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僕の音楽史(207)

【1997年】

 随分と間が空いてしまいました(汗)。続きを書いていこうと思います!

 オルガニスト高野正一さんとオルガン・トリオをやろうということになって、ドラムは誰に頼もうかという話になりました。高野さんにはこれといった候補がいないということなので、さてどうしたもんか?と考えました。僕はこの時点でこれまで一緒にやったドラマーはほぼ二人しかいません。リーダー・バンドで一緒にやっている西尾研一さん、そしてその前のレギュラー・ドラマーの宇山満隆君です。僕的には今現在一緒にやっているドラマーに頼むのも芸がないのでw、宇山くんに頼むこととなり、彼は快く引き受けてくれました。メンバーがこれで揃いました。高野正一(org)武田謙治(g)宇山満隆(ds)の3人です。

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 ドラマーについてはあまり考えることなく宇山くんにお願いすることとなったのですが、後から考えるとすごく良かったのだと思います。何故ならオルガン・トリオとは言っても、僕自身、いわゆる「王道のオルガン・トリオ」を目指していたわけではありませんでした。そもそもオルガン・トリオをやってみたいと思ったきっかけは、ギタリスト岡安芳明さんのレッスンを受けたことでもありましたが、僕のプレイが彼のようなオーソドックスなジャズ・ギタリストはちょっと違っていて、モード時代のマルティーノとメセニーの影響が非常に強く、いわゆるケニー・バレルやウェス、ベンソンのような王道のオルガン・トリオでのギタリストのようなプレイはできません(今でもそうか?)。僕がこんな感じですから、「ザ・ジャズ・ドラマー」ではなく、ややコンテポラリー寄り?のドラミングの宇山君はぴったりと思いました。また、高野さん的にもOGDというトリオで小泉清人さんというウェス直系のギタリストとすでに王道路線での活動を並行で行っていましたので、彼的にも宇山君のドラムはとても新鮮だったのだろうと思います。

 本番のライブまで3人でリハをやることはなかったと思います。吉祥寺あたりのスタジオで高野さんと二人で一回だけスタンダードを中心に音出ししただけです。彼はオルガン・トリオを通じてマルティーノのことが大好きだったこともあり、僕がマルティーノのようなフレーズを弾くたびに、笑みを浮かべ「イェー!」と声をあげる、そんな中でギターを弾くのは大変気分が良いものでした。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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