僕のレコード棚公開します!(10)

【メンバー】
パット・メセニー(g)ライル・メイズ(kb)スティーブ・ロドビー(b)ポール・ワーティコ(ds)ペドロ・アズナール(vo,g etc)
【曲目】
A面
フォーワード・マーチ
ヨランダ・ユー・ラーン
ファースト・サークル
イフ・アイ・クッド
B面
テル・イット・オール
エンド・オブ・ザ・ゲーム
ビヨンド
賛美
今更僕が改めて紹介するまでもないアルバムです。ただ、このレコード・レビューは僕がレコードをMP3化する過程の中で聴いたやつを紹介しているので、紹介の順番や選ばれたレコードにそんなに深い意味はないのです。ましてや、どんなに名盤でも、最近のものは全部CDで購入し、気に入ったものは全てIpodに突っ込んでいるので、このレビューには登場してこないと思いますので、ご了承ください(笑)。
批判を恐れず言わせていただきます。僕のブログなので良いですよね(笑)
僕はこのころの(80年代後半~90年)パット・メセニーが一番好きです。もちろん、嫌いな時代も、気に入らないアルバムも、今となっては全くないのですが・・・。
大学1年で、ジャズ・ギターを必死に練習していたころ、友人がカセットテープで「想い出のサンロレンツォ」を貸してくれました。正直、あまり良いとは思いませんでした。ギターの音がはっきりしないし、フレーズの最後にいつもやるビブラートが大嫌いでした。その後、数年間は全く聴きませんでした。大学3年になって、偶然、アルバム「オフランプ」の「ジェイムス」を聴き、「なんて良い曲なんだろう!」とその時点で発売されていたアルバムを少しづつ買っていきました。そして、ライブ盤「トラベルズ」が大学4年の時に発売されました。大学4年の夏休みに、バンドでオーストラリア演奏旅行があったのですが、みんな色々な音楽をカセットに録音して、聴いていたようですが、僕は、トラベルズしか持っていきませんでした。
楽しい学生生活も終わり、社会人一年生になったころ、この「ファースト・サークル」が発売され、完全にノックアウト、僕の頭の中はパット・メセニーとパット・マルティーノの二人だけになりました・・・・。そして、レター・フロム・ホームまで、そんな状態が続き、これを最後に、一旦は僕から出ていきました・・・。
「フォーワード・マーチ」に度肝を抜かれ、「ファースト・サークル」のオーケストレーションに感激し、「テル・イット・オール」での硬質な音でのマイナー・ブルース、そして最後は「賛美」で締めくくる、久しぶりに聴いたが、やっぱり最高だった!
【追伸1】
パット・メセニー・グループと英国のロックバンド「イエス」を重ねて考えてしまうのは、僕だけでしょうか?イエスを聴いたことない人は、全くピンとこない話かもしれませんが「ザ・イエス・アルバム=アメリカン・ガレージ」「こわれもの=ファースト・サークル」「イエスソングズ=トラベルズ」「危機=スティル・ライフ」こっから先はは、ちょっとずれてくるかな・・・・。
【追伸2】
とあるピアニストが、僕と初めて一緒に演奏するドラマーに聞かれたそうです。「武田さんってどんな感じのギタリストですか?」と。ピアニストは応えました。「パット・マルティーノとパットメセニーの二人をよく聴いておけば、OKだから・・・」
失礼いたしました!