僕の音楽史(215)
今回は今後活動を共にすることとなるベーシスト「矢野伸行」君とのことについて書きます。

彼とのことはすでに書いておくべきだったかもしれません。僕が音楽活動を活発に行なっていた90年代から既に多少の関わりがありました。僕の記憶が正しければ、彼を紹介してくれたのはギタリストの小泉清人(彼とのことは僕の音楽史(177)辺りを参照ください)さんだったと思います。僕は自己のグループでメンバー固定で活動していましたが、活動の幅を広げたいと考えた時期があって、彼に「ベーシストを紹介してほしい」と声をかけ、紹介してもらったと記憶しています。その後リハを何回か、彼が当時ジャムセッションのホストをやっていた阿佐ヶ谷「マンハッタン」に遊びに行ったりと親交を深めていました。オーソドックスなプレイを信条とし、抜群の安定感の持ち主でした。当時の僕のギターの中でのマルティーノやブルース・フォアマンの影響部分を気に入ってくれたのだと思います。公式のライブは1回位しかやりませんでした。一緒にリハをすると朝まで飲むことが多く、どちらかと言えば飲み友達でしたw。その後、僕が音楽活動を休止してからは一度も会っていませんでした。
そんな彼をきっかけに音楽活動を再会するべく会いに行きました。池袋のライブハウス「P's」にアルトの「吉野みゆき」さんと出演している彼を訪ねました。

ライブ演奏後に彼に声をかけます。僕を思い出すのに多少時間がかかりましたw。無理もありません。もう十数年も会っていないわけですから。「ギタリスト」「マンハッタン」くらいの言葉で思い出してくれ、「あー、あのときの武田さんですか!大変ご無沙汰しています!」ということで、すぐに昔の間柄に戻りました。
ライブ終了後、結局昔のように池袋で飲み、昔話やミュージシャンの話題で久しぶりに盛り上がり、彼とともに活動を再開していこうと思いました。