僕のレコード棚公開します!(12)

【メンバー】
リー・リトナー(g)アーニー・ワッツ(sax)デイブ・グルーシン(p)パトリース・ラッシャン(p)アンソニー・ジャクソン(b)ハービー・メイソン(ds)スティーブ・フォアマン(per)
【曲目】
A面
キャプテン・カリブ
シャンソン
瞑想
B面
キャプテン・フィンガーズ
フィール・ライク・メイキング・ラブ
ジェントル・ソウツ
フュージョン初期の名盤、リトナーのダイレクト・カット盤です。
ダイレクト・カットについては、ここで詳しくは説明しませんが、要は「スタジオ・ライブ」です。それを、その場で直接レコードの溝に刻みます。この当時、結構はやりましたね。
僕はこのアルバムを78年の高校時代に聴いて、ロック・ギターにひとまずピリオドを打ちました。それほど頭をトンカチの殴られた感じの衝撃でした。
コンプを効かせ歪まず音の伸びるギター音、フェイザーをかけた単音でのバッキング、粒のそろったコード・カッティング等、今となってはレトロな感じですが、世界中のギタリストがこのサウンドに夢中になったものです。
当時は「キャンディーズかピンク・レディーか、どっち?」と同じ次元で「リトナーかカールトンか、どっち?」なんてギタリストの中でよく話していて、僕は当時断然リトナー派でした。今では、どちらも好きですが、この当時は、カールトンはサウンドもフレーズもロックっぽくて、今まで聴いていたロック・ギタリストと変わり映えしない気がしたので、断然リトナーの方を好んで聴いていました。
このアルバム、やっぱり「キャプテン・カリブ」と「キャプテン・フィンガーズ」の2曲でしょう。このころ、「キャプテン・フィンガーズ」のユニゾンのリフが弾けたら、尊敬されました。僕は当然弾けませんでした。今でも弾けません・・・。
この70年代後半から80年代のフュージョン全盛時代を体験できなかった、若手ミュージシャンの方々、あなたたちは不幸です!!(笑)
本当に良い時代でした・・・・。
【補足】
このレコード、実はテイク1、テイク2の2種類存在してます。僕はテイク2を所有してますが、テイク1の方が、ギター・ソロがかっこよいです!