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僕の音楽史(237)

【2017年】

 2016年末にVirtuosoで知り合ったベーシスト座小田諒一君とドラマー佐野大介君の2人とは、約束通り複数回のギクを行いました。

 何回かギグを重ねるうちに、ベースの座小田君の演奏は、当時の僕のやろうとしていたことにしっくりいく感じがしました。そして、彼の予定調和ではないフレージングは、僕にとってとてもチャレンジでした。また、時々現れる、オーネット・コールマンのような牧歌的なフレージングがとても好きになっていきました。

 この当時までレギュラーベーシストであった矢野君とは、2017年の初めくらいから活動を共にしなくなりました。喧嘩別れでもなんでもありません。彼は素晴らしいベーシストであり、彼の演奏自体に何の不満もありませんでしたが、僕が半年くらい前からソリッド・ボディー&エフェクト音で、少しだけコンテンポラリーな演奏に向かおうとしていたこともあって、彼はそのことに対して、あまり快く思っていないのではないかなと思い始めてしまいました。彼の口から、そんなことを想像させる言葉はなかったのですが、生音&フルアコの太い音でマシンガンのように弾きまくる(マルティーノライクな)僕のスタイルをとても評価してくれていたこともあって、今のスタイルは快く思っていないのではないかなと思い始めてしまいました(後で聞くと、そんなことはないようでしたが)。

 そんな時に、座小田君と知り合い、彼のプレイがとても好きなになり、自然とレギュラー・ベーシストは座小田君に変わっていきました。矢野君とはデュオやトリオでオーソドックスなプレイをする時に、お願いすることとして、とりあえず、今のカルテットは座小田君にお願いすることになりました。

 当時、ドラマーは柳沼君にお願いしていることが多かったこともあり、「武田・阿部・座小田・柳沼」の4人で活動することがメインとなりました。

 この4人で演奏した動画を貼っておきますので、よろしかったら聴いてみてください。


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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