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僕の音楽史(5)

【小学校4年~6年生(1971~73年)】

 まだまだこの時代の話を続けます。

 小学校4年でブラス・ロックにハマって、チェイス、シカゴ、BS&Tを中心にしばらくは聴き続けていました。一方、よしだたくろうをきかっけに井上陽水や泉谷しげるなども聴いてみましたが、すでにロックっぽいサウンドとエレキ・ギターに少しづつ興味が移っていったので、フォークには興味が拡がっていきませんでした。そんななか、兄が今まで聴いたこともない、とんでもないサウンドを聴かせてくれました。イギリスのロック・バンド「ユーライア・ヒープ」です!

ユーライア・ヒープ

uriah heep 70

 まずは、下のリンクから「対自核(ルック・アット・ユアセルフ)」を聴いてみてください!これには、もう兄弟で夢中になりました。極端にイコライジングされたボーカル・ハーモニー、そしてクライ・ベイビー(ワウワウ)を使ったギターサウンド、荒々しい歪んだハモンド・オルガンが一体となったサウンドはもう最高でした。このアルバムは他に、名曲「7月の朝」も収録されており、どの曲も素晴らしいものでした。そして、このアルバム(3rdアルバム)以前に発表されていた2枚のアルバムも兄は購入し、いつも二人で聴いていました。1stも2ndも、3rdアルバムに負けないくらいの素晴らしいアルバムで、2ndアルバム「ソールズベリー」には「肉食鳥」、1stアルバムでは「ジプシー」など素晴らしい曲が沢山入っていて、とりこになってしまいました。下にこれらの曲をリンク貼っておきますので、ぜひ聴いてみてください。

 僕のハード・ロックはツェッペリンやパープルからではなく、ユーライア・ヒープから始まったのです。

 ユーライア・ヒープについては、まだまだ書き足りないので、次回も書こうと思います。

写真は順に「対自核(3rd)」「ソールズベリー(2nd)」「ファースト(1st)」

対自核 ソールズベリー 1st.jpg




●ファズを買いました


 兄がエレキ・ギターを買って、それを弾かせてもらうようになってから、折角買ってもらったフォーク・ギターはあまり弾かず、エレキと習いに行っていたクラシック・ギターを必死に練習していました。上に書いたユーライア・ヒープを聴くようになってから、自分のアンプから出るエレキの音とレコードのギターの音が明らか違うことに気がつきました。雑誌で、アンプをフル・ボリュームにすると音が歪むことを知ったのですが、住宅事情で試してみることができません。楽器屋の店員さんに聞いてみると、「ファズ」というエフェクターがあることを知りました。どうしても欲しかったので、兄とふたりで親にねだって買ってもらいました。このファズで音を歪ませて、ユーライア・ヒープの曲のリフを耳コピして弾いていました。また、この時Ⅰ度とⅤ度の2音で弾く「パワー・コード」を覚えました。

 この3年間は僕の音楽史で最も重要な時期の一つで、どんどん音楽世界が拡大している時期なので、まだまだ続きます。

【音源】

  ↓↓↓↓

  対自核

  7月の朝

  肉食鳥

  ジプシー


テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

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ユーライアヒープ

「対自核」は名盤としてその手の書籍に頻繁に登場してました。
英国人にしか出せないような憂いを帯びた独特なサウンドが印象的で、私も大好きな作品です。
しかしいつ頃からか、扱いが小さくなり始め、今では消えた名盤(?)になってしまいました。
バンドは今でも活動しているようですね。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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