ギター購入騒動記(22)
フェイスブックのジャズギター研究会のメンバーで、友達つながりの「齋藤良太さん」という方がいます。彼は、ドラマーでもあり、ギタリストでもあるのですが、自分のギタープレイの動画をよく上げています。その時は大抵「ギブソンES-335」を弾いています。その動画を見ていてふと思いました。
「あっ、セミアコが一本もないな」
もともと「ソリッド・ギターを弾きたい」というので、始まったギター爆買いなのですが、レスポール、SG、テレキャスター、ストラトキャスターといった僕の中での代表的ソリッド・ギターは、一応ひととおり手に入れたので、「セミアコでも買おうかな?」って気分になりました。欲しいギターがないのなら別に無理に買うこともないと思うのですが、この頃からもう、少し「病気」になっていたのかもしれません(笑)。ポリトーンやオベーションを売却していたので、多少の資金はありましたので、早速いつもの吉祥寺のロックインに行って楽器を物色に行きました。
最初からギブソンの335など買うお金もないですし、色々な選択肢から楽器を選ぶほどの思い入れもなかったので、お店に行って、気に入ったものであれば、中古だろうと新品だろうと、どうでもいいやと思いました。
お店には、中古で僕の手の届くようなセミアコはありませんでした。ただ、335を見ていたら、今まで感じたことがない気持ちが沸き上がりました。
「335って、なんかでか過ぎるなー」
多分、ずっとソリッドギターばかり弾いていたかもしれません。
「そうだ、どうせ買うなら、335より一回り小さいセミアコにしよう」
次号に続く
【2016年11月27日時点での所有楽器・機材】
前回と変わらず。