僕のレコード棚公開します!【復活】

「(アナログ盤で)さて何を聴こうかな?」というと、僕は昔から必ずこれを聴く感じです。バーニー・ケッセルのトリオでの作品、数ある中で一番有名と思いますし、名盤として挙げられるものです。後でわかったことですが、このコーナーで5年ほど前に紹介しているアルバムでしたので、聴くのも5年ぶりということになります。以前のコメントも今回も書いている内容がほぼ同じということは、このレコードに対する僕の評価はこれで決まりなのでしょう。
僕はバーニー・ケッセルの大ファンかというと、そうでもありません。自分のスタイルとも違いますし、グリグリとしたシングル・ノートのノリが...と、正直思うこともあります。でも「ジャズ・ギターを弾いている以上は、絶対こういうやつを聴いておかなくてはいけないんだ!」と思っていて、聴いていくうちに、愛聴盤になった感じです。
曲もスタンダード(サテンドールやイット・クッド・ハップン、グリーン・ドルフィン等)が多く収録されています。大学生の時に、サテンドールのソロを練習したくて購入した記憶があります。でも、一般的に演奏するキー(C)じゃなかったので、がっかりしました。グリーン・ドルフィンもそうですね。イット・クッドの前奏で、ワン・コーラスのソロ演奏があって、ここでのアイディアや音使いは、今でも色々な場面で使っているので、そういう意味では、影響を受けていると言っても良いですね。彼のコード・プレイはとてもモダンで、素晴らしいものがあります。
トリオ演奏で、音質もよく、サウンド・チェック用のレコードとしても最適です。
ぜひ聴いてみてください!