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Pat Martino奏法研究【完全版】第2章 Horizontal Movement(2)

しばらく間が空いてしまいました。今回は前回指板図で表した5つのポジションを実際に弾いてみます。

(1) Form1
  一番使われているポジションなのではないでしょうか?逆にこのポジションしか弾けない人も多いと思います。どのFormでもそうなのですが、それぞれの弦の一番左側の音は人差し指で、右側の音は小指を使って、しっかりとポジションを固定して弾くと良いと思います。ところどころ指板図にない音(ドリアンスケール以外の音)も経過音として使っています。



(2) Form2
  このポジションはGm7(Gドリアン)というよりもB♭△7のときによく使う方が多いのではと思います。動画でもところどころB♭△7のアルペジオを弾いたりしています。



(3) Form3
 このポジションはあまりなじみがないでしょう。ただ、Cミクソリディアン(C7)と考えてみれば(Gm7⇒C7にコンバージョン)理解できるのではと思います。



(4) Form4
 Form1の指の形を5弦から始めると考えれば理解できます。したがって(1)を知っていれば容易に使えるようになるのではないでしょうか?



(5) Form5
 一番なじみのないポジションと思います。僕もPatのビデオを見る以前は全く使っていませんでした。



次回はいよいよこの5つのFormのHorizontal Movement(水平の動き)について解説していきます。

250px-Pat_Martino.jpg

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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