達に会いたくなりました。1泊2日くらいで、演奏と久しぶりの新潟を楽しみたいと考えていました。
バンドのメンバーにそんな話を持ちかけましたが、興味を示したのはドラマーの茜ちゃんだけで、残りの二人はあまり興味を示しませんでしたw。まあ、彼ら二人は「新潟」という土地に、僕のように「特別の意味」を見出さないのも無理はありません。お酒好きであれば「食」の方面から興味も示すのでしょうが、ふたりともお酒は嗜む程度でした。
実際のところ、集客や採算も心配でした。メンバー4人の交通費や宿泊費に見合う収入を得られる集客は困難だと思いました。バンドメンバー全員が「行きましょう!!」と乗り気であれば、多少僕自身が被っても全然構わないと思ったのですが、「無理に連れてって、その上費用も...」ってほど、僕はお人好しではありません。
一旦は諦めることにしました。