僕の音楽史(232)
ソリッド・ギターを積極的にライブに導入していったのには、以前書いたとおりギタリスト松原慶史(ヨッシー)君の影響が一番ではありましたが、もう一つ大きなわけがありました。
ソリッドはフルアコに比べて小さいので、会社に持っていくのに都合が良かったのです。僕は昼はサラリーマンしていたので、ライブの日は会社に楽器を持っていきます。朝出社の時は電車は混んでいますし、勤務中はロッカーや鍵のかかる部屋に置くことが多かったので、ソリッドはかさばらず、都合が良かったというのも大きな理由でした。
ソリッド、そして歪み&空間系エフェクターを使うようになって、自分の奏法や演奏曲にも幅が出てきました。ソリッドとはいえ、比較的太い弦を張ってはいましたが(012のセット)、それでもチョーキングをするようになりましたし、その影響でブルースっぽいフレーズ(ジャズ・ブルースではなくって...)がよく顔を出すようになりました。演奏曲もスタンダード中心ではありましたが、エフェクターがないことで演奏してこなかった曲も演奏するようになりました。しばらくすると「もっといろいろな音を出したい!」もっと言っちゃうと「メセニーのギターシンセの音を出したい」と言うことで、マルチプロセッサーGP-10を購入し、どんどんと深みにはまっていきましたw。
その頃の演奏を2つほど貼っておきます。