僕の音楽史(233)
以前ご紹介したスーパーなギタリスト松原慶史くん(ヨッシー君)と共演を果たしました。ここに至った経緯はこんな感じでした。
6月に自分のリーダーカルテットで演奏後、次のブッキングについてセロニアスのママさんと相談し、9月にまた同メンバーでブッキング。「3ヶ月はちょっと、間が空きすぎるな」と思っていたら、8月ももう1日空いている日があるとのことでした。同じメンバーで8、9月と続くのも集客的にも厳しいので「メンバー未定」のまま、その日も仮押さえしました。「いつものカルテットでは、変わり映えしないな」なんて考えていた時、ふと、ヨッシー君のこと思い出しました。「たしか彼もセロニアスに定期的に出てたよな」「(才能あふれる彼だから)俺が共演できるのも今のうちだけかな?」なんて考えて、彼と連絡を取ったところ、たまたま空いていて、快く引き受けてくれて・・・まー、そんな感じです。
「この先、きっと有名になって、とても一緒になんて演奏できなくなるかなw」「俺のギター、彼の前でどこまで通用するかな?」なんて考えて、「今のうちに共演しておこう!」と考えたのが、正直な気持ちでした。特にアンサンブルを考えたりせず、2人で弾きまくっちゃおう!なんてのが目的だったので、題材は全て僕がいつもやっていたスタンダードに彼もソリストの形で演奏する形態でした。ギター2人いるので、ピアノの阿部くんは呼びませんでした。初共演のときの演奏はこれです。カメラアングルが悪く、彼があまり登場してきません。お許しを!
彼とは嬉しいことにこの後何回か一緒にライブで一緒に演奏していました。もう、テクニックも世代も方法論も何もかもが僕とは違っていて、僕的には「コンテポラリーの代表」のように思っていましたので、あまり意識せずにお互いがお互いのスタイルで弾けてよかったと思います。彼のソロの時は、バッキングもせず、演奏を聴いているのがとても楽しみでしたw