Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(4)
次はFORM2→FORM3のポジション移動です。
マイナー7th(ドリアン・スケール)をこのFORMで弾く人は意外に少ないのではないでしょうか?なんと言ってもFORM1が一番使用頻度は高いですよね?ただ、Gm7(Gドリアン)の場合はこのFORM2や3はちょうどネックのド真ん中あたりで、上にも下にも行ける一番のおいしいポジションになりますので、しっかりと身体に覚えこませることが大切です。
下の譜面と動画を参考にFORM2→FORM3のポジション移動を確認してください。

1小節目の8分音符2拍(A B♭ D F)は6弦5フレット人差し指から始めます。FORM2は人差し指5フレットが固定です。FORM2は人差し指から小指までそれぞれ5 6 7 8フレット固定でポジション移動なく弾けてしまうのでとても弾きやすいいです。必ず小指を使いましょう。ここでしっかりと練習しておかないと後で必ずスムーズに弾けなくなってしまいます。3拍目からは2拍目までの音程の1オクターブ上が出てきますが、ここで人差し指を4弦7フレットに移動させてFORM3へポジション移動します。
フレット移動の起点は指板図の赤色A音です。

2小節目はマルティーノの特徴的な音使いです。絶対に指癖にしてしまいましょう。小指を交えてのクロマチックはあまり小指を使わないロック上がりの人には難しいかと思いますが、しっかりと練習しましょう!
次回はFORM3からFORM4への移動について解説します。