僕の音楽史(236)
随分と日にちが空いてしまいましたが、話を続けます。
前回紹介したベーシスト「座小田諒一」君とVirtuosoで一緒に演奏していたドラマー「佐野大介」君を紹介します。

僕はこの時、彼に会ったのが初めてと思いますが、実は一緒にやっているピアニスト阿部君やドラマー西尾さんなんかが、「大ちゃん」なんて呼んでいて、すでに知り合いだったので、名前は聞いていました。もちろん、このVirtuosoでの演奏で、初めて彼の演奏を聴きました。
彼のスティックの握り方と構え?がとてもかっこよく感じました。レギュラーグリップで握ったときの左手や右手でシンバルを叩く時のフォームがカチッとしていて、剣道の型を見ている感じがしました。音についても、フォーバースのフレーズ等を聞くと、オーソドックスな演奏で、音にメリハリがあり、共演者を気にかけて演奏をしている、相手のギタリストをよく聴いていて、良い感じでレスポンスを返していました。
演奏の後、色々と話しました。彼は、リトル・ジャイアントという田園調布のライブハウスで、店長をやっているとのこと、そんな関係で、そこに出入りしていた阿部くんや西尾さん他、T工大ジャズ研関連者とはもともと知り合いとのことでした。その時は、オーソドックスなバップドラマーのような演奏をしていましたが、色々なタイプのジャズを吸収したいという貪欲な気持ちを持っていましたし、凄く謙虚で研究熱心な姿勢はとても素晴らしいと感じました。
こんな感じで、Virtuosoで一緒に演奏していたベーシスト「座小田諒一」、そしてドラマー「佐野大介」君のふたりと知り合いとなり、当然のことながら「どこかで一緒に演奏しよう!」という話になりました。