Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(8)

ほとんどが下の譜面の①のフレーズを使ってポジション移動が行われています。これは、いわゆる「バップ・フレーズ」で「音を飲むフレーズ」です。非常に特徴的なアーティキューレーション?です。裏拍はほとんどゴースト・ノート、左手で押さえはするもののしっかりとピッキングはしません。マルティーノやジョージ・ベンソンなんかはよく使います。その部分だけの動画をあげておくので、確認してみてください。

もう一つポジション移動で良く使われるフレーズは上の譜面の②があります。もっとも、どちらも音使いは違いますが、A→A♭→Gという9thからルートへのクロマチックな動きを作っていることには変わりはありません。
下は前回の譜面のFORM(ポジション)移動部分を①から②に変更している譜面です。動画で音を確認してみてください。

次回はHorizontalな動きで、今までとは逆の下⇒上への動きをやってみます。