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Pat Martino奏法研究【完全版】 第2章 Horizontal Movement(4)

 正月休み中くらいは連投しますW。

 次はFORM2→FORM3のポジション移動です。

 マイナー7th(ドリアン・スケール)をこのFORMで弾く人は意外に少ないのではないでしょうか?なんと言ってもFORM1が一番使用頻度は高いですよね?ただ、Gm7(Gドリアン)の場合はこのFORM2や3はちょうどネックのド真ん中あたりで、上にも下にも行ける一番のおいしいポジションになりますので、しっかりと身体に覚えこませることが大切です。

 下の譜面と動画を参考にFORM2→FORM3のポジション移動を確認してください。

IMG_0080.jpg



 1小節目の8分音符2拍(A B♭ D F)は6弦5フレット人差し指から始めます。FORM2は人差し指5フレットが固定です。FORM2は人差し指から小指までそれぞれ5 6 7 8フレット固定でポジション移動なく弾けてしまうのでとても弾きやすいいです。必ず小指を使いましょう。ここでしっかりと練習しておかないと後で必ずスムーズに弾けなくなってしまいます。3拍目からは2拍目までの音程の1オクターブ上が出てきますが、ここで人差し指を4弦7フレットに移動させてFORM3へポジション移動します。

 フレット移動の起点は指板図の赤色A音です。

IMG_0081.jpg


 2小節目はマルティーノの特徴的な音使いです。絶対に指癖にしてしまいましょう。小指を交えてのクロマチックはあまり小指を使わないロック上がりの人には難しいかと思いますが、しっかりと練習しましょう!

 次回はFORM3からFORM4への移動について解説します。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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