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Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(8)

 前回の譜面でFORM(ポジション)移動が行われているところに表記を加えておきました。例えば5⇒4と表記があるところはそこの音符を弾くことで移動が行われているわけです。

Horizontal Movement解説1


 ほとんどが下の譜面の①のフレーズを使ってポジション移動が行われています。これは、いわゆる「バップ・フレーズ」で「音を飲むフレーズ」です。非常に特徴的なアーティキューレーション?です。裏拍はほとんどゴースト・ノート、左手で押さえはするもののしっかりとピッキングはしません。マルティーノやジョージ・ベンソンなんかはよく使います。その部分だけの動画をあげておくので、確認してみてください。

Horizontal Movement解説2


 もう一つポジション移動で良く使われるフレーズは上の譜面の②があります。もっとも、どちらも音使いは違いますが、A→A♭→Gという9thからルートへのクロマチックな動きを作っていることには変わりはありません。



 下は前回の譜面のFORM(ポジション)移動部分を①から②に変更している譜面です。動画で音を確認してみてください。

Horizontal Movement解説3



 次回はHorizontalな動きで、今までとは逆の下⇒上への動きをやってみます。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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