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僕の音楽史(203)

【1996年】

 新しいメンバーはご機嫌でした。その理由は音楽的な力量もさることながら、僕も含めてメンバー4人とも社会的な立ち位置が同じ、音楽的な姿勢も近いようで、気兼ねなく付き合えるということが大きかったと思います。全員が働きながら演奏活動をしているということ、それでいて音楽的なモチベーションが極めて高い集団であったこと、演奏活動の質よりもむしろ「演奏すること自体」に楽しみを見出していたことなどが挙げられます。前回までのバンドはもう僕のバンドではなくなっていました。ライブの時に集まって簡単なリハののちライブ、そして次のライブまでは会わない...みたいな活動は僕は正直好きではありませんでした。今でも少なからずそうですが「バンド感」を出したいと感じていました。

 パット・マルティーノのライブを見たこともあり、彼の楽曲や比較的愛聴していたデイブ・ストライカーの楽曲、そしてスタンダードを中心にリハーサルを始めました。全員が東工大ジャズ研OBであることから、相変わらずジャズ研部室で月2〜3回リハを行なっていきました。

 楽器の話で言うと、この頃からジョージ・ベンソン・モデル(GB-10)をメインに使う様になっていました。今までずっとES-175NT一本でやって来て、ライブやツアーでトラブったことは幸い一度もなかったのですが、やはり万が一の時のスペア楽器が必要ということで、GB-10を購入していました。小ぶりなフルアコで軽いこともあり、スペア楽器どころかメインで使う様になっていました。したがってサウンドも随分と変化し、マイルドでダークなサウンドから抜けの良いカラッとした感じに変わっていたと思います。                       

IMG_1572.jpg


 誰かにギターを習って、もうひとつレベルアップしたいなと仕切りに感じる様になったのもこの頃で、コンテストの時の審査員で僕のことを褒めてくれ、個人賞までいただいたギタリスト「岡安芳明」さんがレッスンをしていると言うので、通ってみることにしました。
 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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