Pat Martino奏法研究(32)
今回は5小節から6小節まで、第5ポジションから第4ポジションへの移動です。
第5ポジションは11(3弦のみ)~15フレットの間、第4ポジションは9フレット~13フレット(2弦のみ)の間、グレー色の11~13フレット部分がダブりの部分です。
下図の意味が分からない人は、例によって以前の(30)の投稿で解説しているのでご覧になってください。
フレットの中の番号1~8は下の譜面の5小節目部分、前回3~5小節の中で解説でしたので、すでに解説済みですね。1番から4番までは人差し指が12フレットにある位置、5番から8番までは左手を1フレット下げて11フレットの位置に動かして弾きます。
フレット移動はここからです。この時点で小指は4弦14フレットE音にあるはずです。8番から9番を弾くときに、一瞬で小指を4弦12フレットD音に移動し、第5→第4ポジション移動完了です。そして、この第4ポジションのまま9→15番まで弾き、その後16番から次の第4ポジション→第3ポジションへの移動開始ですが、この先は次号で!
今回は人差し指のまま移動ではなく、一瞬で小指を移動させるポジション移動です。
地味な練習が続き、面白くないとは思いますが、長い小節を流れるように弾き続けるためには、必要不可欠なテクニックですので、挫折せず、しっかりやっていきましょう!

