僕の音楽史(242)
予定通り6月に中野ピグノウズで行いました。この日はドラムスの丸谷茜さんと初共演でした。動画で彼女の演奏を聴いてはいましたが、一緒に演奏するのは初めてでした。一緒に演奏して問題なければ、今後もレギュラーで叩いていただくようお願いするつもりでいました。

簡単なリハをやりました。彼女は事前に送っていた譜面をクリアフォルダに入れていて、簡単に内容をさらっているようでした。まあ、一緒に演奏してきたミュージシャンの中では珍しいタイプですw。大概は譜面を忘れてくる人達がほとんどです(もちろん演奏はしっかりやってくれるのですが)。几帳面な性格がとても気に入りましたw。そして、リハの一曲目、たしか「マンデイ・ブルース」だったと記憶していますが、テーマを弾いた後の僕のソロの数秒くらいのフォービートのレガート、これでもう彼女にお願いすることに決めました。思ったとおり、いやいや、想像以上に気に入ってしまいました。
当日のライブはとても楽しいものとなりました。当日はスーパーベーシスト「落合康介」君にもお願いしていて、とても熱いプレイができたと思いますし、ピアノの阿部君も自ら「ピアノ・トリオで一曲やらせてください」なんて言ってきたくらいですから、彼もこの日の演奏を楽しんでいたのだと思います。
彼女のプレイ、それはもう、素晴らしいものですが、僕が気にいた点をいくつか書いてみます。
4ビートでレガートしている時に踏む2拍4拍のハイハット、この切れ味が素晴らしく、とても正確です。しっかりと耳に刻まれるので、僕のような8分音符、16分音符で長尺フレーズを弾くギタリストにとっては無茶苦茶弾きやすいのです。この切れ味ですから、早いテンポで4拍踏む時はもう、抜群の疾走感です。
太鼓の音、シンバルの音、どれもダイナミック・レンジが広いことです。聴こえないような音から爆音まで、どの音も躍動している感じです。
構成力が素晴らしいです。ソロについても、一曲通しても、常に起伏や起承転結があって、聴く人を飽きさせません。また、マレットを使ったり、平手で叩いたりと音も多彩ですし、「次は何やっってくれるのだろう?」と演奏していても楽しみです。
とうとうお気に入りのドラマーを見つけました。そして、彼女もスケジュールの空いている限りは叩いていただけるとのことで、こうして、レギュラーで活動するメンバー4人が新たに決まりました。
武田謙治(g)阿部義徳(p)座小田諒一(b)丸谷茜(ds)の4人です。



