僕の音楽史(216)
ベーシスト矢野くんと再開を果たし、活動をともにする約束をするのと同時に、昔一緒にやっていたバンドのメンバーに連絡しようと試みました。まずは直近のメンバー(直近と入っても既に15年ほどの歳月が流れていましたが)阿部義徳(p)、辻啓介(b)、西尾研一(ds)の消息を探します。3人の名前はライブハウスのスケジュールでは見つけることができず、連絡先もわからなくなっていました。そんな中で、昔の携帯のアドレス帳からドラマー西尾さんのメールアドレスを見つけたので、早速メールを送ってみます。
程なくメールの返信がありました。たまにトラで頼まれて演奏は継続していたようですが、レギュラーでの活動はないようでした。また、西尾さんはベースの辻くんの連絡先も知っていた事もあって、3人で渋谷のスタジオでリハをやることとなりました。
15年ぶりにバンドで演奏しました。前にも書きましたが、自宅ではギターを継続して弾いていたものの、頻度は少なく、しっかりとした練習は行っていませんでしたし、ベース&ドラムでのトリオで演奏したのはまさに15年ぶりでした。もちろん細かいところでは、昔のようには弾けませんでしたが、時間が解決するだろう、そんなレベル感でした。辻くんや西尾さんは活動を続けているということもあって、全く問題なし、それどころかパワーアップしているように感じました。彼らは僕が演奏活動休止中は、テナーサックス八木敬之さんを中心とした色々なバンドで、僕の故郷である新潟での「新潟ジャズストリート」に参加し、好評を博していることはなんとなく耳にしていました。
2回ほど渋谷でリハをやって、飲んで、音楽談義で盛り上がりました。もう、リハだけやって「あー、楽しかった!」では満足できるはずはありません。ピアニストの阿部くんの消息を探しつつ、一旦活動の拠点とするお店を探そうと思いました。

