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僕の音楽史(223)

【2014年12月】

 グランド・ピアノがあるお店は、武田(g)阿部(p)矢野(b)公手(ds)の4人で出演していましたが、無いお店の場合は、阿部くんを除いたギター・トリオで出演することもありました。

 ギター・トリオは僕にとっては挑戦でした。何故かと言うと、僕のギター・スタイルは「8分音符(単音)で埋め尽くす」タイプでしたので、全体的なサウンドがスカスカになりがちです。ピアノやオルガンのように厚みの出たサウンドの上に乗っかって弾く事にずっと慣れていたので、演奏していて辛くなることがありました。速いテンポでの「疾走感」は僕のスタイルだったので、あまり悩まなかったのですが、ミディアムやバラードは自分のギター・スタイルを根本から見直さなくてはいけない部分が沢山ありました。バッキングのコード・ワークやコード・ソロもなるべく取り入れたり、ギタリストとしての技術も再確認し、基礎練習に組み込んだりとしっかりとギターを練習するようになりました。

 僕の場合、矢野君や公手君のようなリズム隊がサウンドに色付けをしてくれたので、ギター・トリオとして成立できたのだと思います。よくアマチュア・ギタリストが「ピアノはサウンドを限定する」「ピアノとサウンドがぶつかるので好きじゃない」なんて言ってますが、そんな人は一度自分のトリオ演奏を録音して聴いてみると良いです。ギター・トリオとしてサウンドしているのは、ほんの一握りのギタリストだけです。言っていることは事実と思いますが、それに対応した演奏になっているか?よく考えてみると良いと思います。いかに鍵盤楽器がいるだけでサウンドするかがわかると思います。

 ギター・トリオは本当に難しいです。

 下の動画はこのトリオで演奏しているライブ動画です。ただ演奏はトリオ結成後の半年くらいの演奏です。



  次回からは2015年の活動を紹介していきます

トリオ


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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