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Pat Martino奏法研究(32)

【3-11】Vertical Movement と Horizontal Movement(5)

 今回は5小節から6小節まで第5ポジションから第4ポジションへの移動です。

 第5ポジションは11(3弦のみ)~15フレットの間、第4ポジションは9フレット~13フレット(2弦のみ)の間、グレー色の11~13フレット部分がダブりの部分です。

 下図の意味が分からない人は、例によって以前の(30)の投稿で解説しているのでご覧になってください。

 フレットの中の番号1~8は下の譜面の5小節目部分、前回3~5小節の中で解説でしたので、すでに解説済みですね。1番から4番までは人差し指が12フレットにある位置、5番から8番までは左手を1フレット下げて11フレットの位置に動かして弾きます。

 フレット移動はここからです。この時点で小指は4弦14フレットE音にあるはずです。8番から9番を弾くときに、一瞬で小指を4弦12フレットD音に移動し、第5→第4ポジション移動完了です。そして、この第4ポジションのまま9→15番まで弾き、その後16番から次の第4ポジション→第3ポジションへの移動開始ですが、この先は次号で!

 今回は人差し指のまま移動ではなく、一瞬で小指を移動させるポジション移動です。

 地味な練習が続き、面白くないとは思いますが、長い小節を流れるように弾き続けるためには、必要不可欠なテクニックですので、挫折せず、しっかりやっていきましょう!
5→4
A DorianScale Horizontal Movement


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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