僕の音楽史(190)
「横濱ジャズプロムナード」本選大会、白状するとメンバーのベーシストは友人の結婚式と重なって実は出場できなかったのでした。もしかしたらその時点で失格だったのかもしれません。テープ審査のメンバーとは違うわけですからw。ただ、バンド名は「武田謙治グループ」で応募していましたし、ジャズはメンバー、特にベースやドラムスはその都度変わることなど実際のライブで当たり前のように行われますので、少し後ろめたさがありましたが、そのまま代わりのメンバーをお願いして出場しました。代わりのメンバーは以前僕のバンドでベースを弾いてもらっていた「脇義典」に頼みました。
本選当日の事はあまり覚えていません。当時の資料によると演奏の順番は5バンド中4番目の演奏でした。順番的には非常に良い位置だった思います。前回も書きましたが予定通り課題曲は「朝日の如くさわやかに(ネフェルティティ進行バージョン)」、自由曲は「マンデイ・ブルース(渡辺香津美)」を演奏しました。いつも演奏は生録していることが多かったのですが、この時は録っていなかったようです。したがって、その時の演奏がどうだったが今となってはわかりませんが、終わった後に「最悪!」と思った記憶はありませんので、「可もなく不可もなく」だったのではなかったかと推測できます。
覚えている事は一つだけ、演奏終了後の審査員にコメントを求めるのですが、ギタリストのバンドということもあって、当然のことながら司会者は僕の憧れのギタリスト「秋山一将」さんにコメントを求めました。秋山さんはこう言ってくれました。
「かっこいいバンドだね。みんな上手いね。特にギターの武田君、指がそんなに動いて羨ましいな〜w」
今思うと褒められたのか、チクリと言われたのかはわかりませんがw、思わず僕は「秋山さん、ありがとうございます。僕は学生の時から秋山さんのファンです!」と応えていました。
5バンドの演奏が終わり、昨年度優勝の「田中信正&荒井皆子DUO」の演奏の後いよいよ審査発表です。
