僕の音楽史(227)
もう僕が改めて説明する必要もないのですが、浅利史花さんのことを書いておきます。

彼女とは既に2014年の頃から多少の関わりがありました。僕がFacebookを初めて間もない頃、音楽好きやプレイヤーの方々と、どんどんと繋がっていく中で、彼女とも友達繋がりとなりました。演奏はYoutubeで見ていましたし、2014年にライブハウスのジャムセッションに来ていて、その時少しだけ話しをしたりしたこともありました。彼女のデビュー前のことです。その頃からシングルノートを中心とした「オーソドックスなフレーズを丁寧に弾く」感じでした。使用ギターを見て、グラント・グリーンが好きなんだろうな?と質問してみると、やはりそうでした。当時は彼女の口から、グラント・グリーン以外のギタリストは聞いた事がありませんした。その後は、前回紹介した柳沼くん参加の浅利さんのトリオを見に行ったり、ジャムセッションで何回か一緒にプレーしたり、大戸屋でばったり会ったりwってなことがありました。
そして、2016年1月に僕のトリオ(武田、矢野、公手)のライブに楽器を持って見に来てくれて、初めてジャムセッション以外で、正式にお客さんの前で共演を果たしました。もとから上手だったのはもちろんですが、音が太くなって、演奏に説得力みたいなものが出てきた感じを受けました。若者の進歩は恐ろしいと感じました。「私は今、基礎を固めようと必死なんです」としきりに言ってましたが、その謙虚さが今の彼女のプレイを形作ったのだと思います。
この後しばらくして、メジャーデビューを果たし、現在の活躍に繋がっていきます。今では「浅利さんと一緒に演奏した事あるよ」なんて、人に自慢できるプレイヤーになりましたねw。
この後、彼女と直接の接点はないのですが、前回ご紹介した柳沼君やこのブログでは登場前の丸谷茜ちゃんというふたりのドラマーは僕のカルテットと浅利さんのバンドを掛け持ちでやっていたと思うので、そういう意味では間接的にお話は色々聞いていました。好きなドラマーのタイプも同じだったのでしょう。
これからも頑張って活躍してほしいと思います。
