Pat Martino奏法研究【完全版】 第5章 Capture Of Fingerboad(1)
そこで、Caputure Of Fingerboad(指板の把握)というタイトルで、もう少しポイントを絞り、指板を隅々まで使えるようにするための把握方法やアイデア、そのための練習等を紹介していきます。同じフレーズを色々なポジションで弾けるようにし、先に体系的にお話ししてきたHorizontal&Vertical Movement に照らし合わせて確認していくことで、自由自在にFingerboadを使えるようになっていくと思います。それでははじめます。
まず、下の譜面と動画を見てください。ABCDBA(ラシドレシラ)を色々なポジションで順番に弾いています。ポジションはタブ譜を参考にしてください。(今回から譜面にはなるべくタブ譜をつけるようにします。)

このように同じフレーズを色々なポジションで弾けるようにならなくてはいけません。
2小節単位で区切って確認してみてください。
1小節目の1オクターブ上の音が2小節目です。そして、押さえ方に下のような法則性があります。
・1小節目の最初のA音を人差し指で押さえた時は2小節目の最初のA音は小指で押さえます。
・1小節目の最初のA音を小指で押さえた時は2小節目の最初のA音は人指指で押さえます。
ただ闇雲に色々なポジションで練習するのではなく、こんな法則性を頭に入れて練習すると、すぐに色々なフレーズを色んな場所で弾けるようになります。