僕の音楽史(241)
何回かに渡って書いてきた、ミュージシャン紹介時のお話と時系列的に多少話が前後する部分があります。
自分のバンドで、レギュラーで叩いてもらえるドラマーを変わらず探していました。一年ほど一緒にやってきた名ドラマーの柳沼くんもなかなかスケジュール調整が難しくなり、音楽性も若干違ってきたことから、早急に新しいドラマーを見つける必要がありました。
以前このブログで紹介した人気ギタリスト「浅利史花」さんと活動していた「丸谷茜」さんというドラマーの名前を、この時にふと思い出しました。ただ、この時までは、いわゆるジャズを演奏している丸谷さんは、動画では見たことはありませんでしたので、Youtubeで動画をいくつか検索しました。彼女のオリジナル等の演奏はあったのですが、いわゆる「スタンダード・ジャズ」の演奏しているものがなかったので、判断に困りましたが、まずは一緒にやってみるしかないと考え、全く面識もないのに、ずうずうしくも、いきなりメッセージでオファーしました。たまたま6月の中野ピグノウズでのライブのドラマーが未定だったので、お願いし、快く引き受けていただきいました。

このときのメッセージのやり取りで、彼女は、実はピアニスト阿部くんとはジャムセッションで既に知り合っていて、「また一緒にやれたら」みたいな話をしていたことが判明しました。彼女は僕のオファーが阿部くんの紹介からのものと思っていたとのことでしたが、これは全くの偶然です。自身がドラムもプレイし(彼は本当にうまいんです)、ドラマーにはこだわりを持っている(?)、そんなピアニストの阿部君が「また一緒に演奏したい!」なんて言っているドラマーだったら、きっと素晴らしいプレイをしてくれるに違いありません。
6月のライブは、とても楽しいものになるだろうと期待が膨らみました。また、この時は以前紹介したスーパー・ベーシスト「落合康介」君との初共演でもありました。たまたま、ライブまでの間に、彼女が参加しているマーチング・バンドの(?)演奏(スネアドラムだけのプレイでしたが)が阿佐ヶ谷であったので、彼女に会いに行き、簡単な挨拶を済ませておきました。