ギター購入騒動記(135)
話は今から1年ほど前に遡ります。
昨年10月にギタープラネットにES−165を試奏に行って以来、音楽に関わる活動は殆んどしていませんでした。一番の理由は言うまでもなくコロナ禍でありましたが、それだけではなく色々なことが身近にある年でした。そして、この時点では、まだ何も解決していませんでした。そんな中で一番のイベントが「来年3月末で定年を迎える」ということでした。もちろん働かなくては食べていけませんので、働くつもりでしたが、別の会社に行きたいと考えていましたので、この時点ではかなり不安に思っていました。また、転職に向けて資格を取ったりと忙しかったですし、会社人生最後の1年で、珍しく一生懸命仕事に励んでいて、頭が音楽に向かなくなりました。そして、漠然と不安に感じることも多く、今のうちから色々なことを整理しようと思いました。こんな状態で「ギターでも1本買って気晴らしするか!」というほど能天気な人間ではありません(笑)。当然のことながら「断捨離!」の方に気持ちが傾きます。
家でずっとギターを弾いていて、改めて思ったことがあります。10本あまりのギター、殆どは3階の部屋のギタースタンドで立てかけていますが、そのうち2本は生活空間の2階に置いていすぐ弾けるような状態にしています。そして、この2本のギターの種類は、ほぼいつも同じです。要するに、弾くギターはいつも同じというわけです。いつも同じギター数本ばかりが弾かれ、残りはずっと3階の部屋で眠っています。Facebookで動画を撮ったりする時に、あえて3階から持ってきて弾いたりしますが、また戻してしまいます。自分ではあまり意識して言いませんでしたが、
「2階に置いてある2本、これが俺のお気に入りのギターなんだな」
そう改めて感じました。その2本は以下のものでした。


ギタープラネットで買った ES-175 1963 (Gibson)と FA-GP C/BLD(Tokai)の2本です。
そして思いました。
「弾かない楽器は持っていてもしょうがない。断捨離しよう!」